2005年6月30日
じ・つ・は、一足早く夏休みをいただいて、
ちょっと旅に出ておりました。
その旅行記を少しずつアップしていきます。
ほんとうは全部できてから、と思っていたのですが、
長くなりそうだし、鮮度が落ちるのもどうかと思うので、
できた分から公開します。
久々の長文、うまく書けたかしら?
直下のリンクをたどってくださってもいいですし、
「紅千代日記」からでも行けます。
2005年6月29日
暑いですねえ。
フェーン現象だと息苦しい感じさえしますね。
もはやお出かけのときには
右手にハンドタオル、左手に扇子という状態です。
「まあ、この暑いのにキモノ」という視線に合わないでもありませんが、
空調の効いている室内だとちょうどいいんですよ。
2005年6月28日
南條竹則「中華文人食物語」、読了。
嵐山光三郎に「文人悪食」という作家の食習慣を徹底調査した本があるのですが、
あれの中国版です。
違うのは、この本は著者自身が食に興味がある人で、
狗だの馬の肝だのものともせずに食べています。
本業は作家なのだそうですが、
中国文学の分野にとどまらない博覧強記ぶりにも驚愕。
2005年6月22日
昨日はさすがに蒸し暑さに耐えられず、
今年初めて空調を入れてしまいました。
まだ冷房ではなくアメニティドライですが。
6月でこの暑さだとすると、先が思いやられますね。
着実に地球は温暖化し、日本は熱帯化していると。
おいしい熱帯フルーツが日本でも自由に食べられるようになるのであれば、
それならそれで私はいいですけどね。
2005年6月21日
東京が一番、大阪が二番、生活費の高い都市というレポートが出たそうですが。
あと、ロンドン、モスクワ、ソウルですって?
なんでここにニューヨークが出てこないのよ、と思ったら、
この調査はニューヨークを100としたときに、対象都市はいくつかという調べ方をしているらしい。
具体的に何の費用を調べたのか知りたいんだけど、それはよくわからないんだよなあ。
詳しいレポートは「買え」といっています。
なーんか怪しい。私はダウト。
2005年6月20日
石毛直道・森枝卓士「考える胃袋」、読了。
食文化考察の第一人者二人の対談集です。
私も食べることは大好きで、食材にも人一倍興味があるんですけど、
くやしいことに胃がそれほど丈夫じゃなくて、お酒も飲めないんですよね。
(昼夜イタリア料理フルコース+各回3種類パスタ追加)×10日間、とか
一日晩御飯を3回×一週間、とか、
やっぱりこの道のプロがやってきたことはすごいです。
そして、石毛教授がアフリカのある民族との共食で体験した、
実は日本のマタギも使う究極の調味料。
鉄の胃袋ならぬ鉄の心臓がなければ食べられないですよ。
読んでいる分にはとてもおもしろいんですがね。
2005年6月19日
結局、土日もなんやかやで働いています。
週末にここまでやっておけば、ウイークデーが楽になるという公算のもと。
でも、そういう仕事ってイマイチはかどらないんですよね。
せっぱつまってないから。
ファミレスや喫茶店を点々と移動しながらPCに向かう
さまえよる日本人になるも、収穫ははかばかしくなく。
大量の洗濯を敢行したことと請求書を投函したことがせめてもの前進。
2005年6月18日
トム・クルーズとケイティ・ホームズが婚約だそうで。
この件、映画の新しいマーケティングのスタイルと言われ続け、
私も「婚約だったらまだ解消できるよな」と疑っていたりはするんですが、
トムが私と同い年だと思うと、偉いなあと拍手を送りたくもなるんですよね。
“飽くなき情熱”っていうんですか、そういうものが健在であるそぶりが見せられることに。
2005年6月17日
昨日は再び帯広にいました。
東京は一日雨だったみたいですが、
帯広はまったくの快晴。
空は青く、高さに奥行きがあり、
山も青く、緑にあふれ、
牛は日がな草をはんでいました。
まるで絵の中にいるような気分でしたよ。
2005年6月16日
ガルシア・マルケス「エレンディラ」、読了。
短編集です。表題の作品は映画で先に知りました。
人間の種類が違うって感じで、強烈な印象が残っています。
