AOTAKA's web Copyright(c)AOTAKA 1995-2003 - www.aotaka.jp 更新:1998-8-09

mobioNXをWindows98にする試み


mobioNX 最新BIOS

無償配布されているCD-ROMよりも新しいので絶対にUpdateしましょう!
小電力関係のWin98適応はノートパソコンなら必須だしね

http://info98db.nec.co.jp/module/bios/index.htm

  我らが mobioNX は、 煮え切らないリブレットに対抗する勢力として、あるいは最近では貧者の核兵器として親しまれているが、STNモデルは某景品法によりWindows98の無償アップグレードを受けることはできなくなってしまった。

  そこで考えられるのは店でアップグレード版を購入することである。 学生証を持っている人間が手近にいれば5800円で入手できるので、無駄にMSにお布施するほど財布に余裕が無い我々にとってはうれしいような悲しいような。 一太郎7から8へは全ユーザー3000円なのに なんでWin95からWin98は一番安くても5800円なんだ(笑)

  さて合法的に入手した(?) Windows98であるが、あまりにも低能なためにノートパソコンはもちろんだがデスクトップ機ですらCD-ROMドライブを認識できないという謎の欠陥が知られている。 mobioの場合はSCSIのPCカードと敷居が高いので仕方がないが、これでは問題ありすぎ(ATAPI互換CDROMドライブ搭載デスクトップ機ですらダメな構成があるのは非常に問題)である。

ワンポイント : 世界の業界標準はミツミ電機(⇒www.mitsumi.co.jp)のCD-ROM

  もしあなたの持っているデスクトップ機で標準的なAT互換機であるにも関わらずインストールできない場合には、 セットアップFDの中にあるリアルモードCD-ROMドライバー(OAK Tech.製)をミツミ電機などの物に交換してみると良いかもしれない。
  世界の業界標準はなんといってもミツミ電機、 ただのOAKのものよりは親和性があるようだ。

  そこで事態を深刻に以下略という訳で 「Windows98素人でも作れるプレインストールディスクもどき」 の製法を開発するに至った。

  このディスクには以下の点で業務用プレインストールディスクの利点を取り入れている。

 赤字のところが増補点、ちなみにドライバーは我らがアイオーデータ機器のPCSCV用の場合です。

CONFIG.SYS   ※1998/7/25発売パッケージ版UpGrade版 用
[menu]
menuitem=CD, Start computer with CD-ROM support.
menuitem=NOCD, Start computer without CD-ROM support.
menuitem=HELP, View the Help file.
menudefault=CD,30
menucolor=7,0

[CD]
device=himem.sys /testmem:off
DEVICE=A:\PCSCV_NX\PCSCV365.SYS /V
DEVICE=A:\PCSCV_NX\SCV_ASPI.SYS
DEVICE=A:\PCSCV_NX\SCV_SCCD.SYS /D:MSCD001

device=oakcdrom.sys /D:mscd001
device=btdosm.sys
device=flashpt.sys
device=btcdrom.sys /D:mscd001
device=aspi2dos.sys
device=aspi8dos.sys
device=aspi4dos.sys
device=aspi8u2.sys
device=aspicd.sys /D:mscd001

[NOCD]
device=himem.sys /testmem:off

[HELP]
device=himem.sys /testmem:off

[COMMON]
files=10
buffers=10
dos=high,umb
stacks=9,256
DEVICEHigh=BILING.SYS
DEVICEHigh=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHigh=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHigh=JKEYB.SYS
devicehigh=ramdrive.sys /E 2048
lastdrive=z

 

AUTOEXEC.BAT   ※1998/7/25発売パッケージ版UpGrade版 用
2枚とも寸分違わず同じ内容のAUTOEXEC.BATにしてください
@ECHO OFF
set EXPAND=YES
SET DIRCMD=/O:N
set LglDrv=27 * 26 Z 25 Y 24 X 23 W 22 V 21 U 20 T 19 S 18 R 17 Q 16 P 15
set LglDrv=%LglDrv% O 14 N 13 M 12 L 11 K 10 J 9 I 8 H 7 G 6 F 5 E 4 D 3 C
cls
call setramd.bat %LglDrv%
set temp=c:\
set tmp=c:\
path=%RAMD%:\;a:\;%CDROM%:\
copy command.com %RAMD%:\ > NUL
set comspec=%RAMD%:\command.com
copy extract.exe %RAMD%:\ > NUL
copy readme.txt %RAMD%:\ > NUL

:ERROR
IF EXIST ebd.cab GOTO EXT
echo Windows 98 起動ディスク 2 を挿入してください。
echo.
pause
GOTO ERROR

:EXT
%RAMD%:\extract /y /e /l %RAMD%: ebd.cab > NUL
echo 診断ツールが %RAMD% ドライブに読み込まれました。
echo.

