エディンバラ国際映画祭(Edinburgh, UK)
http://www.edfilmfest.org.uk(英語)
2000年に54回目を迎えた、映画祭の中では長老クラスのエディンバラ国際映画祭。ヨーロッパ最大規模の芸術祭といわれるエディンバラ芸術祭(http://www.go-edinburgh.co.uk)と平行して8月の中旬に開催されます。

スコットランドの首都エディンバラは風光明美な古都として知られ、季節を問わず数多くの観光客が訪れていますが、芸術祭期間中の3週間は人口約5万人の街が10万人に膨れ上がり、映画、演劇、ダンス、バレエ、コンサート、ミュージカル、オペラ、詩の朗読まで、街のいたるところで「アート」に触れることができます。他にも、大道芸人、移動遊園地、エディンバラ城でのミニタリータトゥーに花火なども楽しめ、その様子は「街全体が劇場」になったかのよう。あ〜あ、あの日に帰りたいよ〜

失礼、映画祭の話でした・・・。

私自身は92〜94年の映画祭しか経験していないため、99年のデータを映画祭のサイトから拾ってみました。それによると、99年は28カ国302本の映画を招待。新人監督作品、監督特集、短編、アニメなど10プログラムを組んで上映しています。95年に大幅なプログロム変更を行って若返りを図った際に、国内の映画産業の発展を目的とした英国映画ショーケース「NEW BRITISH EXPO」(現在の「FILM UK」)を新たに設けています。

93年の映画祭個人的エピソード。
ダニー・ボイル監督の新作「シャロウ・グレイブ」に注目が集まっていました。エディンバラを舞台にしたスリラーで、テクノにあわせた疾走するような映像が新鮮でした。2年後、小説「トレイン・スポッティング」の映画化は大いに話題になり、地元の友人達は「すげーのができる!」と盛り上がってました。公開時、街中が映画のポスターで埋めつくされたことを考えると、「トレスポ」への熱狂ぶりがうかがえます。映画の主なロケ地はエディンバラの東の外れリース。リースに住んでたので、今見るとホームシックになりそうです。ご覧になっていない方、2作品ともぜひ見てください。(2000年11月)




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