第2回「いーぐる日曜フォーラム」
「脱ロック」
- 日時:
- 1997年8月24日 15時00分〜 (2時間程度)
- 場所:
- 四谷「いーぐる」
背景
90年代に入って、
英米のロック系の独立系レーベル界隈からでてくる実験的なロックで
「ポストロック (post-rock)」(「脱ロック」という意)や
アウトロック (out-rock)」と呼ばれるものがでてきている。
もちろん、MTVなどで扱われるような rock と違い、
歌やメロディがあまり表に出てこないが、
ビートもそれほどでもない
(比較的ビート指向があるときは rock ではなく dance / techno と分類される)
rock、と当初は特徴付けられていたが、
現在はもっと広い意味で使われてきている。
目的
post-rock と言うが、それでは rock という音楽はどういう音楽だったのか。
「rock は死んだ」と宣言した punk は脱 rock 的な運動の引き金となったが、
1980年代の post-punk (脱 punk) 期において行なわれたことな何だったのか。
それは音楽的にはどういうことだったのか?
また、そういうことを踏まえた上で、
post-rock というのが、これらの音がいったいどういう音で、
post-punk と post-rock は何が同じで何が違うのか、
rock からどう外へ脱しようとしているのか、
実際の音を聴きながら考える。
主な内容
- rock / punk / post-punk / post-rock
- rock とはどういう音楽だったのか
- Wire に見る punk から post-punk の4年 ('77-'80)
- 80s後半の独立系の rock の状況: NME C86 世代, etc
- post-rock
- Too Pure label: P J Harvey, Stereolab, Th Faith Healers,
Laika, Seefeel, Scala, Long Fin Killie, etc
- Matador label: Yo La Tengo, Run On, Thinking Fellows Union Local 282,
Barbara Manning, etc
- Drag City / Thrill Jocky label: Gastr Del Sol, Tortoise,
The Sea And Cake, etc
- その他: Marcury Rev, Main, Flying Sauser Attack, Amp,
Ui, Labradford, Fuxa, etc
問い合わせ先: 嶋田 TFJ 丈裕
「いーぐる日曜フォーラム」
TFJ's Sidewalk Cafe