花と機械(1999.8.3)

花と機械(1999.8.3)


開く熱で焼けて
黒い穂になる

星じるしになるなんて

この街で見えないにしろ
花は燃えるから
青い火は時折
街を透けて見せるから

だから僕の腕は
金属の骨と伸縮する鋼の筋と
でできている

清水鱗造 週刊詩 目次前頁(静脈の地図(1999.8.10))次頁(気泡(1999.7.27))

Shimirin's HomePageUrokocitySiteMap