焼酎寸言

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..よんよん
..............岩倉酒造場........... 宮崎県西都市下三財7945 

平成八年仕込みの麦熟成焼酎。44度。7年モノということになる。
三段仕込みの熟成といっていいのだろうか? 

丹精した原酒を詰める容器は、嫁に出す娘に着せる晴れ着のようなものかもしれない。この「よんよん」の衣は、焼き締め風の瓶に長石のような釉薬を被り、かすかに織部の匂いもある微妙な味わいの徳利になっている。
底には薄くコルクが貼られており、「滑ったり転んだりしてはいけないから」という親心までもが伺える。
コルクの栓に代えて、お客にサービスしやすいような注ぎ口まで添えられていて、細かな気遣いを感じる「晴れ姿」ではある。


近くの麦畑で。44度、4400円の酒(^-^) 岩倉さんは洒落モンですね〜

■飲んでみた
まず麦常圧蒸留焼酎特有の、香ばしい香りについ頬が緩む。大分あたりの(造っているのは薩摩だけれど・・・)減圧蒸留、イオン交換濾過ばりばりのメジャーな麦焼酎では、絶対にあじわえない醇な芳香だ。
この酒は生でゆっくりといただくのが一番だろうと思う。

原酒はその蔵の原型といっていい味を包含している。20度や25度、35度ですら和水した製品では味わえない基本の主張を持っていると感じるのだ。万膳さんの「流鶯」、国分さんの「純芋」、佐藤さんの「あらざけ」、塩田さんの「風に吹かれて」、そして尾込さんの「寿中垂レ」など、どの原酒にもそれを感じる。

この「よんよん」、秘剣が始めて麦焼酎を旨い!と感じた「三段仕込み」の原型と思うとあだやおろそかにごいごいと飲むことなどできはしない(単にケチくさいという訳では勿論ない^^;)。瓶がカラになったら、野の花でも活けて飾ろうか。それとも麦のドライフラワーでも挿しておこうか(麦だからフラワーじゃないなあ。ドライ麦?これじゃビールだな・・・)、そう思っていたがとうとう購入してから二年半。やっと底が見えてきた(平成15年1月13日記す)。

よんよんはひるね蔵からすぐのところにある酒販店「こぐれ酒店」から購入したものだ。ここの店主氏も、本格焼酎に関する考え方がキチンとしている酒販店さんだ。業務店に対する姿勢もしっかりしている。ここは宮崎の蔵の作品がおおいけれど、もちろん田村さん、佐藤さんなど鹿児島の蔵の作品もずらっと並んでいる。

 

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