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萎え萎えヤフーオークション
Nae Nae Yahoo! Auctions

2001-02-01 : 初掲載 (書いたのは去年の8月…)

人類史上、かつてない無駄な情報の氾濫で無駄で苦痛な待ち時間を強いられている全世界億千万のネットerのみなさまお元気でしょうか。私はもうお眠(ねむ)な気分です。

眠い毎日を更に眠くしてくれるネットコンテンツといえばYahoo!Auctionsでしょう。24時間絶え間ないオークションが繰り広げられ、ダメダメな煩悩を刺激しまくる今日この頃、社会人パワーと無駄な煩悩と無意味な闘争心を奮い立たせた結果、更に財政は火の車。コミケは大丈夫か? 俺はその日は群馬県で仕事だっ、トホホ…

(これを書いたのは平成12年8月だ…っておい)


これがYahoo!の神髄?

  オークションサイトといえば他にも数多のサイトが存在するが、やはり日本国内随一の規模を誇るYahoo!の質と量にはかなわない。既製品は探せばどこかで何時かは手に入れることができるかもしれないというものの、とりあえずYahoo!ならば量が半端ではないので煩悩にフィットする物件が簡単に数多く発見できるという期待が持てる。

――というのは何処のパソコン雑誌のダメ編集者・ダメライターでも書けること。

  問題はそのシステム。欠陥だらけの穴だらけ。不正のし放題・され放題なので、理性のディスクブレーキが壊れていることを良いことに上げまくられる入札者が居る一方、幾らまでダミー入札が可能かを無い知恵を絞って想像する出品者が居てみたり、道楽なのか趣味なのか他人が入札しているオークションの値を吊り上げる超暇入札者まで居る始末。これを excite.co.jp エキサイトと言わずしてなんと言おう。(←不正の横行といいます。)私もエキサイティングな毎日を自虐的にエンジョイしているよ。

テクニック1 ID乱発

  これは、多くのオークションサイトで行えることだが、IDを大量に作って、それを適当に運用すれば誰にも怪しまれずにオークションを吊り上げることが可能。とくにYahoo!ならばID発行は匿名でも可能だから「捨てID(捨てアカウント)」は幾らでも生成可能、これで自分のオークションの吊り上げから、他人の妨害までは自由自在。

  もちろん他人のオークションを軒並みダミーで吊り上げれば相場が一時的に吊り上がる危険性すらある。まさに仕手戦よろしく市場を操作することも可能だ。誰でも考えれば分かることなので方法は割愛。

これに入れたらただの馬鹿?!
  間抜けなことにオークション歴が1件で、その相手もオークション歴1件、同一人物が2つのIDを作って互いに評価し合う構図と思えるIDのオークションは、あからさまに怪しかったのか誰からも相手にされないという事例を見たことがある。評価までにかかる時間も異常に短期間のためバレバレだ。

  この様な変なオークションは、よく調べたり、手を付けないのは基本といえるだろう。逆に出す方は少しは頭を使えと言ったところか…とにかく初心者は危ない橋は渡らないのが吉だ。

テクニック2 入札価格を吊り上げる

  これも簡単。もちろん「相手の気持ちを察すれ!」なんて野暮なことは言わない。似非宗教家でもなければ超能力者でもないパンピーには、他人の心理を読むのは難しい面があるが、相手の価格を把握する術を持ってさえいれば価格誘導なんて割と簡単。

  もちろんそのような操作が100%成功しちゃうシステムを使っていたらオークションサイトなんて流行るわけがないので、あくまでも高い確率で誘導できるって話。別に間違って落札しちゃっても構わないと言うのならば挑戦してみるのも良いだろう(笑)

  方法はおおっぴらにバラすと対策を講じられてしまうので自分で考案してくれ。もっとも今から考案したところで私の方が先に考えついた事実は変わらないという事を嫌と言うほど認識して悔しがることを期待して、アドバイスをするとすれば表示に注目って事かな。公開オークションというシステムの都合上、相手の入札価格と並んだときだけ何かが違うよ。

テクニック3 本当のオークションは終了6分前から

  Yahoo!オークションには自動延長というシステムがあって、これを設定しておけば、終了直前に入札があったら自動的にオークションを5分ばかり延長することが可能だ。しかも間抜けなことに「5分延長」ではなく「残り時間に5分追加する」システムなので入札者側から見れば最長9分59秒の長い時間を敵に与えてしまうことになる。これならオークションを見ていなかったとしても、たとえばOutlook Express(初期設定は30分に一回新着を確認する)ならば約1/3の確率で敵は感づく。

