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PC処世術 - Google AdSense による広告の表示


 トップページをご覧になってお分かりの通り,当サイトに Google AdSense による広告の掲載を開始した。こうした広告類を邪魔に感じられる方にはご不便を強いる形になってしまい、申し訳ない。
 筆者が当サイトにこの広告の掲載を検討したのには、二つ理由がある。その第一は、Google の AdSense によって自動的に送られてくる広告が「サイトの趣旨に合致した情報になっているかもしれない」と考えたからだ。ひょっとしたら、当サイトに欠けている情報を補完してくれるサイトへのリンクが表示されることになるかもしれない、という淡い期待を抱いている。
 勿論、リンクは単なる営利サイトへの誘導に終わってしまうかも知れない。どんな広告が張られるかについては筆者は決定できないし、リンク先の内容については全く保証できない
 ただ、Google AdSense によって表示される広告の内容はこちらのツールでシミュレーションすることができる。その結果を見ると、各ページに書かれている内容を自動峻別し、かなり的確な広告を表示してくれそうなことが分かっている。
 現在の検索エンジンの性能は大した物で、サイトの内容までをそれなりに把握した上で、与えられたキーワードにマッチするサイトをすぐさま探し出してくれる。その能力を,“広告”という形にリンクさせたこのサービスは筆者にとってなかなか興味深いのである。

 そして筆者がこの広告を張ることにしたもう一つの理由は、インターネット広告産業の実態をサンプルしたいがためである。20世紀から引きずってきた「テレビ」という広告媒体に代わり,昨今では新たなコンテンツ産業の媒体であるインターネット上での広告の価値が、僅かではあるが上がりつつある。
 2004年現在のテレビというのは、この2004年に話題に上った球界よりも更に根が深く旧い業態を示しており、巨大な規制産業でもある(それはNHKの問題ばかりではない、と思う)。筆者はコンピュータの 64bit 時代の到来と共に、IT業界とテレビ業界との戦いも、あるいは見られるのではないかと思っている。
 勿論、AdSense の広告を出したくらいでインターネットにおける広告産業の全貌を把握できるとは思っていないが、何かを類推する材料になるのではないか、というのが筆者が本広告に期待しているところだ。残念なことに、Googleによればこうした統計情報を開示することは禁止になっているので、読者の皆様には状況を直接お知らせできないのだが、今後の記事には筆者が得た情報が織り込まれることになるだろう。

 なお当サイトは営利目的ではなく,単なる筆者の趣味なので、広告による収益は全く期待していない。Google によれば、100ドルを超えないと何も払ってもらえないこちら)ようなので、当サイト程度のアクセス件数では,道のりは相当長そうだ。インターネット上には「ネットでお小遣い」というのも流行しているようだが、真面目に計算すると,個人の趣味程度ではペイしない不毛な世界のように思う。
 なので、もし幸いにして Google から小切手が送られてくるようなことがあるときには、当サイトの充実,および有益な情報を得る為に利用したいと考えている(1年後くらいだろうか)。今後、当サイト上の各ページには広告が出現し、読者の皆様にはご不便をおかけすることになるかもしれず申し訳ないのだが、筆者の個人的な興味にご協力頂ければ幸いである。(20. Dec, 2004)

[追記] サイト内検索を設置した。Googleの広告にも同様の機能があるのだが、当サイトに設置した検索窓は広告とは関係ないものである。理由は幾つかあるのだが、最大の理由は,広告用検索窓で表示される結果には「キャッシュ」機能が無いためだ。何かあるな、とは思ったが,Googleのキャッシュから当サイトを覗いて見ると、配信されてくる広告は完全にトンチンカンなものになってしまうようだ。ご注意召されたい。(26. Dec, 2004)

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