ほんとうのタイトルは「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」
あるところに白鯨みたいに大きくてゴージャスなおばあちゃんがいて、
おばあちゃんはその暮らしを維持するために孫のエレンディラを酷使します。
最初は雑役で、後に借金の返済のためと称する売春で。
エレンディラはひたすら従順におばあちゃんのいいつけに従うのですがやがて・・・・。
緑の血だとか、バラの匂いがする海だとか、蜘蛛の体を持つ女だとか、
もうまったくの幻想世界なんですけど、不思議に重力があるんです。
彼の作品は老人が主人公なのもいいです。
この世にはベテランの大人にしかわからない世界もあるんだよ。
2005年6月15日
ウィリアム・サローヤン「わが名はアラム」、読了。
といってもこれを読むのは4、5回目くらいかも。
この中の一編「美しい白馬の夏」は、
高校1年のとき、英語の授業で読みました。
中学時代の英語とは比較にならないくらいレベルが高かったので、
「こんな難しい作品、読めるわけないやん」と
思いながら格闘したことを覚えています。
でも、坂田先生の授業は独特の味わいがあって好きでした。
それとサローヤンの独特の味わいが私の中で一緒くたになっていて、
ときどき懐かしくなって読み返すのです。
まったく、アルメニア人は詩人で、
人間、詩人でないとつまらんですな。
2005年6月14日
昨日、帰ったらうちの中でめざまし時計のようなすごい音が鳴り響いていて、
でもそれはキッチンから聞こえていて、
そんな音にまったく聞き覚えがないのでしばらくウロウロしたのですが、
犯人はキッチンタイマーでした。
仕掛けていったわけじゃないですよ。
暑さでイッちゃったんです。
今年はこういうヤツがたくさん出そう(笑)。
ようやく無線LANをなんとかしようという気になって、
なんとかしました。モバイルですけれどね。
やってみて思うのは、便利だけど不自由だということ。
サービスエリアがまだまだほんとに少ないんだもん。
東京メトロで無線LANできても、んなところで原稿書けないし。
スターバックスが入ってくれるとありがたいんだけどねえ。
2005年6月13日
吾妻ひでお「失踪日記」を衝動買い。
小さい頃、この漫画家さんの作品が好きでした。
といってもタイトルは一つも思い出せないんですけど(笑)。
その人が失踪してホームレスになったり、
一時ガテンな仕事についたり、
アル中になって精神病院に入ったり、
していたとは露も知りませんでした。
それはそれは極限の生活なんですが、
漫画という表現ですごーく救われています。
何のかんのあっても確かな芸があれば戻ってこれるんだ、と感動も。
2005年6月12日
昨日は高校の同窓会総会でした。
大阪の高校なのですが、このような時代なので東京に出てきている人が多く、
旧制中学の時代から存在するので卒業者に歴史あり。
私などはまだまだ最年少の部類です(笑)。
医者とか弁護士とか学者が多いのですが、
このような時代なのでIT業界におられる方も割とあって、
お話ししてみたら共通の知人がいたのでびっくりしました。
ほんに世間は狭いものです。
歴代の在東京者名簿も配布されたのですが、同期が結構いるじゃありませんか。
同窓会したいなあ。私が幹事かなあ。
2005年6月11日
「よい週末を」
そういって、女性はオフィスを出て行きました。
「向こうで雨が降らないことを願ってる」
そういって、ヒップホップダンサーのような女の子は、
地下鉄を降りる女友達に別れを告げていました。
一日のうちに遭遇した二つのシーン。
どっちも英語圏のあいさつっぽいよなあ、と
おもしろく感じました。
日本人って言動も欧米化してるの?
2005年6月10日
気がついたらマイレージが20000マイルになっていました。
といっても、この業界だと何十万マイル貯まっている人がたくさんいるので、
ぜんぜんたいしたことないんですけど。
いつなにがどこでどうなるかわからないから、
とっとと使っちゃいたいなあ。
北京? 香港? 台北? ソウル?
