タイムズスクエア

"Pray for Families & Victims"

「家族と被害者のために祈ろう」

"God Bless America"

「神よアメリカを祝福したまえ」

"Freedom will be Defended"

「自由は守られる」

という幕が星条旗とともに張り出されています。ナスダックの電光掲示板には、

"United We Stand"

「団結して立ち上がろう」

という文字が表示され、すべての店舗のウィンドウにも星条旗とこの言葉が掲げられています。

 

 


これまでで最高の舞台「レ・ミゼラブル」

ブロードウェイ・ミュージカルも再開されました。私は平凡な人々が自由を求めて闘ったフランス革命を時代背景として人間の愛と無情を描いたミュージカル「レ・ミゼラブル」を観たいと思いました。

日本のレ・ミゼラブルも今年の春に観たばかり。個人的な友人でミュージカル女優の国分美和さんの最後のステージということでもあり、キャストもマダム役の美和さんをはじめ、岩崎宏美、島田歌穂、森久美子など蒼々たる顔ぶれで素晴らしい舞台でした。

しかし、今回のブロードウェイの舞台は正直、スタンニング!気絶するほど素晴らしいものでした。テロ事件によって、初めて外国からかくも大きな大打撃を本土に直接受けたことは筆舌に尽くせないほど大きな衝撃をアメリカ人に与えました。しかも自由の国アメリカの自由の象徴ニューヨークで、起きました。

自由への危機?!自由を守る闘いを覚悟した彼らが「レ・ミゼラブル」を演じたら、こいうことになるんだっ!観衆も舞台もこんなに一体になれるんだっ!

アメリカ人をアメリカ人ならしめている精神の根底に触れた、感動の一夜でした。

ちなみに言うまでもありませんが、自由の女神はフランス革命で民衆を先導し、その巨大なブロンズ像はフランスからアメリカ合衆国に贈られたものなのです。


ワシントンスクエアの凱旋門にも反旗が・・・・

マンハッタンにはセントラルパークのような巨大な都市公園の他にもいくつも広場があります。この広場をスクエアとよぶのです。もともとはロンドンで四角い広場をスクエア、丸い広場をサーカスとよんでいるのですが、碁盤の目のように整備されているマンハッタンでは広場も必然的に四角いものが多いのです。

今回の被災者への献花は、ここワシントンスクエアにも捧げられていました。今回のテロ事件で行方不明になっている人々の情報もほとんどなく、いまだ数千人の安否が不明な中、家族や友人を探す人々の張り紙や、既に死亡が確認された人々への手紙、テロに対して徹底抗戦を訴えるメッセージ、戦争ではなく平和をと呼びかけるメッセージなど千差万別です。

フェンスの寄せ書きはフィナンシャルセンターで働く人々がワールドトレードセンターで被災した同業者や友人たちに当てたもの。一言一言が胸を打つものばかり。

たて看板は「ニューヨーク〜世界一強いまち。」英語の "Tough" は「難しい」という意味でもある。

 

 

 

 

 


≪被災地レポート≫

★1/UNITED WE STAND=団結して立ち上がろう

★2/SQUARES=広場(タイムズ&ワシントン)/このページです。

★3/PRAYERS=祈り(献花に訪れる人は絶えない)

★4/MEMORIES=想い出(突然いなくなった貴方へ)

★5/ONE BLOC TO WTC=ワールドトレードセンターへ1区画

★6/ON THE STREETS=マンハッタンの街角で

★7/WHITE HOUSE FAR AWAY=遠きホワイトハウス

◎編集後記


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