Top     小春のキューバ留学2016
キューバを見つめて 小春留学紀行

キューバへ、行ってきました。 もう20年以上、キューバへでかけています。 大昔は自分のためにキューバへ出かけていました。 今回は、子どもの短期留学のための案内役です。
キューバは社会主義です。
いまでは、社会主義って何だろうって方の方が圧倒的でしょう。 チリのアジェンデ政権も社会主義でした。

書きたい事は山ほどあるのに、言葉をまとめられません。

2016年現在のラテンアメリカは左向きとなっています。その理由は、端的にパラダイムが変換したことによるものです。第二次大戦後の枠組み、米国のプレゼンスの低下に端を発するわけですが、世界的な変化こそがその本質でしょう。チュニジアでの変革、宗教間での非寛容性がそこに拍車をかけているようです。
それが、何を意味しているのかが、キューバ滞在中のわたしへの問いかけでありました。 戦後の先進国での潮流は情報の共有化ということになるのでしょう。 一方で、社会の詳細を知られる事を懸念する国は、世界の大多数になるわけです。

キューバは、取り残された楽園のようなものです。多くのキューバ国民が決して肯定しないことは、政府による情報のコントロールうんぬんに関してです。もう、あきらめている割合の多い事は、それが人間の本質と関係する為だと思われます。

もし、情報の共有化がキューバで可能だとしたら,それは今のキューバが、そのままでいられなくなる事を意味します。だれも、労力ばかり必要な有機農業をすすんではやりません。

世界は、どこへすすもうとしているのか。 今回のキューバ滞在での、率直な感想は,それでした。

ここまで読んで、なんじゃそれはと感じる方も多いことでしょう。


子どもの世界では、他者を疑う事を前提としません。キューバの最大の良心は、そこに立脚していると、わたしは確信しています。

それは、大人としての良い意味での純粋なところ。 資本主義社会では、騙される側に立たされる危険性のある事柄です。

わたしは、明治生まれの祖母達にかわいがってもらって育ちました。 だから、明治時代,その前の江戸時代の雰囲気を知っています。 わたしだけではなく、いまの高齢者のみなさんは、みな江戸時代の雰囲気を間接的に知っているのではないでしょうか。

キューバでの感想は、「キューバはいま江戸時代なのだ《というものでした。

建物がふるいから観光客が来るのではありません。 そこには、たしにか人を惹き付けるものが溢れているのです。 キューバの本質は、江戸時代そのものの国の有り様に他なりません。

だから、今回の小春ちゃんのキューバ留学は、ばっちり成功でした。 昔の時間を子どにみせられたことが本当によかった。 現在の東京では、きわめて困難な風景を感じてもらう事ができました。

美しいキューバの人々は、わたしの心をわしづかみにします。

キューバで暮らした人にしかわからないことを、説明したって仕方がない。

個人の外側で流れる潮流のことで悩むことに意味は無い。

深く、キューバに、感謝です。

ありがとう

キューバンサルサダンス教室
塩田佳史