今春から、2年保育の幼稚園に年少組で入園した、5歳の男の子の母親です。

1学期は慣れずにイヤイヤ通っていた幼稚園にも、2学期からは喜んで通うようになりました。が、幼稚園で、毎日お友達と口ゲンカをしているようです。
先生にも、文章で(お便りノートを使って)どのように家で教えれば良いかアドバイスを求めましたが、返事には「とにかく誰かれなく、はりあっています。なんでもできるようになった事が嬉しくて、一番にこだわっているようです。・・・」でした。ケンカの事も内容がそれとなく判りましたが、子供にどう指導すれば良いのか、いまいち判りません。時期的な事なのでしょうか?放っておくのが一番なのでしょうか?
できれば、お友達と仲良く遊んで欲しいと、思うのですが・・・。
元幼稚園の先生の立場としては、子供にどのように指導されますか?
ケンカ相手は、いつも一緒にいる仲の良い男の子です。子供も相手のことが大スキと言っていますが、ほとんど毎日ケンカをしているようです。

いつも一緒にいる男の子とのけんか・・・ということですが、けんかをしてしまっても相手との関係は変わっていないのですよね。けんかをしていないときは仲良く遊んでいるのでしょうか?

先生の返事を見ていると、時期的なことのようにも思えますね。幼稚園になれてきて色々なことができるようになり、自分に自信をもってきたのではないでしょうか?ただそれが強く出てしまっているのでしょうね。先生の言う「こだわり」が少しずつとれていけばバランスがとれてくるのかもしれません。

私が受け持った子供にもけんかばかりしている男の子がいました。年長だったのですがお互いの存在が気になるらしく顔を合わせてはけんかけんか・・・どうしてそんなにぶつかるんだろう???と思うくらいでした。

どうやって対応していいのか初めは迷いましたが、「魅かれあうが故のいざこざ」と思い、二人を色々な場面で一緒に活動させたりするようにしました。遊びにも一緒に参加できるようにしたり、一人を抱っこしているときにもう一人も一緒に抱っこしてふざけたり・・・
お互いのお母さんにもその話をして、お母さんも「そのうち1番仲のいいお友達になるかも知れませんね。」と言って見守ってくださっていました。
そうこうしているうちに、一緒にいても張り合ったりすることが少なくなり、お互いを認めあうようになりました。2学期の終わりごろには大の仲良しに・・・本当に不思議なものです。

けんかといっても悪いことばかりではありません。子供はけんかを通して色々な人間関係を学んで行くと言います。「けんかするほど仲がいい」とも言いますよね。
幼稚園でも「けんか」には「危険なこと」が伴わないかぎり、なるべく口を出さないように見守っていました。
先生から「こんなことで困っているんです。」とか「お家でもこういうところに気をつけてみてください。」などの話がないのであれば、ある程度先生におまかせしては???
家ではとりあえず色々とできるようになったことを思いきりほめてあげて、自分にも人にもそれぞれ良いところ、悪いところ、できること、できないことがあってみんなが「同じ」ではないこと、「同じ」でなくていいことを色々な場面で話していってみてはいかがでしょうか?
「誰かれなく、はりあっています」という状態は少しずつ改善されていくと思いま
す。
けんかのことは「けんかをするな。」と言ってもなかなかおさまるものではないと思いますので、お互いを認めあえるようなことばがけをしてあげるようにされては?と思います。