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Windows98の起動ロゴを自作する


使用上の警告!

  この作業ではシステムの破壊などの重大な支障が生ずる可能性が否定できませんので、システムに重大な障害が発生しても構わない事をあらかじめ確認してください。説明に理解できない部分がある場合は、実行しないでください。また置き換えを行う各ファイルについては、オリジナルのバックアップをとりましょう。

免責事項

  本ドキュメントは確からしさを保証する物ではありません。
  作業に関し、本ドキュメントの作成者、各ハードウエア・ソフトウエアのメーカー、それらの販売業者は、一切の保証をいたしません。また損害が生じた際の補償・原状回復などの措置は行われませんので使用上の注意をよくお読みの上、作業者自身の責任(自己責任)において作業を行ってください。
  本作業に関してはPL法の対象外です。たとえ、パソコンが火を噴いて作業者が焼け死んだとしても当方やメーカーは一切関知しませんのでヨロピク(笑)

■対象システム

 Microsoft Windows 98 operating system(4.10.1998)日本語版 PC/AT互換機用
 Microsoft Windows 98 Second Edition(4.10.2222 A)日本語版 PC/AT互換機用
  ※Windows 95でも同じはずですが検証はしていません

■目的

 Windowsの起動ロゴ・終了中ロゴ・電源切断可能ロゴを任意の画像に変更する

■手順

  1. 以下の説明中のSYSファイルがエクスプローラーに表示されない場合は、エクスプローラーの設定の「フォルダ オプション」→「表示」の中の「ファイル表示」の項の「すべてのファイルを表示する」のラジオボタンをチェックしてください。
  2. 画像データを用意します。形式は何でも構いませんが
    横320×縦400×256色(表示時には横方向が2倍に引き延ばされます)
    の形式が最終的に必要となります。上の形式を満たす画像を作成する場合にはPaint ShopやPhoto Shopなどの画像を加工するツールなどを使用します。

    ★Paint Shopで画像を伸縮する場合

    1. 色数の「増色」でフルカラー(True color/24bitsカラー)にする
    2. サイズ変更(リサイズ)にて320×400にする
       この時に、ピクセルリサイズとスマートサイズでは最終的に得られる結果がかなり異なるので注意。通常の絵や画像はスマートサイズを選べばよいでしょう。
    3. 色数の「減色」で256色以下にする
  3. パレットアニメーション(色の入れ替えによりアニメーションしているように見せる。点滅などの簡単なアニメーション効果が得られる。)を行いたい場合は、BMPの管理情報を加工します。
    1. Photo Shopやお絵かきソフトなどであらかじめアニメーションする場所のパレット番号を末尾に集約しておきます。
      256色BMPファイル



      パレット0=赤
      パレット1=黄
      パレット2=青



      000,001,002,000,001,002,…
      000,001,002,000,001,002,…
      000,001,002,000,001,002,…
      一般に言う256色=16,777,216色中256色同時発色が可能な画像モードでは、選択可能な色を仮想的なパレットで管理します。色の混ぜ合わせが困難な絵の具の中から256色を選び、予めパレットに出してから絵画を描き始める場面を想像すると理解がすすむでしょう。実際の256色画像データは、パレット0〜255番の色のRGB値と、画像のどの場所はパレット何の色というデータ部に分かれて格納されています。
    2. バイナリーエディターにて、ファイルの32h(0x32)に、アニメーションに使用する色のパレット番号を16進数で入力します。
    例)赤・黄・青・黒でパレットアニメーションさせる場合
            パレット000(00h)
                    :
                    :
            パレット252(FCh)………黒
            パレット253(FDh)………赤
            パレット254(FEh)………黄
            パレット255(FFh)………青
    
    
             +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7   +8 +9 +A +B +C +D +E +F
    000000   xx xx xx xx xx xx xx xx - xx xx xx xx xx xx xx xx
    000010   xx xx xx xx xx xx xx xx - xx xx xx xx xx xx xx xx
    000020   xx xx xx xx xx xx xx xx - xx xx xx xx xx xx xx xx
    000030   xx xx FC xx xx xx xx xx - xx xx xx xx xx xx xx xx
    000040   xx xx xx xx xx xx xx xx - xx xx xx xx xx xx xx xx
    ※コンピューターの世界では0が起点となるので、256色の場合はパレット0〜255の色が存在します。
  4. 以上の作業を終了したら画像のファイル名を「LOGO.SYS」に変え、起動ドライブ(PC/AT互換機やPC98-NXでは通常はCドライブ)のルートディレクトリーに置きます。
    なお、MicrosoftのPlus!を導入している場合は既に同じ名前のファイルがありますので、元のファイルはあらかじめ適当な名前に変えておくなり、移動するなりしておきます。

    また、「Windowsを終了します」「電源が切れる…」の画像はそれぞれ

    「Windowsを終了します」 C:\WINDOWS\LOGOW.SYS
    「電源を切れる…」 C:\WINDOWS\LOGOS.SYS

    を置き換えます。ただしこのファイルに関しては表示時にパレットアニメーションをしませんので3の操作を行ったとしても静止画として表示されます。

■備考

 PC-9800やEPSON PCの場合は横640×縦400×16色の画像を使用します。(EPSON PC版のWindows98はありませんけど)
 FM-Towns?あんなメーカー(不備通)がWindows95を出してくれてたんですか?(笑)

■参考(?)

 RISEのRISEを購入し、フリーソフトウエアのぶっこ抜きツールでCGをゲットして、その画像を使用すると、より萌え萌えかもしれません。

http://www.cosmos.co.jp/rise/

■謝辞(?)

 ななこを開発した(?)RISE、また有用なぶっこ抜きツールを作成された作者の方がいなければこのドキュメントを作成されなかったでしょう。ごちそうさまでした(謎) ところでSONYもプレステ2やら犬ロボットを造っている暇があるのなら、セクサロイドを一般大衆車並の値段で販売してほしいもんです(笑)
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