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PC Card【ピーシーカード】

▼PC Card統一までの道程
西暦 JEIDA(日) PCMCIA(米)
1985 ICメモリカード技術専門委員会の設置
1986 ICメモリカードガイドラインVersion1
直結バス式の1列34ピン、2列68ピンおよびI/Oバス式の1列20ピン、2列40ピンの4方式があった。

1987 Version2
1988 Version3 PCMCIA設立
1990 Version4
現行68ピンに統一、電気仕様・カード属性仕様など追加
JEIDAのVersion4をベースにPCMCIA Standard Release 1.0を刊行
1991 Version4.1
I/O機能やOSインタフェースの仕様の追加がなされる
Rel.2.0
1992
Rel.2.01
1993 PCカード技術専門委員会へ改組
PCカードガイドラインVersion4.2
ATA/AIMSカードにも対応、低電圧化仕様等
※PCカードに呼称統一、日米統一ロゴマークの採用
Rel.2.1
1995 日米統一仕様PC Card Standardが完成
▼PC Card Standardの形状
形状規格名 カード厚み 主な用途
Type I 3.3mm メモリーカードなど
Type II 5.0mm モデム・SCSIなど色々
Type III 10.5mm HDDなど
Extended   長辺方向に延長した形状のカードの事
Type II Extended型は、店頭にてPHSカードとして見ることができる
(Type IV)   より高度なデバイスを想定
昔、そういう話もあったが2000/03現在、規格化はされていない。
カードの大きさ : 85.6mm×54.0mm×コネクター部分の厚みは3.3mm

*1:ZV(Zoomed Video)port
*2:DVB(Digital Video Broadcasting)

■CardBus : 従来の16bitsカードとは別にPC Card Standardで新たに規格化されたもので、PCIバスと同様のプロトコルを使用し、データ転送幅32bitsの高速データ通信を可能にしている 形状は16bitsカードと同じだが、コネクター仕様は独自。ちなみに16bitsカードはISAバスに近いため、ノートパソコンのレガシーフリーへの障害となっている。

■スモールPCカード : PCカードと同じ68本の端子を持ち、形状のみを小型化(45.0mm×42.8mm=面積比42%)にしたカード。PCカードと同様にカード側面にはグランドクリップもあり、挿抜回数や保存温度などの環境性能、電気仕様もPCカードと同じで、メモリーインタフェース、I/Oインタフェース、カスタムインタフェース(ZVポートなど)をサポートしているが、CardBusについては2000/03現在ではサポートされていない。形状はカードの厚みにより、SPC TYPE I(3.3mm)、SPC TYPE II(5.0mm)、SPC TYPE III(10.5mm) の3種類がある。コネクター端子間隔は1.0mmピッチ。

■スモールカード : ノートPCよりもさらに小型のデジタルスチルカメラ等で使われているPCカードよりも小さいカードのことを総称する。デジカメの急激な伸びにより、スモールカードの需要が高まり、PCカードを小さくしただけの物から、独自の規格まで様々な規格が乱立している。2000/03現在では、PCカードスロットに挿入するためのアダプターカードは下記の4種類が実現されている。

リンク
PCカード技術専門委員会
関連語
(社)日本電子工業振興協会=Japanese Electronic Industry Development Association
PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)

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