吉田里渚

96年度、NHK教育テレビの小学校高学年向け道徳ドラマとして放送された『きっと明日は』。 その主人公・瑞記を演じたのが吉田里渚ちゃんです。 93年に活動したキッズバンドJ.P.N-08のボーカルとして御記憶の方もあるかと思います。


Profile


インタビューより抜粋

(『きっと明日は』について)
「今までの道徳番組は、悪いことをしてしまった子がいい子になっていく過程を描いたドラマ だったのですけど、今年のはちょっと特別で、いい子なんだけど世の中白黒つかない問題が あるっていうことをやってきたドラマなんですね。」

(舞台について)
「テレビにない緊張感っていうのが気持ちいいんですよね。面白いっていうか。 お客さんの反応を直に感じられるっていうか。」

(J.P.N-08について)
「全然変わった、世界が変わったっていう感じでね。 もうジュリアナ東京とかでも行ってライブを1回やったんですけどね。」

(舞台で堂本剛くんと共演して)
「かっこいいですね。あと、滝沢(秀明)くん。2回会ったことあるんですね。 あっちから周りがキラキラ光った少年が歩いて来るって感じでね。 髪サラサラ目はパッチリ、まつげビョーンって。 もう振り返って見ちゃうぐらいでね。」

(ファッションについて)
「私もファッション雑誌とかは見る方じゃないんですよね、 今の年頃の子に比べれば。 割と木登りしてればいいかなぁって。(笑)」

(将来について)
「女優さんになりたいですね。 テキバキして明るいっていう清潔そうな感じの人が好きなんで、 そういう女優さんになりたいです。 (映像と舞台と)欲張りだけど両方好き。」


取材後記拡張版

上記インタビューで里渚ちゃんも答えてくれていますが、これまでの道徳ドラマと違い、 『きっと明日は』は道徳的で生真面目な主人公と現実との間に生じる摩擦を 描いたドラマです。 つまり里渚ちゃん演じる瑞記はとても真面目な優等生タイプの女の子です。

実際に会ってみた里渚ちゃんは、ガチガチの優等生とは全然違いますが、 それでもやはりとても頭のいい子だと感じました。 それも単に回転が速いといった「頭のよさ」に留まらず、 質問されたこと、喋ることに対して深く考えを及ばせた、実に聡明な 印象を受けました。 筆者はインタビューのテープ起こしをしながら、里渚ちゃんの受け答えの あまりの聡明さに、自分の質問がつまらなく思えて恥ずかしくて 思わずテレコのスイッチを切ってしまったことが何度あったか 知れません。

写真撮影のときの里渚ちゃんは、自分からいろいろ表情をつけて協力 してくれました。 1年間の道徳ドラマでは悩んだ顔や困った顔が多かっただけに、笑顔がとても まぶしかったです。 すました顔のときの美少女ぶりと、愛敬のある笑顔との2つの魅力を伝えるべく、 Prolog本誌での写真を選んだつもりですがいかがでしょうか。

役者として演技をしている姿で僕らの前に登場することの多い里渚ちゃん。 インタビュー記事はその素顔を見られる数少ない機会です。 ぜひ一度ご覧になってください。[内田遊介]



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