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ご注意
組上がったばかりの出来立てホヤホヤのAMD K6-233マシンに、まったく何の気無しに FinalReality を入れてテストを行う、それは秋葉原ではまったく日常的な光景であろう。 しかしその日のソレは普通ではなかった。
XPERT XL ってこんなにコストパフォーマンスが高かったのか?!
いや、コストパフォーマンスとかの問題では無い、むしろ圧倒的な性能だ!
これって XPERT@Play と全然変わらないじゃないのか? 回路構成なんかはメモリーとビデオ出力以外は違いが見あたらないし・・・・ ということでどの程度の性能なのかを緊急にテストしてみよう。 (と思ったがXPERT@Playは持ってないので同価格帯のAGPカードと比較)
ちなみにXPERT@Playとは体感上の差異は認められなかったが価格面では半額以下のこのビデオカードはハッキリいって買いだと思う。 ボキは買ったぞ。
FinalReality v.1.01 | MS-4415 AGP接続 (CL-GD5465) |
XPERT XL PCI接続 (3D RagePro) |
比率 | |
Overall performance | 2D image Processing | 3.00 | 3.07 | 102% |
3D performance | 2.36 | 3.10 | 131% | |
Bus transfer rate | 2.80 | 2.85 | - | |
Overall score | 2.62 | 3.06 | 117% | |
3D tests | 25pixel | 2.23 | 6.84 | 307% |
Robots | 5.15 | 6.50 | 126% | |
Fill rate | 1.98 | 5.65 | 285% | |
City scene | 7.20 | 8.99 | 125% | |
Visual appearance | 88.89% | 100.00% | - | |
3D performance | 2.36 | 3.10 | 131% | |
2D image Processing tests | Radial blue | 3.92 | 3.96 | 101% |
Chaos zoomer | 2.08 | 2.19 | 101% | |
2D image processing | 3.00 | 3.07 | 102% | |
Bus transfer rate | 2D transfer rate test | 59.57MB | 113.08MB | - |
3D transfer rate test | 57.55MB | 12.96MB | - | |
Overall transfer rate | 2.80 | 2.85 | - |
XPERT@Works相当品(APG版)を入手することができたので XPERT XL(PCI版) との比較テストを行ってみた。 なおテストに際して最新のドライバーw52312jp.exe に変更している。 キャプチャー画面を見るとわかるように Fill rate に顕著な違いが見られるが、それ以外は誤差の範囲内であるといえる。
PCI接続 | AGP接続 | |
Fill rate | 24.92 Mpixels/s | 38.87 Mpixels/s |
ドライバーがAGP用にカスタマイズされていないのか性能が頭打ちなのかは解らないが、 少なくともXPERTにおいては現状では AGPの存在意義は PCIバスが一本増えただけという感じである。
ちなみにXPERT@Works相当品を貸してくれた方の要望でCPU(Pentium2)の2次キャッシュを無効にしてテストを行ったところ2割ほどベンチマークの値が落ちた。 しかしCPUの2次キャッシュを無効にすればそれだけオーバークロックにも耐える可能性が増えるので一概に性能の比較はできない。