AIR
COOLED CB400FOUR
AGAIN
このマシンは80年代に製作されたCB350FOUR ベースのロードレーサーだ。
かつてマン島を疾走したワークスマシンとオーバーラップするそのフォルムは
数々の名シーンを彷彿とさせる。ベース車の魅力の一つでもある。
小柄な空冷マルチシリンダーのレーサーが放つ機能美は他の2ストや水冷レーサー
には絶対にない味を持っている。
このマシンはCB350FOUR が基本であるがエンジン関係で
シリンダーとシリンダーヘッドはヨンフォア のパーツを使用している。
ピストンはヨシムラ の54mmを使用して458cc カムシャフトも
同じくロードスペシャルを使用している。
バルブスプリングはS&W 、クランクは加工して軽量化してあるが
比較的ひかえめなストリートチューンにとどめている。
フルトランジスターイグニッションへの交換でスロットルレスポンスは
さらに向上している。
生まれながらにカフェレーサーの面影を持ったCB400F に対して
地味な存在だったCB350F もレーシングバージョンという性格を
与えることによって、HONDA SUPER SPORT というDNAが
一気に表面化してくるのだ。