1997年11月早暁、剣崎沖に展開されたあまり壮絶ではない戦いの物語である

剣崎鯛雪辱戦。怒涛の剣崎沖!






 あぶれの少ない秋の鯛をやってみない?ワラサも出るし、イナダなんか捨てるほどだってさ。という釣友の言葉に、ついぐらっときて、11月23日(祝)剣崎松輪港の鈴栄丸から出撃した。
 午前2時半、所沢を愛車ジープで出発。よ〜し、先日のタチウオの貧果の雪辱を果たすぞ、そして大漁レポートでホームページ(http://www.kt.rim.or.jp/~wadada/)を更新するんだあ、と気が張っている。 
   あぶれが少ないだ〜、ワラサもでるだ〜、ぐふふふと顔がゆるんでくる。酒びたりの不摂生で緩みきった顔が、さらに緩むのだから人には見せられない。 
 集合場所の剣崎松輪港の駐車場には、5時到着。すでに仲間が支度を始めていた。今日の同行者は、職場の同僚を中心に8名である。「ギャル」を捨てて、沖釣りにはまりこみ始めている紅2点の姿もある。すでにビールを手に持っているふたりの姿は、いならぶ釣りオヤジにも負けちゃあいない。
 定刻6時に鈴木船長の操船で鈴栄丸は一路剣崎沖のポイントへと出船した。
 このところ好調の報道を受けてか、ポイントには大船団が。幹事の采配で右大トモに釣り座を整えた小生、潮回りののち期待をこめて第一投。80号プラビシに中型片テンビン、ハリスは2.5号6m、ハリは4号金チヌ。エサはオキアミ。中には特エサと称してイカの切り身を付けている人もいる。ちなみに剣崎松輪の船は、アミコマセしか船に積み込まないので、乗船前に漁港の売場でコマセ用のオキアミを購入し、船上で海水に浸けて解かさなくてはならない。 
 期待の第一投は空振りだったが、コマセがききはじめた午前7時半、左となりにいたO嬢が、
「つ、つ、釣れているみたい〜」と叫んだ。見ると、竿先が海に突っ込んでいる。
 O嬢は、ぐぐっ、ぐぐーんと引き込まれる竿を竿かけからはずし、必死の形相でやり取りを始めた。
「頑張れよ、ゆっくりやれば大丈夫!」そう応援しながらタモを構える。
 5分ほどのバトルの後、無事にタモにおさまったのは、ワラサ寸前といってもいい55cmオーバーの精悍な顔つきのイナダだった。過去の二回の釣行で「まるボウズ」をくらい、アッシー君にも見放されたというO嬢は、はじめて釣りあげた魚を抱えて放心状態。「し、しあわせ〜」とつぶやいているが、本当に幸せになって欲しいものだと、オジサンは心配した。



この日は潮がかすかにトモ寄りに動き続け、小生がイナダ4本、大アジ2匹。
左大トモのK氏は船中唯一の本命真鯛900gとイナダ2本。
O嬢はその後3本のイナダかワラサをばらしたものの、イナダを一匹追加、黒ムツ32cmまで釣ってホクホク顔だった。
お土産作りにと、船長が走ってくれたポイント「沈船」では、ゴマサバの猛攻に。引き味だけは全員が味わえた。小生の大アジは、ここでサバを避けて底を取れたタイミングで釣れたもの。自分なりにいろいろやってみるのもいいかな、と思った。
 午後12時半沖あがり。
鯖は〆鯖と揚げ物で、イナダとアジはお刺身や潮汁でいただいた。やっぱり、自分で釣って料理した魚は最高!それをつまみに飲む酒も最高!この食味がまた釣りに走らせるのですなあ。
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