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ブルガリならではの時計が誕生した。

ブルガリは、1960年代にイタリアのアイコンであるソフィア・ローレンやジーナ・ロロブリジーダがレッドカーペットで身につけていたのをきっかけにブレイクしたが、ブルガリほどインパクトのあるハイジュエリーのドラマを理解しているものはいないだろう。言うまでもなく、エリザベス・テイラーは、1962年にローマ郊外で行われた『クレオパトラ』の撮影中、ブルガリのジュエリーに心底夢中になっていた。この映画は、彼女と共演者のリチャード・バートン(2度の結婚と離婚を繰り返した)とのあいだで、20世紀で最も激しい恋愛のきっかけとなった。リチャード・バートンの口癖は有名だ。「リズが唯一知っているイタリア語は“ブルガリ”という言葉だけなんだ。僕はリズにビールを紹介し、彼女は僕にブルガリを紹介した」と。

ブルガリのジュエリーウォッチは、ローマのジュエラーとしてのルーツを自然に受け継いでおり、スイスの時計部門とイタリアのジュエリー部門が密接に連携して、その連続性を育んでいる。贅沢さ、大胆な色使い、華やかなイタリアンデザインを楽しむことができる、ブルガリならではの時計が誕生した。

 卓越したジュエリー技術を駆使したディヴィーナ モザイカのピンクサファイアとツァボライトの作品は、まず、完璧にマッチしたカラーストーンを丹念に選び出し、それを1つ1つの扇状に均等に明暗をつけているが、これは並大抵のことではない。そして、さまざまな大きさや形のバゲットがモザイクタイルのようにシームレスに組み合わされ、さまざまな大きさのブリリアントカットダイヤモンドによって生まれるコントラストが美しいセッティングに注目いただきたい。ハイジュエリーの時計が苦手な方でも、このダイナミックなデュオの芸術性に感銘を受けずにはいられないだろう。また、この種の時計によく使われるクォーツではなく、機械式の自動巻きムーブメントを採用している点も評価できるところだ。

華やかなディヴィーナ モザイカは、ディーバ ドリームと同じように、魅惑的なグラマラスさが魅力の名脇役だ。よりグラフィックで控えめなこれらの作品は、カラーのハードストーンを使用した文字盤が特徴的である。不透明な半貴石と対照的な輝きを持つ宝石を組み合わせ大胆なデザインに臆することなく現代的なセンスを加えた、ブルガリのヴィンテージジュエリーを彷彿とさせる。ゴールド製のコマのしなやかなブレスレットには、一列ごとにダイヤモンドが散りばめられており、手首の動きに合わせて光を受け止め、さりげないながらも存在感を放っている。しかし、この作品のヴィンテージ感やラ・ドルチェ・ヴィータの精神を考慮すると、ローズゴールドではなくイエローゴールドを期待したいところだ。

古代ローマのカラカラのモザイク画を表現した2つの異なるモデルは、ショーを席巻する十分なスター的パワーを持ちあわせている。ブラボー!

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2021年09月10日(金)16時11分 編集・削除

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