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チューダーの「ブラックベイ フィフティ-エイト」に“オールブロンズ”モデルがブティック限定で登場

チューダーを代表するコレクション「ブラックベイ フィフティ-エイト」に新しいブロンズモデルが追加された。ケースだけではなく、ブレスレットとアジャスティングシステム付きのバックルまでブロンズの同作は、ブティック限定で発売中だ。

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チューダーブロンズの真骨頂

チューダーは2021年4月のウォッチズ&ワンダーズに続く新作として「ブラックベイ フィフティ-エイト」のフルブロンズモデルを発表した。「ブラックベイ」コレクションは同社を代表するコレクションであり、以前にも一部のモデルにはケース素材にブロンズを用いていたが、ブレスレットとバックルにまでブロンズを採用したのは今回が初の試みである。

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かつて船のスクリューやダイビングの装備品などに用いられてきたブロンズは、優れた耐食性を持つ素材として重宝されてきた。それと同時に空気中では表面が酸化するため、経年変化による独特の風合いが生まれる。時計の外装パーツに用いられるブロンズは着用者のライフスタイルに合わせ、美しい色味を生み出す。

 今回発表された「ブラックベイ フィフティ-エイト」に使用されるのは、主にブロンズとアルミニウムを組み合わせた合金素材だ。ケースやブレスレットの表面全体にサテン仕上げを施すことで、経年変化をした際に色ムラが目立ちにくくなる。

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ブラックベイのアイコンでもある逆回転防止ベゼルとダイアルには、ブロンズカラーとの相性が良い“ブロンズブラウン”を採用。ダイアルはわずかにドーム状になっており、外側から中央にかけてグラデーションが描かれている。また、スーパールミノバが塗布された3本の「スノーフレーク」針やアワーマーカーにはゴールドカラーを用い、ブロンズとの統一感を生んでいる。

新システムを採用するブロンズブレスレット

ブレスレットやバックルにもブロンズを採用する、チューダー初のモデルとなった本作。ブレスレットは1950〜60年代にかけて作られた、リベット式のものを彷彿とさせるデザインである。全体にサテン仕上げが施され、ケース同様に均一な経年変化が見られるという。

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バックルには、一新されたカバーと、サイズの微調整を可能にする新型の“T-fit”アジャスティングシステムが初めて採用された。工具要らずの簡単な操作により、着用者自身で8mmの長さを5段階で調整することができる。

また、雰囲気や装着感を大きく変えるファブリックストラップが付属している。フランスで150年以上家族経営を続けるジュリアン・フォール社が、19世紀製の織機を用いて作られるこのストラップは、高い品質と快適性を両立する。


自社製キャリバーを搭載

搭載するのは、スイス公認クロノメーター検定の認定を受けたマニュファクチュールキャリバーMT5400だ。約70時間のパワーリザーブを備えるこの自動巻きムーブメントは、堅牢性や耐久性に優れている。テンプのブリッジには2点留めを採用し、可変慣性ネジを備えたテンプはシリコン製のヒゲゼンマイが高精度な動作を実現。

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実際にC.O.S.C.クロノメーター検定では日差−4秒から+6秒を基準としているが、チューダーではさらに厳しい。腕時計として完成した状態で日差−2秒から+4秒という高い自社基準を設け、クリアしたものだけが出荷されるのだ。