焼酎寸言

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sよもぎの露
..............丸西焼酎合資会社 ..鹿児島県曽於郡有明町蓬原

曽於郡有明町伊崎田川路という集落が父親の実家である。小学校低学年のころ、夏休みに遊びに行き、川や山を駆け回っていた懐かしい風景が、おなじ有明町の蔵の焼酎である、このよもぎの露のラベルを見ると甦る。数年前に車でこの村を通過したことがあったが、子供の頃の自分や友だちがいたあの風景は、今はコンクリートとアスファルトの中に閉じこめられてしまっていて何も残っていなかった。祖父母の家があったあたりは一面の竹林に変わり、荒れていた。ただ、村のはずれにある白鳥神社は、むかしと変わらない静謐のなかに鎮まっていた。

黒ぢょかによく似合う焼酎だ
丸西焼酎といえば、20年古酒と短絡的に思ってしまう。
昨年夏、鹿児島の照国神社の近くの酒店で、自然流となづけたこの古酒をいただいた事があった(もちろん、その時は19年古酒でした)。今年になって、「むかしむかし」という古酒ブレンド焼酎が発売されたが、ベースはあの19年かなと感じさせるよく練れた焼酎になっていた。
さまざまな原酒が商品として化粧されて市場に出される。その企画や意図、工夫などが大事なのだろうと思う。写真の「よもぎの露」は、丸西さんのレギュラー酒として馴染まれている銘柄だ。

■飲んでみた
飲みやすい焼酎というのが最初の印象だ。はじめ生でいただき、次にロックで。よい水で割って、燗をつけていただいた。ゆるやかに芋の香りが飲み手を包んでくれる、そんな芋焼酎の良さをしっかりと持ち、安心して毎日のダイヤメに供することができる焼酎だ。ナボシ屋さんで行われた「第二回囲炉裏でダラダラ焼酎の会」に持ち込み、皆さんに飲んで貰ったが、鍋から湯気がたちのぼる囲炉裏のある風景によく似合うこと。
この焼酎は、生でもロックでも美味しいが、やはり黒ぢょかで燗つけしていただく方法を一押しとしたい。
 

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