■用語解説■

★このページでは魔女っ子テッカマンシリーズ」で使われる基本的な用語を解説しています。


★魔女

 我々の住む人間界とは別の空間に存在する"魔女の国"の住人。いわゆる"魔法使い"とは違って生まれながらに魔法の素養を持つ、人間とは全く違う生き物。と言っても学習しない限りほとんど魔法は使えず、個々の適性によって習得できる魔法も違う。

 "魔女"と言うだけあって女性しかいないように見えるが、実は単性生物なので"性"という概念は無い。"難しい魔法でボーボー鳥さんにお願いする"事によって(ミルク談)子孫は残せるらしい。

 ちなみに"魔女"という呼び名も接触した他の種族がつけたもので、本人(?)達は自分の種族を総称する言葉を持たない(「みんな」とか「私ら」で済ませていたらしい)。

 血液型は全てB型。故に多少の差異こそあれ、アバウトで後々のことを深く考えないお祭り好きが多い(典型的なのがリリィ)。

 比較的短命で、半世紀を生きられる魔女は少ない。

★魔女の王族

 魔女の国は常に二人の女王によって治められ、それぞれ"金のクィーン""銀のクィーン"と呼ばれる。現在その娘である四人の王女(サーシャ、ティア、サリィ、リリィ)のうち次期女王候補は第三王女のサリィと第四王女のリリィ。

 どちらかが"金のクィーン"になり、その妻となるにふさわしい魔女が次の"銀のクィーン"になるのだが、サリィは幼い頃からいつかリリィと共に魔女の国を治めたいと望んでいるに対してリリィには別の思い人がいるようなのでややこしい。

★魔女の扉  魔女の国と人間界などの他の世界をつなぐ"扉"。強力な魔力と適性を必要とするため,一部の限られた魔女にしか作り出せない。また、場所はどこにでも開くが,女王の持つ"鍵"が無いと時間を超えることは出来ない(昔リリィがその鍵を悪戯で盗み出し行方不明騒ぎになったことがある)。
★魔女テッカマン  魔女の戦闘形態である魔法の騎士。魔法(光物質変換)により武装や翼を形成でき、強力な必殺魔法"ボルテッカ"を持つ。驚異的な戦闘力を持ち、他種族をして"魔女テッカマンを倒せるのは魔女テッカマンだけ"と言わしめるが、基本的に魔女は平和主義なので防衛以外の戦闘はまず起こりえない(うちわの"ケンカ"はスゴいらしいが)。
★テックセット

 魔女の証である胸の紅いクリスタルを使い戦闘形態である"テッカマン"に変身する魔法で、魔法を使う者の能力や性格などがテッカマン形態の容姿に反映される。また、肉体・クリスタル共に未成熟な魔女はテックセット出来ない。

 遠い昔、平和主義を貫くあまり多種族の侵略に晒され苦渋の選択からやむなく生み出されたという、本来ならば忌むべき存在の魔法。…なのだが最近の若い魔女はその辺あまり気にしてないらしい(おいおい)。

★魔女のクリスタル

 魔女が生まれる時、その手の中に握られているという紅い宝石。持ち主の成長と共に徐々に大きくなり、十年ほどの歳月を経て強力な魔法を使う為のアイテムとして完成する。この時魔女は初めて一人前として認められ、母親である二人の魔女から一対のピアスを授かる(右のピアスには"健康"、左のピアスには"美"という二つの願いが込められている)。

 いわゆる"魔女の証"なので常に身につけているが、ミルクの母サーシャは昔よく無くして大騒ぎしたらしい。

★ボルテッカ

 魔女テッカマンの必殺魔法。テックセット時に形成される"ボルテッカ球(通称テッカだま)"で作られる魔法陣と、魔女のクリスタルを使い撃ち出される光線技(反物質砲)。一撃で大都市を消滅させる威力をもつが、魔女テッカマンはモロに食らっても"イテテ..."で済むらしい。

 テッカマンキャンディは"リリカルボルテッカ"、テッカマンスゥイートは"ソーサルボルテッカ"など、術を使う者によってバリエーションがある。

★ブラスターテッカマン

 より強力な魔法を必要としたとき、魔女テッカマンが自己進化する最終形態。高度な魔法知識と精神力を必要とし、その姿は通常の魔女テッカマンより華麗にして壮麗と言われる。が、現在の魔女界にその姿を見た者は少ない。

 膨大な魔力を消費するための副作用か、ブラスター化前後の記憶が泥酔時のようにあやふやになるのが難点。

 ミルクはまだなれない。

★ペガス  ミルクの愛用する魔法のホウキ。一種の魔法生物で、ある程度は自分の意志で行動できるが基本的に持ち主に忠実。言葉は喋らない。テッカマンキャンディが飛べるようになってからもミルクが通学や買い物などの日常で使用する頻度は高い。母親の一人、サーシャのお下がり。
★「クリスタルに輝きを」

 魔女達が使う祝福の言葉。正式な作法では胸のクリスタルに右手の中指と人差し指を添え、更にその右手の甲を左手で包み込むようにしながら言わなくてはいけない。

 …が、ワリと適当に「いってらっしゃ〜い」とか「ほんじゃね〜」と同じ感覚で使われることも多いという、けっこう用途も懐も広い言葉。