□ 新作紹介 □ 東京都民銀行プロジェクト |
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CONCEPT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□東京都民銀行プロジェクトの概要 近年の社会経済の変化は従来のパラダイムを超えた、来るべき時代の新たな潮流を予感させる。金融ビッグバンによる金融市場の環境も激しく変化し、自己資本比率の改善や金融機能の強化が急務となった。1998年、主に店舗改築を対象とした土地有効活用プロジェクトが始まり、この八王子計画はパイロットプロジェクトとして第1号となった。計画に際しては銀行業務の再構築や店舗の研究構想作業に加えて、新しい都市居住空間の検討提案作業を行った。店舗構想は、地域密着型の都民銀行の得意分野である地域への貢献、高齢者支援、中小の事業者支援の強化を基本目標としている。これらの目標はマンション事業に相乗効果が期待できるため、住居計画のコンセプトとしても採用できる。今後の計画においてはこれらの研究検討作業を基礎として、21世紀にふさわしい先駆的な事業企画と環境デザインを目指し,更なるダイナミックな展開が求められる。
□八王子計画の特徴 1)甲州街道沿いの旧宿場町の街区割のため間口12mの細長い敷地形状で、隣地には9階建てのマンションが近接して建てられているため、住居相互の良好な居住性が確保できるツインタワー形式を採用した。ツインタワーの外観は、明るい乳白色のタイルが夕日に映え、街並み景観としても際立った個性と特徴を示すことであろう。 2)八王子支店は多摩本店とも称される基幹店で、車での来店客や古くからの取引先が多いため、事務効率化と同時に相談機能や情報提供機能、交流機能を重視し、地域に密着した明るく親しみやすい町屋型の店舗形式とした。 3)JR八王子駅から約2km離れた立地で、駅周辺の都市銀行や賃貸住居に対して競争力を高めるため、シンプルなデザインと合理的な構造により質実剛健で徹底してローコストな建築を実現した。
□建築概要
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