ぶな【ブナ/椈/山毛欅】
ブナ科の落葉高木。やや高い山地に生え、ブナ帯の代表種として、生態学上の指標植物とされる。幹の高さ約20メートル。葉は広卵形。5月頃、淡緑色の花を開き、単性で雌雄同株。果実は殻斗(かくと)内にあって堅く、10月頃成熟し、食用、また「ぶなのあぶら」を搾る。木材は器具材となり、また、クレオソートを含む。樹皮は染料となる。ブナノキ。ソバノキ。シロブナ。

ぶなか【ブナ科/椈科/山毛欅科】
双子葉植物の一科。常緑または落葉の広葉樹。花は雌雄別の尾状花序で、果実は椀状の殻斗(かくと)に囲まれ、その多くは俗に「どんぐり」と呼ばれる。北半球の温帯に多く、また、一属(ナンキョクブナ属)は南米・濠州・ニューギニアに分布。ブナ・ナラ・カシ・クリ・シイなど、全体で八属九百種ほどある。殻斗科。

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