IF "%config%"=="NOCD" GOTO QUIT
IF "%config%"=="HELP" GOTO HELP
LH %ramd%:\MSCDEX.EXE /D:mscd001 /L:%CDROM%

IF EXIST C:\WINDOWS\OPTIONS\WIN98\WIN98_79.CAB GOTO QUIT
ECHO.
ECHO C:\WINDOWS\OPTIONS\WIN98 に Windows CD-ROM の内容をコピーしています。
ECHO インストール中に Windows CD-ROM を要求された場合は
ECHO              C:\WINDOWS\OPTIONS\WIN98 を指定してください
ECHO.
MKDIR C:\WINDOWS
MKDIR C:\WINDOWS\OPTIONS
MKDIR C:\WINDOWS\OPTIONS\WIN98
COPY %CDROM%:\SETUP.* C:\WINDOWS\OPTIONS\.

COPY %CDROM%:\WIN98\. C:\WINDOWS\OPTIONS\WIN98\.

echo.
GOTO QUIT

:HELP
cls
call help.bat
echo 再起動後に [スタートアップ] メニューが表示されます。
echo.
echo.
echo.
echo.
echo.
echo.
echo.
echo.
echo.
echo.
restart.com
GOTO QUIT

:QUIT
echo ヘルプを参照するには、HELP と入力してから Enter キーを押してください。
echo.
rem clean up environment variables
set CDROM=
set LglDrv=

  しかし こいつのアップグレードチェックは舐め腐っているね、まったく。 何分かかっているんだかって感じで。 何をそんなに事細かく調べているんだかわからんがFD版が手元にない場合にはCD-ROMドライブが必須ということらしい。 こちとら98 (もちろんPC-9800の方 = いわゆるエプソン国民機の互換機ですね(笑) 98NXでもましてやWin98でもないぞ、っていっても最近の若者は不勉強だから区別つかんかもな(笑)ここは一発歴史の授業に取り入れるしか(ぉぃ) の頃からちゃきちゃきのノートパソコンユーザー、ネットワーク切り離した状態でどないしてCD-ROMを読めってんだい、ビル!(笑)

  セットアップの途中で C:\WINDOWS.000 にインストールされそうになるので、ここは手動でC:\WINDOWSにしておいた方が無難だろう。 これは私が手を加えたために他ならないが、これ以上、手を加えてしまうのもなんなのでここら辺は我慢していただきたい。

  なんだかんだを入力し終わればあとはWindows98まかせ。 小一時間もすればインストールは最終段階に差し掛かっているであろうからそれまではパソコンをほおっておいても構わない。

  ここら辺は少しは進化した感じだか詰めはとてつもなく甘過ぎるというのが互換機ショップの店員としての意見。 CD-ROMがインストールの課程の問題から突如認識不能に陥るなどのトラブルを未然に防ぐにはプレインストールの様に最初からCD-ROMのファイルのうちで必要なファイルをハードディスクにコピーしておくのがよいのだが、それが一般用レベルで成されていないというのはガッカリだ。

ワンポイント : MKPBFに学べ

  もはやオタクだったら誰でも知っているであろう 業務用プレインストールディスク 「MKPBF」 では当然すべてのファイルを \WINDOWS\OPTIONS\CABS に収納してから一連のセットアップが行われる。 そのために最初だけCD-ROMが読めればよいのだ。 これはプレインストール時に1枚のCD-ROMで次々にインストール作業を行うための配慮であろう。 じゃなきゃいちいちプレインストールなんかしてられんし〜

  しかし一般人用のセットアップディスクでは何故かこの行程がないために、CD-ROMが読める状態をなんとしても死守しなくてはならない。 このためにATAPI接続でないCD-ROMドライブでは困難が付きまとう結果となってしまうのである。

  ゆえに今回の改造のようにCD-ROMが確実に認識できるうちにCD-ROMの内容を確保しておくのは意義深い。 もしWin95からのアップグレードにおいても念のためにCD-ROMから \WIN98 ディレクトリーの内容と \SETUP.EXE を対象機器側にコピーしておくことを進める。

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