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26.マレーシアの食べ物 

マレーシアの旅のページでご紹介した料理やお菓子、フルーツ等をまとめました。

多民族国家マレーシアでは、それぞれの民族の伝統・文化が混在するだけでなく、それらの融合されたものがあります。、建築物等もそうですが、料理やお菓子等の食文化の中にも融合が見られます。 ニョニャ料理、ニョニャ・クエ(菓子)はその代表的なものでしょう。料理やお菓子のハイブリッドともいえる新味覚の発見、とても興味深いですね。


ペナン
ペナンでの朝食
イギリスでポピュラーなベイクドビーンズ、マレーシアの煮干しカレー、中国粥など食事も各国入り混じっている。

ペナンのインド料理店でのランチ
ホウレンソウや豆のカレー、タンドリーチキンにナン等々、インド独特の味。
キャメロンハイランド

キャメロンハイランド特産の「いちご」

南国でリンゴも採れるの? リンゴに似ているが、ビニール
パックに入っているということは、「アップルグァバ」(皮を
剥いて着色のシロップで加工されたもの)らしい。

キャメロンハイランドの市場
かまぼこの様な練り製品も串で売っている。

           「冬虫夏草」 虫の幼虫?
店頭には「冬虫草」と書いてあったが、「冬虫夏草」と言われる菌類で、大型のコウモリガ科の蛾の幼虫に寄生する。漢方薬や薬膳に使われる。
この蛾はヒマラヤやチベットの3000から4000mの高原地帯で、草原の地中にトンネルを掘って暮らす。夏に地面に産卵し、土にもぐりこむが、冬虫夏草の菌に感染すると、幼虫の体内で菌がゆっくり生長する。幼虫は約4年で成虫となるが、幼虫の中で徐々に増えた菌は、春になると幼虫の養分を利用して菌糸が成長を始め、夏に地面から生える。地中部は幼虫の外観を保っており「冬虫夏草」の姿となる。(Wikipediaより)
チョロギの一種かと思ったけれど、やっぱり虫と関係があり、ちょっと気持ちが悪い。

ドリアン 
「果物の王様」「森のチーズ」とも呼ばれる。ジャングルの中にドリアンやランブータンが自生していて、道端でも住民が売っている。市場では1個750円くらい(日本では3000〜4000円)。甘いが、やはりモヤッとして後味が悪い。ニンニクの様な味もした。プリンやアイスクリームの様な味という人もあり、癖になる味らしい。匂いが強烈なので、ホテルには持ち込み禁止。

マンゴスチン
「果物の女王」とも呼ばれる。程よい酸味があり、甘くてジューシーでとても美味しい。

ランブータン
ランブータンとはマレー語で髪の毛という意味。手で割って食べる。果肉は色も味もライチに似ている。酸味はあまりない。


これらのフルーツはタイでも食べたことがあったが、ドリアンやランブータンが自生しているのを見たのは初めてだった。
雨の多い熱帯地域では、何もしなくても年中甘くて美味しいフルーツが実るのだから、自然の恵みは素晴らしい。
長豆
長豆も市場や道端で売られているのをよく見かける。
エビやイカ、肉等と豆板醤で炒めて食べる。
マレーシアの鍋 「スチームボート」

鶏肉、魚介類、魚の練りもの等を薄味のだしで煮る鍋。
上品な味で、美味しい。最後は溶き卵を入れ、春雨の様
な米の麺とラーメンの様な麺を入れて頂く。あっさりして
いるので、日本人の口に合う。

マラッカ
左:ニョニャ・チャン(チマキ) (糯米の中にスパイシーな
甘辛の豚肉と冬瓜の具が入っている。)
右奥:オンデ・オンデ(葉で巻かれた柔らかい団子の中に
パームシュガーの蜜が入っている。)

マラッカのニョニャ料理
左下:ココナッツたっぷりのエビカレー。 甘めで美味しい。
右下:ココナッツミルクと黒糖のシャーベット。こちらも美味。
マラッカの「ニョニャ・クエ」

「クエ」とはマレー&福建語でお菓子の意味。
プラナカン(海峡華人)の女性「ニョニャ」によって作られた
菓子のことを「ニョニャ・クエ」と呼ぶ。料理同様、お菓子も
中国の伝統的な菓子に、インドやマレー、タイなど東南アジ
アの味が加わり、イギリスやオランダ、ポルトガルの影響も
受けた独特のスィーツ。


「ニョニャ・クエ」の「スリムカ」(右前)他
糯米、ココナッツ、タピオカ等を使っている。
ウイロウの様な味。
プトラジャヤ

マリオットの朝食
やはりマレー、中国、西洋料理等いろいろな味があったが、ここでは中華の種類が多かった。
クアラ・ルンプール

ヒルトンの朝食
ここでも、イギリスのベイクドビーンズが登場。イギリス領だった名残り。

ニョニャ・クエ(ニョニャのお菓子) 「ケキ・ラピス」
マレー語でケキはケーキ、ラピスとは層の意味。
カラフルな層になっているのが特徴。ニョニャ・クエ
の中で代表的な「クエ・ラピス」は紅白の層になっ
たウイロウの様な菓子だが、この「ケキ・ラピス」
バウムクーヘンの様な味と食感。


マレー料理 サバカレー(右上)は小麦粉+卵+バターの
生地を薄く焼いたロティ・チャナイ(左)やご飯、キュウリ等
の野菜と一緒に頂く。

マレーシアでは中国、マレー、インド、ニョニャ料理(中国とマレーの折衷料理)等、いろいろな味が楽しめるが、
全体的に、マレーシアの料理には香辛料とココナッツがよく使われ、スパイシーだがマイルドでとても美味しい。
家庭のチキンカレーやシーフードカレーにココナッツミルクを加えるだけでもマレーシアの味に近づくので、
興味のある方は試してみて下さい。

また、マレーシアの名物 肉骨茶(バクテー)は頂く機会がなかったのですが、近くのマレーシア料理店
のバクテーの味を参考に、手に入りやすい材料で作り方をご紹介します。煮るだけの簡単料理です!
薬膳料理で、体にも良いですよ。(市販のバクテーの素も300円ぐらいであります。)
マレー人はイスラム教なので豚肉を食べませんが、中国系の人々に好まれるスタミナ料理です。

肉骨茶(バクテー)の作り方
豚スペアリブ、(ホルモンを加えてもよい) 600g
ニンニク 3カケ
ショウガ 1カケ
八角 1個
粒こしょう 小さじ1/2
シナモン 少々
クローブ(あれば) 少々
醤油 大さじ1/2
大さじ1
みりん 大さじ1
小さじ1/4
オイスターソース 大さじ1/2
カップ4
干しシイタケ(お好みで) 3枚
油揚げ 1枚
ドライなつめ 3〜4個
クコの実 大さじ1/2
好みで唐辛子(または豆板醤) 少々
レタス 2,3枚
材料を食べやすい大きさに切り、すべて一緒に鍋に入れて、強火にかけ、
沸騰したらアクを取り、弱火にして柔らかくなるまで1時間以上煮込む。
干しシイタケでなく、他の生のきのこを加えてもよい。

個人的にはスパイシーなのが好きなので、豆板醤を入れましたがこれはお好みです。
バクテーには漢方薬を加えたりもするので、私は粉末の高麗人参茶も入れてみました。
ジャガイモやニンジン、大根等の野菜を入れても味がしみて美味しいですよ。
最後にちぎったレタスを散らしてもよいです。
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