  これにより冷静さを失った入札者どもが闘争心剥き出して入札に次ぐ入札を行う時間的余裕が生まれる。それとは逆に延長がなければ直前の入札がより高額になると言う考え方もあり、どちらも正しいようも思える。どちらが心理学的に有利かは知らないのでここでは考えない。

  んで、本題の6分という数字だが、まあこれは冷静に考えれば当然なんだけど、よっぽど値段が固定化しているか、閑散としたオークションでもない限りは他人が見ている前で自分が入札するほど愚かなことはない。

  なぜなら相手の競争心をあおり、相手も更に入札してくるから自然と価格は上昇してしまう。大量に出ている品物であれば他のオークションに鞍替えすればよいが、わざわざ最初の価格が安かったり、普段見かけないような品物ならば、自分から価格を吊り上げる原因を作るのは愚かな事だ。

  例えば5000円の物に入札しようとしたら、既に一人が5000円で入札していたとしよう。この場合に5250円で入札すると相手が気が付いて5500円を入れてくる。こうするともう3件もの入札行為があったこととなり、自分対相手の戦いという側面以外に、このオークションの品物は人気があると勘違いして参戦してくるニューチャレンジャーが現れ三つ巴、四つ巴の血で血を洗うオークションになってしまいかねない。相場を知らないヤツらが相手なら尚更 相場での落札は難しくなる。

  ここは焦る気持ちを抑えて、そのオークションが出来るだけ目立たないようにしてやろう。そのための最善の時間が終了6分前だ。これならば(自分の後で最高額更新が無ければ)正規通りの時間で終わるので最短で決着が付けられるのだ。

これをやったらただの馬鹿?!
深夜や早朝、平日昼のオークションは何のトラブルがあるか分からないので入札しておくに限る。なぜなら深夜や早朝は間抜けなことに寝過ごしたなんて論外な事件が発生しやすく、ネット環境が整っている職場でも突発的に発生する本業タスクは回避しようがないからだ。

俺もけっこうやるんだよなぁ寝過ごし…

テクニック4 決戦はラスト20秒

  たまたまシステムのレスポンスが遅くて入札の応酬が出来ずに「あと○千円は払ってもよかったのに」という事も少なくなるだろう。実際私も過去にシステムのレスポンスが異様に悪くなり「俺なら○万円出しても落としたのに…」と後悔の念を抱いたオークションが山ほどあった。

  さて入札をし足りないで後悔するヤツが居ると言うことは、そういうヤツを増やして自分を有利にすることが肝要である。それなら当然、ここはシステムのレスポンスや、自分の財力を総合的に鑑み、さながらダンクシュートで優勝を決めるバスケット選手よろしくタイムリミット直前に叩き込むのがクールで熱い男というものであろう。(謎)

  ただしこれは経験と勘にものをいわせるテクニックでもあるので、どうでも良いオークションで練習しておくのが良かろう?! いざ入札しようとしても次のページに進めないなんて事はザラなので、是非とも実践で感覚を身につけて欲しい。場数を踏めば感覚は掴めるはずなので、どうでもよいオークションで練習してみよう。

  ちなみに私は、常にウインドーを2つ以上開けておき、片方は入札用に、片方は価格推移を確認するために利用している。詳細な残り時間を表示しておくのはもちろんの事だ。

テクニック5 ついに発覚?!完璧24時対策

  さてココまでは猿には考えつくとは思わないが、頭をひねれば極当然の事として理解できるであろう。しかし最後の難関であるレスポンスの悪さには閉口する諸君も多いと思うし、この前まで猿だった(いや入札に関しては今も猿か?)私も閉口だった。私も24時台のオークションで「システムレスポンスの悪さ」とその対策に頭を使う日が何日も続いたものだ。閉口ついでに閉講したいところだが、このページの目玉企画として今回は特別に傾向と対策を講義しよう。

  Yahoo!はもちろん、多くの業務用サーバーは分散システムを採用している。人類は己の技術の未熟さ故に限界の低すぎる機器性能に苦労する。

  苦労すると何を考えるかと言えば、多くは2個まとめれば倍の性能、3個まとめれば3倍の…という発想だ。これは人類の英知の結集である人工衛星を打ち出したりするためのロケットなどでもお馴染みなので「哀話、世界に巣くう」ならぬ「ローテクは世界を救う」だ。


  私は常日頃からローテクには興味があるから(笑)今回の発想も浮かんだが、君に私と同様の発想が出来たかい?(だんだん某Bill G化してきたらしい)

