遭遇!番組ロケPart2!

美女?とジープそして2人の釣りおやじ。

なじみの船宿には、なにかしら懐かしさがついてまわるもの・・・の書き出しで綴ったエッセイ、『遭遇!番組収録ロケ。美女と2人の釣りおやじ(絶版)』はなぜか好評で続編のオーダーがいろいろな方面から寄せられた。(なんとまあ、不思議な話)
そこでまた釣りにいってネタを仕込もうと、おそるおそる会社に有休休暇を申し出た。96年度上半期の最後の月で皆忙しく立ち働いている。上司がポンとハンコをくれたのがなぜか不思議だったが、深く考えず、釣友の国某と伊豆伊東港のM丸に出かけることにした。
9月19日、すべての残業やお誘いを断り、会社が終わるやいなや自宅のある所沢までまっしぐら。愛車のジープに釣り道具一式を積み込み、夜11時自宅を出発する。相模原で国某をピックアップして伊東港にむかうのだ。
立川を過ぎ、順調にわがRVは走っていたのだが、八王子バイパスを過ぎたあたりで突然電気系統が故障、ジープはそのまま路肩に停止してしまった。セルでもダメ。クランク棒を突っ込んで回してもエンジンは始動しない。
「伊東港の集合は4時だし、こまったな」と呟きつつボンネットをあけた。
バッテリーから電気系統を順次たどってチェックしていく。
原因は運良くすぐわかった。善行はつんどくものだ。コイルの一次側の配線が振動のためか断線していたのだ。
ビニールテープとスイスアーミーナイフを使って修理は直ぐに終わった。さあ、気を取り直して出発!
相模原で国某をピックアップし、厚木から小田原厚木道路に乗る。途中、気象情報を聴きながら「台風はどうなっているのかな〜」「おらあ、晴れ男だから大丈夫だよう」などと語り合いながら時速を70キロまで上げ、一路早川へ。「この車はスピード違反の心配はねえのう」と国某がつぶやいた。
栃木県出身の国某は『火燃し(ひーもし)』と釣りが異常にすきな40がらみの釣りおやじである。前回のエッセイで一緒に茅ヶ崎に釣行した【荒某】と同様『釣りは人生そのもの』といって譲らない。しかしかみさんの前では釣りは『人生で2番目』なのも荒某同様だ。
「あした台風まえの荒食いで、ふ、ふふ。いいめが見られるかものう」と国某
しかし、そのとき小生も国某も伊東港で待っていたのは「いいめ」ではなく、「おまつりほどき」と「美女2.5人」だったことをしるよしもなかった。

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