ボル夫君は945  ター坊、昇天!コンプ君も逝く(j0j) 2003 8/9
以前から疑問でした。「940って120〜140km/hぐらいしか速度が出ないのかな?」購入してから2年間、こんな思いが頭の何処かに見隠れしていました。
そして話しは変わり、2003年8月の初旬。弟家族は千葉の民宿へ遊びに出掛けました。海水浴場を満喫した一家の帰路に待ち構えていた悲劇!?
「このボルボに隠された問題」を知らずに。。。。高速に乗り木更津を過ぎる前から、エアコン吹出し口より一家に襲いかかる「焦げた悪臭」と熱風!
すかさず携帯電話で弟が叫ぶメーデー!メーデー(。。;
弟「エアコン効かなくなって、焦げ臭い!なんか、鉄の焼ける臭いがするぞぉ〜」ピー
兄「スイッチを切れ。乗務員はどうなってる?どうぞー」ガ−
弟「怒ってます(妻)、子供達はアイスノンで急場を忍んでいる。」「エアコンガス補充どうしますか〜?」
兄「原因不明なので走行可能な限り現状維持で帰還せよ」
弟「オバー」
なんと云う、緊急事態&無慈悲な指令だ!ボル夫君、千葉の最果ての地でコンプレッサー昇天確実だ!
その日、猛暑の中、弟一家は無事生還を果たしたが、ボル夫君のそのエアコンからは二度と冷気が吹く事はなかったのである。
その夜、我が家では緊急召集がかけられ家族会議が始まる。
修理・継続を唱える「変わった乗り物好き」兄弟連合と、財務局=「普通に走る日本車」派=妻達の意見衝突が繰り広げられる。
あの猛暑の中、子供の安否を気づかい帰還した弟の妻の怒りは計り知れない。
結局、白羽の矢は小島商会に。見積り次第と云う瀬戸際に兄弟連合は立たされたのであった。
この時、小島商会さんに初めて連絡する切っ掛けになりました。
8/9大型台風の中、意を決して兄弟で所沢に向かう。直撃では無いにしろ、折からの南風の暴風がエアコンの効かないボル夫君と搭乗者2名を襲う。
2時間以上の行程で、スイッチを切っているはずのコンプレッサーから「ゴリゴリカラカラ」と異音が増大してきた。
少し道には迷ったが、予め電話してあった小島商会さんに到着する。各所を見てもらった結果は、コンプレッサー焼付きに伴い関連部品交換。
電話した際、120km/hぐらいしか速度が出ないと、云う質問に対してターボユニットを指摘されていたが、実際、インタークーラーのホースを外し
ブレードを指で確認したところ回らない。ターボユニットも焼付き!と云う結果になった。

社長さんと協議した結果、
1)コンプレッサー本体はリビルトを使用する。レシバータンク、エキスパンションバルブは交換なしでイケました。
2)ターボユニットは良品の中古を使用する。
3)パワーが復帰して、なおかつ10万kmを越えている車輌で、今回ターボ等を外すのでエンジン/トランスミッションマウントもついでに交換する。
4)ファン/エアコン/パワステベルト交換。

5)細かいパーツは新品。


見積りはリビルト品、中古パーツを多様する事で、当初考えていたより大幅に抑えられた。
当日は車輌保管場所が一杯なので「問題」を抱えたボル夫君は、またもや台風の中を帰路につくのであった。

さて、大仕事はまだある。我が家の財務局へのオルグである。
夏の故障続きで「モォ〜いい加減にして!」「だから外車は嫌い。ホンダにしよう。」と云う強硬派である。
すかさず「いや〜大変だったよ〜。でもこの見積り!ほら!車を買い換えるより安いでしょ〜」と云う、苦し紛れの押し問答の末、
ようやく修理する方向で話しがまとまった。しかし次の日買い物の帰りに、妻が運転するフェリオがホンダディラーに吸い込まれるように入っていく。
無理矢理連れて行かれ「見るだけ」が「見積りも」とトントン話しが進み、アブソリュートを見積ってもらいましたが、
今回の修理費の15倍(笑)イッヒヒ(。。; あきらめる材料にはちょうど良かったかも。
各部の画像です。コンプレッサー(上段左)は、ベアリング&クラッチ破損。まるでアポロ12号状態に焼けている。ベルトも熱でササくれてました。
交換を免れたタンク(上段右) 修理持ち込み当日の国道17号線上。コンプレッサーから煙りが立ちのぼる。煙幕ぢゃありません。(>_<)
多分(確実に)2年前から焼付いていたターボユニット(j0j)。。。。軽自動車以下と言われました(笑)<笑うしかない(^^;
修理を完了してから、初めてターボメーターがプラスに入ったの見て感激!その加速を体感しました!こんなに速い車とは。。。。(泣)
右上の画像は、元々着いていたターボユニット「GARRETT T25」です。新たに装着したのは「MITSUBISHI TDO4」です。
どんな質問でもイヤな顔ひとつもせず、親身に話してくれる小島社長。と、ウチの弟。
とっても親切なお店でした!それにしても他県ナンバー多い事、多い事(^^;
修理完了の引取り当日、お店でHideさんとバッタり合ったのには、超ぉ〜驚きました(笑)