今日の一言
 
2004年8月31日(火) 11:27:28
岡田代表再任
昨日は民主党の代表選挙の告示日でしたが、岡田克也氏一人が立候補しましたので、岡田代表の再任が決まりました。参議院選挙で民主党を躍進させただけに、このことは当然であったと思います。岡田代表の再任には、次の総選挙での政権交代の実現が必須の要件としてかかっていますだけに、党内の更なる結束と、民主党への安定感・安心感の付与が最大の課題です。その点に関して、小沢一郎氏が岡田氏を批判して、党内が揺れているとの印象を与えたと、多くの方々からご心配を戴きました。私もそのことで小沢氏に直接お伺いしました。小沢氏は率直に岡田代表で政権を取れるか懸念を持っていました。理由としては、新潟の集中豪雨への対処のまずさや、年金廃止を求める国会の開会式の欠席などを指摘されました。確かに、現場主義をモットーとすべき民主党が、沖縄のヘリ墜落事故の対応に遅れていることなど、速やかに正していかなければならない問題は多々あると思います。しかし、ここは岡田代表以外に選択肢がないことを、小沢氏も理解を示されました。これからは、岡田代表により大きな期待が集まるように、言うべきことはしっかりと伝えながら、党の結束力を高めていかなければなりません。私が主宰する政権交代を実現する会の議員のみなさんにも、そのことを伝えて、岡田氏を支持していくことを決めました。元々、この会のメンバーであった岡田氏ですから、言うまでも無いことではありましたが。なお、推薦人にならなかったことには他意はありません。「重し」のような意味を期待されるよりも、若い議員たちに表で頑張ってもらいたいと考えたからです。
 
2004年7月2日(金) 12:19:29
曽我ファミリーの再会を喜んで
曽我ひとみさんのご一家がインドネシアで再会を果たせそうになりましたことは、誠に喜ばしく思います。北京案がいったん浮上し、北朝鮮の意向が強すぎると消えた後、色々な国が俎上に上りました。インドネシアは犯罪人引渡し条約のない国ですから、アメリカで脱走罪に問われているジェンキンスさんの身柄は保証されるでしょう。インドネシアでご家族が再会され、じっくりと今後のことをお話されたら良いでしょう。実は、曽我さんのご一家の再会問題は与党も野党もなく、一刻も早く実現するようにと、私も民主党も協力をしながら、どの国が最も都合が良いか、色々とアドバイズをしておりました。外務省からも、インドネシアでの再会の可能性が高まったと間接的ながら事前に報告も受けておりました。前から申し上げていますように、拉致問題は政治的に利用してはならない課題だと感じています。ところが、小泉首相は「参議院選前に決着を図るよう交渉を急げ」と、外務省に指示をしていたことが明らかになりました。小泉首相は曽我さんご一家の再会を投票日直前に実現させようと躍起になっています。人命を選挙に利用しようとすることは断じてあってはならないことです。すべてが自分のためのパフォーマンスしか考えていない宰相にこの日本の将来をゆだねてはなりません。
 
2004年6月17日(木) 19:08:19
国会審議の形骸化を防ぐために
 深夜の牛歩を見、国会の会期が終了した今、あらためて思うことがあります。それは、国会を通年国会にすべきではないかと言うことです。国会は会期制にすることが憲法に書かれています。したがって、通常国会では150日の会期の中で、与党は政府が用意した法案をできるだけ多く成立させようとします。野党は、好ましくない法案の成立を時間を引き延ばすことによって廃案にしようとします。すなわち、会期制のために、与野党とも時計との睨めっことなります。
 ひとつの法案には何時間かけて議論するかが勝負となります。時間を決めてから法案の審議に入るのですから、法案の審議は単なる時間つぶしになるのです。まず、審議中に法案の内容が大きく変化することはありません。重要案件となると、与党は時間を打ち切って採決をしようとし、野党は牛歩で抵抗せざるを得ないことも起きてくるのです。これが国会の形骸化を作り出しているのです。
 このような国会審議の形骸化を防ぐには、会期のない、即ち、一年中国会が開かれているような、通年国会にすべきです。これは、一瞬、野党に不利なような気がしますが、内容の豊富化が図れますし、審議中に法案を修正する可能性が高まるでしょう。国民の視点に立てば、通年国会は常識ではないでしょうか。
 
2004年4月29日(木) 19:19:34
年金未払い問題
「鳩山よ、お前もか」と言われてしまいますが、私も国民年金の未払い期間がありましたことを深くお詫びします。私が国民年金を払っていなかったことに気づいたのは平成9年でした。確か、その当時の社会保険庁長官にお伺いをし、調査をしていただき、議員になってから国民年金に入っていなかったことが分かりました。それまで私は年金に疎く、教師の時代は共済年金に自動的に入っていましたし、議員になってからも、議員年金の保険料が自動的に引き落とされていましたので、それで十分なのであろうと思っていたのでした。議員が、議員年金と国民年金の双方に加入しなくてはならないとは、恥ずかしながら、存じなかったのです。申し訳ありません。私の記憶の限りでは、市からは国民年金の加入に関して、要請も催促も督促もなかったように思います。それで、私は支払いの義務を果たしていないとは全く思っていなかったのです。平成9年に気づいたときに、未払い期間の全額を支払いたいと申したのですが、2年前までしか遡って支払えないとのことで、そのようにいたしました。悪意では全くなかったのですが、うっかりしていましたこと、本当に申し訳ありません。未払い部分に関して、2年前までしか遡れないようではありますが、何らか国庫に未払い分を収める手立てはないものかいま模索しているところです。終身雇用制度が普通の生き方であった今までは、このような制度で間に合ってきたのかもしれませんが、これからは、私のようにいくつも仕事を変えていく人たちがますます増えてくるでしょう。国が一人一人の仕事を追いかけることは不可能に近いと思いますから、職業を変えても制度が変らない一元化の年金制度にするべきではないかと、自らの反省を込めて、制度の変更の必要性をあえて申し上げます。
 
2004年4月9日(金) 14:33:58
イラクでの人質事件について
イラクで3名の日本人が拘束されました。このような卑劣な行為に対して、激しい憤りを感じています。未だに事件の詳細が分かりませんので、はっきりとしたことを申し上げるべき時ではないかもしれませんが、敢えて申し上げれば、自衛隊をイラクへ派遣したときから、覚悟しなければならないことが起きたということです。いつも申していることですが、送られた自衛隊のみなさんに責任があるわけではありませんし、しっかりと業務に励んでいただいて、早く無事に戻っていただきたいと願っています。そうではなくて、間違った政治判断の下で送られた自衛隊ですから、いくら人道復興支援と謳っても、必ずしもその思いはイラクの人々には伝わらず、対米支援の中で憎しみの連鎖反応を引き起こすことは十分に予測されることでした。すなわち、このようなことはまさに起こるべくして起きた事件であると言えます。拘束された一人の高遠菜穂子さんは、つい二週間ほど前に、民主党の苫小牧で講師としてお招きをした方でした。それぞれの若者たちは、ストリートチルドレン問題、劣化ウラン弾問題などをボランティアで解決しようと努力していた人たちです。彼らの命をなんとしても守ってあげなくてはなりません。テロに屈するな、との感情も分かりますが、自衛隊の撤退以外に解決の道がないと判断されたときには、自衛隊の撤退も視野に入れるべきです。民主党は元々派遣には反対していました。その理由は、このような事態が予測されていたからです。決断するときには躊躇すべきでないことを申し上げておきます。
 
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