  ちなみにインターネットで一所懸命に調べた1月前の情報を元に特定型番のCPUと下駄2組を、他人に買い漁られた後のアキハバラで探しまくって徒労を楽しんだあげく、TWO-TOPにTWO-TOP価格の1万円増しで売りつけられるというマゾヒストのような遊び「でゅあろん」が流行った時期があったがアレは止めた方がよい。

  先人曰く「マルチCPU対応のベンチマークが早くなったところで、金と労力を費やすほど君のエロゲーは快適になったのかい?」(閑話休題)


  さて話を戻すと、Yahoo!も複数サーバーを連携させているに違いない。っていうかさせていない訳がない。ということはログイン認証用のサーバーは空いていて、オークション閲覧用のサーバーは混んでいるといった様に混み具合の偏りが生じる。

  オークションの終了間際に我々がお世話になる部分は少なくとも2つに分別されるはずだ。これを仮に入札系と表示系といっておこう。1つの品に二人の落札者を発生させないために入札を判定する部分はリアルタイム処理が要求されるが、誰それが最高入札者だよんと表示する部分は表示が1時間遅れようがYahoo!側に問題は発生しない。(当事者には大問題だが) 事実、マシンパワーはどう見ても入札系に注がれている。

  これが分かれば道はただ一つ、現在価格は入札サーバーに聞けばよいのだ。実際の方法としては極端な話、1円で入札してみればよい。(1円から始まるオークションは除く)

  そうすれば間違いなく「入札価格より低い価格です」などと言われると思うが、その下には現在価格と残り時間がバッチリ記載されている。もちろんリアルタイムな数値だ。これは決して混雑時のオークション画面では得られない数値である。ついでに言えば、検索画面で出てくる数値も割とリアルタイム値に近いことを付記しておこう。

  さてリアルタイムな数値が分かるといっても、閲覧画面や残り時間表示で「終了」と書いてある場合はどうしよう。何のことはない、入札してみればよいのだ。当然本当に終了していたり、入札画面を閉じてしまえば入札は不可能だが、オークションが自動延長している場合は入札画面からの入札が可能だ。欲しい物ならばダメ元で入札してみるのが良かろう。

  なお頭がクールな人は気が付いていると思うが、この技はオークション終了前にも通用する。そう、正確な現状の把握だ。特に終了30〜5分以内の入札価格が幾らかを把握することは冷静な判断を行ったり他のオークションの推移をみたりする余裕が生まれ、結果的にオークションを有利に進めることにも繋がるが、この方法を駆使し、オークションの正確な把握から「棄て」なのか「ゲット」なのかをいち早く、そして冷静に判断する材料とすればよいだろう。

テクニック6 情報を征する者が救われる?

  よく駅前で「信じる者は救われる」というテープを流している怪しい宗教団体がいるが、あれは嘘だ。「信じる者は騙される」が世の常。過去の日本では「世襲制」とか「右上がり社会」とかの恩恵で盲目的な人間でも悠々自適な生活が保証される時代もあったが、今は自分の頭で考えた奴以外は勝利者になれない。それこそ「消防署の方から来た者」に必要もない消火器を売りつけられたり、自称銀行員にカードの暗証番号を盗まれたりする時代だ。

  さてオークションを落札するときに考えなければならないのは、この商品の市価は幾らかと言うことだ。中古品だろうが希少品だろうが需要があれば供給業者は存在する。例えばテレカ(テレホンカード)は、その筋の店で10万円以上ものプレミア価格で売られていることは御存じかと思う。

  私がよく利用する同人誌、アニメ・ゲーム系テレカなどではK-BOOKSなどの中古業者が存在するが、それらの価格と比較してみて果たして安いのか高いのかを検討しなくてはならない。でも俺は近くに住んでいないから分からない…なんて人間もWebを使えば相場を理解することは可能だ。それこそK-BOOKSのサイトをインターネット録画ソフトで丸ごと録画し検索を掛けてしまうなんてことは常識くらいな意気込みがほしい。

  ちなみに何故ここまでして市価を調べなければならないかと言えば、実際に市場で流通している商品にすら、市場に流通していない商品と同等のプレミア価格がつけられているケースもあれば、何かのイベントで販売された品物が遅れて販売店に投入される例 (同人誌のコミケ後書店売りとか) も多い。

  はっきりいって知らなければそれまで、ぼったくられることになる。しかしそれを出品した者が例え市価を知っていたからといっても詐欺には当たらない。貴方は入札した時点で、その値段に同意しているのだから。

そう、ある物にどんな価格がつくのかは、入札者自身が決めているのだ!


さて今回のテクは参考になったかな?(ならねぇ〜)

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