空冷最強の2バルブFRP製カウル購入!近日装着
※掲載内容は個人の趣味的要素のみで構成されております。



KZ/Z1100Rのハンドリングについての考察

■好き嫌いがあるから一概にはいえないところだが、STDの車体の乗り味にドップリ浸かってしまった僕は、1100Rに明確な不満は持っていなかった。それゆえ、某テスターや専門ショップの「Z1100Rのハンドリングは変だ」の意見は素直に受け入れられるものではない。

某テスター談:「1100Rはヘンやで。この前試乗したやつはステムベアリングが渋かったせいか、そんなにおかしくなかったけどな」

インターバル今井談:「峠で1100Rオーナーに一度Jを乗せたら、こっちがおもしろいからって1週間後Jに買い換えたよ」

他にも僕が所有していることを知るとイヤガラセか(笑)、同趣旨の話をしてくれる人がいた。フロント19インチのJよりそれほど劣っている理由がない、と考えた僕は今井氏に稚拙な質問 「じゃあ、1100Rに19インチホイール履かせたら良い方向になるのか」
「いや、そうはいかない。でもJに18インチを履かせたらもっと良くなるけどね」
どう見たって同じディメンションのフレームだ、何が異なるのか?などと話をしていながら、前後ショックともへたっていない同条件(Jのフォークはヨーロッパ仕様)のうえで並んでいる両車をフト見ると、フロント回り、キャスターが違ってみえる。そこで1Gでのフロントアクスルとエンジンマウント間を測って見ると開きがある。と、いうことはキャスター、トレールの設定違いか?どうもこのあたりがクサい。

■1100Rのキャスター角は公表値、良好なSTDの実測とも28°。19インチ車の1000J/Rは北米で29°、欧州全般では27.5°。トレール量は公表値で1000J2が99mm、1100Rは114mm。1100Rの標準装備フロント18インチタイヤ外径は、ほぼ19インチ車と変わらない。北米仕様のR1は、写真で見てもアメリカンのようにフロントが上がっているのがわかるくらいキャスターは寝ているが、それと比べても“へん”といわれる始末。やはり簡単にわかる数値だけで物事を推測したり、判断するのは無理のようだ。現在、完全STDで快調な両車を同時試乗で比較できない状況では、優劣をつけるのは困難だし意見も分かれることだろう。
■フロント18インチが当たり前になり、16インチのニンジャもリリースされる1984年という時期になって、欧州からのリクエストで発売されたといわれるKZ/Z1100R。メーカーにおいて19インチのシャシーに18インチを履かせるにあたって、なにか善かれと施された点があったのだろうか。あったとしても、それが疑わしい材料のひとつなのかどうかもわからないままである。  


■購入以来7年目に突入した'97年、我がKZ1100Rも足回り刷新のつもりが、いやな呼び方だが「フルカスタム」に近くなってきた........。とはいってもエンジンはまったくのSTDだけど。

■モデファイのきっかけはズバリ!佐藤氏所有の Z1000Jを今井さんのところで試乗したことに始まります。この車両のインプレッションはクラブマン誌116号、またBS誌96/10月号を読んでいただければお解りかと思います。今回のモデファイで、これらの車両を踏台(失礼)にし、97年型ともいうべきバイクに仕上がったと勝手に思い込んでおります。
しかし'98、'99年型も製作されているようで、当然のことながら同じ仕様になるはずもなく、これまで以上に細かな部分まで手がはいっているのかと思うとクヤしい限りです(笑)。

■納車以来、まともな走行はほとんどなく、距離は300キロ弱とのびておりませんでした(なんて情けなひ)。金町住まいになってからは、治安上の問題もあり車両は会社に置きっぱなしで、通勤は相変らずZX750A。なかなか乗る時間もありません。'98年しょっぱなは4月4日、仙台ハイランドでのダッチランに向け東北道を一気に北上。モディファイ後初の高速走行もあり、気分は上々でした(笑)。しかし、その後も起動させることなくまもなく夏は終わり。

■FRPフロントカウルをとうとうゲットしました。なんと、純正色(7W)に塗装してもらって34000円です。コイツはすんごくお得です。仕上がりもばっちりです!! しかし取り付けには?


今回のモデファイの簡単な内容です。
変更・改造箇所説明備考
前後ホイールダイマグ F:2.75×18 R:4.00×18JWL刻印あり
Fディスクロータープラスミュー製アウター+インターバルオリジナルハブΦ310
Rディスクロータープラスミュー製 ローターフランジ別注Φ260
アルミスイングアームインターバルオリジナル軸距短縮
FキャリパーAP2696 サポートインターバル製 
Rキャリパースズキバンディット250 サポートワンオフリジッドマウント
FマスターAP3125 Φ19 スイッチ取り付け済継続使用
Sステムインターバル製 オフセット35mm継続使用
リアショックインターバル設定オーリンズ OH済継続使用
前後アクスルシャフトクロモリ中空 F径拡大Φ17
ピボットシャフトクロモリ中空
フレーム加工リアショックレイダウン作業時間20H !
ステップインターバルオリジナル
Fフォーク加工アクスル穴拡大 メタルクリアランス調整 OH済
サイドスタンドワンオフ 取り付け位置変更
ハンドルオーヴァー製
グラブバー加工取り付け部新造 ツーリングには不可欠フック増設
マフラー加工MUZZY製 エキパイ角度修正 ステー新造本体継続使用
DチェーンRK50GYXO 高ぇ〜(笑)
外装KHI純正品 カラーコード7W カウル近日装着


モデファイ前の車体はコイツでした。


■コイツの外装もすべてストックしておりますから、このカラーで走ってみるのもまた楽しいかな?なんてつい考えてしまいます。今井さんはイヤがりますが(笑)。最近、ニセモノの目撃談あり。誰だ?いつの日かまたJ系を買ったときまで一式温存です。
■市販S1の公道バージョンや、モデファイした車両の画像を
アップしました。全体の雰囲気からいろいろと考えてみましょう。投稿もお待ちしております(笑)。


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jojo@kt.rim.or.jp.