道の見え方(2000.5.9)

道の見え方(2000.5.9)


道のでこぼこが
まだ水のころの
神経を
漂わす

無 音 というのは
メガネの蔓のあたり
幼時が
ひそかに
回帰しているから

ぼくは
滑るように
眼が疲れているのだが
言えないことも
つーぅっと
水の上を

あの
ひとも
しわが
増えるけれど
Perl の本が
性の幻影に混ざる

清水鱗造 週刊詩 目次前頁(かたかた(2000.5.16))次頁(カラス(2000.5.2))

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