2000年02月12日

〜S&Wさんからスピーカー取り付けの情報を頂きました。〜
マグネットが大きく、そのままで純正位置に入らず、ウーハーはスピーカーボードで装着されています。
また、ツィーターも変更されていますが、とても自然に仕上がっています。
同様の悩みをお持ちの方、DIYで簡単に出来るということですので如何?
S&Wさん、有意義な情報有難うございました。

まず、純正を外しますが、これはドアノブ下、プラのフレーム中央の小さなフタを小さめなマイナスドライバーで外します。
中にプラスのタッピングビスがありますのでこれも外します。
多少堅いので、なめない様にして下さい。

あとは知恵の輪的でコツがいりますが、ドアノブを強く引いて大きく開きながらフレーム後部をまず手前に引き後ろ半分を外します。
その後、フレーム全体を後方に引きますと5ミリほど下がり前部が外れます。
つまり前部は爪が前方に伸びていて、後部ははまっているだけ。
ドアノブを大きく開かないとこの前後動が出来ません。
で、フレームが外れるとツイーターの配線がいっしょに出てきますのでこれをカプラーから外します。これでフレームがツイーターごと完全に外れます。

で、スピーカーコードはドアの中に落とさない様にしておきますが、私は下方のウーハーも付け替えましたのでこの配線はもう使いませんでした。
ドア内部のヒンジ側上部に調度カプラーがぎゅっと挟まる隙間がありましたのでそこに押し込みました。
ちなみにウーハーを外してドアノブフレームを外した穴から覗きますとウーハー用の穴が良く見えます。ネットワークユニットを介在させて上下を配線で繋ぐのは容易でした。
ネットワークユニットはドアノブの下方にちょうどいい平面がありますのでそこに両面テープ止めとしました。

ただし、ツイーターだけを変える方は当然純正の配線を使いますので、外したカプラーは奥に押し込まないで下さい。

純正のツイーターはローパスフィルタがスピーカー裏にちょこんとついています。
市販のツイーターは別体になっていますからまず、純正の配線からカプラーをカット、多少延長してフィルターに繋ぎます。
フィルターには出力用のコードも繋ぎ、前述のドア内部平面部に両面止めしてしまいます。これでドアノブ穴からフィルター経由のコードが出ている事となります。

後はフレームから純正のツイーターを外します。
アルミのネット部のカシメをマイナスドライバーで丁寧に3箇所開き外します。
外して中を見ますと回転止めになっている部分が1箇所だけありますので細めのドライバー等でこれを押しながらツイーター部を回しますとカパッと外れます。これでぽっかり穴があいた状況となりましたのでツイーターが付けられます。私はSONY製の(旧型で半額)中級品をつけましたが、ツイーターの裏面センターにタップが切ってあり、そこに蝶ねじをつけ丸い取付用金具でドアノブフレームをはさむ様に止めて出来あがり。
後は、配線を繋ぎ逆の手順でドアにはめ込めばおしまい。
本当はBOSEの2Wayにしたかったのですがツイーターが大きすぎドアノブのホール部に収まりません。切った貼ったはしたくなかったので外形45ミリ以下のSONY製としました。このサイズ以下なら何でもOKだと思います。
ただし、私の場合ウーハー部がマグネットが大きすぎて純正の穴に収まりきらなかったので、スピーカーボードをかますこととなりました。
厚さ11ミリの合板を大工センターで純正ウーハーの外径で内径はソニー製のマグネットが収まる大きさにリング状に切ってもらい(400円×2個)、紙やすりでラフに仕上げてから純正のねじ穴に板厚分長めの木ネジでがっちり止めます。
この上から新スピーカーをネジ止め。これにグリルネットカバーを付けるとドア内張りとほぼ面一。
グリルネットの周りの5ミリほどの隙間にゴムのモールを押し込み、見た目の確保と共振どめとします。

音質はやはり純正のCDデッキとの相性もイマイチの様ですし、ツイーターとウーハーの位置がベストではないのでしょうか、自然な前方からの臨場感、とは行きませんでした。
しかし、音質は透明感が大きく向上しましたし、ルックスは大満足です。
両面テープでツイーターをつけたくない方、是非チャレンジしてみて下さい。
簡単ですよ。

ツイータは少し飛び出してしまいます。これは市販品をボルトオンさせる場合は避けられません。ドアノブフレームのツイータ部内側を丸く削って収めれば面一にすることは可能ですが、後々を考えますと躊躇しちゃいますよね。

でも、この純正の位置はどなたかも書いていましたが決してベストではないようです。
音質を追求されるなら青忍さんの様に同軸タイプの方が自然に感じるでしょうね。

でも足元にツイーターがあると助手席に誰か乗っただけで遮蔽しちゃうんですよね。
だからなるべく上部につけてストレートに耳に届く様にするわけです。
多分ベストなのはフロントウインドウの左右に上質なツイーターを装着、でしゃばらない程度にネットワークで押さえ気味にしておくのが一番前方定位が自然になると思います。
でも私は、ぴょこんといかにも両面テープで付けましたっていうのはどうも抵抗あるんですよね。
156でそんなに音質追求する方も少ないでしょうし…

ウーハー部はほぼ面一に収めました。この程度のさりげない位がお上品?でしょう。
少し派手に、プロショップのハンドメイドなみの外見にするなら、バッフルボードを2枚重ねにして下層部のボードは丸く、上側のボードを大きめ(四角く等デザインし、コーナーを丸くし合皮をかぶせたもの等)にすればOKです。

しかし、ドア内張りのウーハー部上半分には微妙なアールが付いていますので、内張りの上に平面のバッフルボードを被せる形での装着は隙間が空いてしまいます。
よってドア内張りをバッフルボードに合わせ切らなければならないのでこれも新車に近いクルマには少々抵抗があります。度胸のある方以外お勧めしません。

バッフルボードのサイズは厚さ12ミリ、直径166ミリ、内径126ミリでした。
糸ノコでも切れますが大工センターなどで切ってもらった方がらくでしょう。
一個400円でした。

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