4-1 自律型建築


自律型建築は耐久性が高く取り替えや修繕しやすい空間構造をベースに、光や風、内外の自然や周辺環境と調和し、省資源省エネルギーの技術を駆使した環境にやさしい建築です。更にソーラーや風力等の自家発電装置や食料自給装置、水循環、高度情報機能、キッチンファクトリー(IT家電等)を組み込んだ21世紀の建築システムを目指します。

ECOプロジェクト

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21世紀は環境の時代といわれ、企業においても環境経営が重要課題となってきている。これは単に地球環境問題の解決に寄与するだけでなくエコファンドや環境格付けによる企業の選別が行われることを意味している。

 環境経営の本質は環境リスクの顕在化によるマイナス要素を低減することであるが、新公認会計士会館においても、以下のような環境リスクに配慮しつつ21世紀のパラダイムを切り開き、先駆的建築の規範ともなるエコロジーの理念に基づく建築を実現したいと考える。

 第一に周辺建物、近隣に対する日照や眺望、風害等の社会的エコロジーに配慮する.。そのために建物高さをできる限り低く抑えて隣接建物との関係を調整し、敷地周囲に十分な空地を確保し、樹木を配置するなど環境緑化をはかる。

 第二に省資源省エネルギーの最新技術を用いてトータルライフのコストを削減しサステナビリティに配慮した。そのために耐久性の高い構造方式とすると共に自然採光、自然通風を基本としながら、外部の熱負荷を最小化できる計画とする。また災害に強い設備とするためソーラーエネルギー、水循環等の最新技術のバックアップシステムを導入する。

 第三に会館機能の高度化に伴う情報システムの安全性等のアメニティに配慮する。そのためにLAN環境の整備に加えて、専門研修の場となる多目的ホールや会議室の電子会議機能やOA化対応による各種事務の効率化、協会のディシジョンメーキング機能の高度化等をサポートする魅力ある空間を提供する。

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