第5回「いーぐる日曜フォーラム

「右側に気をつけろ ― ポスト・ミッテラン時代のフランスの音楽」

日時:
1998年2月1日(日) 15:00〜(3時間程度)
場所:
四谷「いーぐる

背景

1995年にフランスの左派のミッテラン (Mitterrand) 大統領が死去した後、 右派のシラク (Chirac) が大統領になった。 これによって政策が大きく変化し、 特に、移民を排斥するパスクワ−ドゥブレ法が制定された。 また、南仏を中心に、極右の国民戦線 (FN, Front National) が台頭してきている。 そんな社会状況に反応して、1997年の前半には、 2月12日には Arnaud Desplechin ら31人の映画監督がデゥブレ法不服従を訴え、 3月20日には Khaled や Noir Desir のようなミュージシャンが反FNコンサートをし、 翌3月21日にはラッパーが一同に会した _11'30 Contre Les Lois Racistes_ (「人種差別法に反対する11分30秒」という意味) という反デゥブレ法の キャンペーン・シングルがリリースされた。 しかし、6月の総選挙で左派が勝ちジョスパン (Jospin) 内閣が成立し、 現在は移民を排斥するような法は改正された。

目的

90年代後半にフランスから出てきた 独立系レーベルを拠点に活動する rock, jazz, dance/techno, world-music を、 左派のミッテラン大統領の死去 ('95) から右派のシラク大統領になったことに 象徴されるような社会の動きなども視野にいれつつ、 概観する。

主な内容

Rock, Pops
Miossec, Les Elles, Autour De Lucie, Katerine, Noir Desir, etc
Free Jazz, Free Improvisation
The Recyclers, Yves Robert, Louis Sclavis, etc
Abstract Hip Hop, Techno
DJ Cam, Snooze, A Reminiscent Drive, Laurent Garnier, etc
Rap, Rai, etc
IAM, Khaled, Rachid Taha, etc

当日配布した資料


問い合わせ先: 嶋田 TFJ 丈裕

「いーぐる日曜フォーラム」
TFJ's Sidewalk Cafe