第6回「いーぐる日曜フォーラム

「魔法医者の子供たち ― 南アフリカ・ジャズが脱パンクにもたらしたもの」

日時:
1998年4月12日(日) 15:00〜(2時間程度)
場所:
四谷「いーぐる

背景

60年代の南アフリカ共和国の黒人文化の華の一つともいえる township jazz だが、 Dollar Brand (Abdullarh Ibrahim) 、The Blue Notes らのミュージシャンは 70年代になると亡命により、活動の拠点を欧州、特にイギリスに移していった。 そして、欧州の free jazz / improv や、カンタベリー界隈の rock に影響を与えた。 そして、その後のイギリスでの punk や punk と脱しようという動きにも交わり、 jazz 的なニュアンスを持つ一つの音楽の流れを形成していった。

目的

Dollar Brand (Abdullah Ibrahim), The Blue Notes らの南アフリカのジャズが、 脱パンク期の80年代前半にイギリスのポップ・ロックのシーンから出てきた Weekend, Working Week, Everything But The Girl らによる「ジャジー」な音に、 どのように直接的、間接的に影響を与えたのか、そして今にどう繋がるのか概観する。

主な内容

70年代: 南アフリカ〜イギリスの jazz
Dollar Brand (Abdullah Ibrahim), Johnny Dyani, Dudu Pukwana, Keith Tippett
80年代 (I): punk と jazz の出会い
The Pop Group, Rip Rig + Panic, The Raincoats
80年代 (II): Robin Millar のプロダクション
Weekend, Everything But The Girl, Vic Godard, Working Week, etc
90年代: そして…
The Dedication Orchestra, Robert Wyatt, Bhundu Boys, etc

当日配布した資料


問い合わせ先: 嶋田 TFJ 丈裕

「いーぐる日曜フォーラム」
TFJ's Sidewalk Cafe