2005年6月9日
程度は軽微ながら、私には自傷趣味があります。
やめようとしても、なかなかやめられません。
まあ、たぶんストレスからくるものだと思うんですけど。
今、被害を受けているのは耳。
爪で傷をつけてはかさぶたを作り、
その下で組織が癒える前に、かさぶたをはがす。その繰り返し。
髪で外からは傷が見えないことをいいことに。
これって虐待だよなあと思いつつ。
2005年6月8日
腱鞘炎はおかげさまで快方に向かっておるのですが、
このタイミングだからこそ反応しちゃったニュースが、
ジャストシステムのマウスによる文字入力ツール「モジット」。
携帯電話の文字入力の感覚で、サクサク文字が打てるのはよろしいです。
ずっとやってると今度は人差し指が腱鞘炎になるかもしれないけど(笑)。
でも、機能するのはブラウザの上だけなのよねえ。
ワープロソフトでも使えたらいいなあ。
まだプレビュー版だからチャンスはあるよねえ?
2005年6月7日
設問10、魯迅の作品を3つ答えなさい。
阿Q正伝、狂人日記、藤野先生。
文学史は記憶で何とかなる分野なので私は得意でした。
でも、読んでいないものの方が実は多く。
今、ようやく魯迅を読んでこんなに暗い話を書く人だったのかと驚いています。
文章は平易なんだけど、その底に深ーい諦念があって、
読後に強い印象を残します。
中国の怪奇小説や艶話は奔放でおもしろいのに。
それがその時代の中国の本当のありようだったということでしょうか。
2005年6月6日
土日はスサノオ神社の天王祭で、
町屋はお祭り気分一色に染まっていました。
舞台となる尾竹橋通りに面しているわが家は特等席といえるのですが、
仕事があるとうるさいばかりなんですよねえ。
いつもわからないなあと思うのは、
お祭りになると若い女の子がヘンなおじさんに扮した志村けんみたいな格好すること。
まあ、とりあえず花柄だったり、フェミニンな色だったりはするのですが、
あれはどうみても格好よくないんですけど。
2005年6月5日
キモノが欲しいといううら若き男性を伴って、
私が行きつけにしている店を訪れました。
夏物も、冬物も、ひととおり見たいといっておいたので、
いろいろ出てきました。
男物をあそこまで塊で見るのは初めてなので、なかなか楽しく。
男物って色や柄に頼れない分、素材で勝負って感じだから品はいいのよねえ。
結局、うら若き男性はこれから着られる薄手の木綿を選択。
寸法を取るのに、ご主人が自分のキモノを彼に着せたのですが、
これがなかなかいい風景でした。
似合ってましたよ、ご心配なく。
帯が締められないといけないと即席の着つけ講習が始まったのを見て、
「こうやってひそかに呉服屋さんが伝統継承に一役買ってるのね」と思ったり。
なんか、おもしろくてハマりそう(笑)。
2005年6月4日
珍しいものを見つけると買わずにいられず、
八重洲のスーパーマーケットで
生の中国くわいと金針菜とマコモと斗白という野菜を見つけて購入。
どうやって食べるかはこれから調べます(笑)。
2005年6月3日
昨日は函館と帯広にいました。
一日でそんなことができたのは飛行機を使ったから。
18人乗りの小さな飛行機だから、
振動がおしりに直接来るし、
スピードはジェット機よりゆっくりだけど、
思ったより安定飛行で不安はまったくありませんでした。
ずっと大地と海を眺めていたりして、
久々に飛行機が手段じゃなくて目的になった感じ。
サービスをいろいろそぎ落としていくと結局残るものは何かということもよく見えて、
なかなか有意義な経験でした。
2005年6月2日
日本刺繍って、市販されている糸で最大の色数が400色あるんですが、
実はそれをコツコツ買いためていた私。
昨日とうとう400色揃いました。わーい。
私は色がたくさんあることにものすごくワクワクするたちで、
(色狂いということではない)
引き出しをあけてはニヤついています。
2005年6月1日
帯地で傘を作ることができると聞いて、
ついつい店に取材に行ってしまいました。
でも、帯地をそのまま転用しているのではなくて、
傘を作るために広幅で素材も変えた
特別な帯地だったことがわかってちょっとがっかり。
タンスの中の締めなくなった帯を変身させられると思ったのに。
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