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歴史あるメゾンから幸福感に満ちた腕時計が届きました!

圧倒的な美と存在感で女性の心を虜にする!ブレゲの世界限定タイムピース2選

フランス革命前から腕時界を牽引してきたブレゲ(Breguet)。名だたるセレブリティたちが、この名門ウォッチメゾンのタイムピースに夢中になってきました。ジュエリー&時計ジャーナリストの本間恵子さんが、ラグジュアリーを知り尽くしたPrecious.jpの読者へ向け、極上の2本をセレクト。ともに世界限定という逸品です。メゾンのこだわりが凝縮され、スペシャルな輝きを放つ腕時計をご紹介します。

2020年 ブレゲ新作 トラディション レディ 7038 7038BR/CT/3V6 D00D

トラディション レディ 7038
Ref:7038BR/CT/3V6 D00D
ケース径:37.00mm
ケース厚:11.85mm
ケース素材:18Kローズゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:オレンジカーフスキン、ブリリアントダイヤモンド25個(約0.13カラット)がセットされたローズゴールド製ピンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.505SR、毎時21,600振動、50時間パワーリザーブ、38石
仕様:時・分表示、タヒチ産マザーオブパールダイヤル、ゴールドのブレゲ針、ケースバンドに繊細なフルート装飾、べゼルにブリリアントカットダイヤモンド68個(約0.895カラット)をセッティング、リュウズにルビー(約0.16カラット)をセッティング、シースルーケースバック

マリー・アントワネットも愛した、時計史上、希有な存在のウォッチメゾン
ジュエリー&時計ジャーナリストの本間恵子さんが今回取り上げたのは、ブレゲ(Breguet)の世界限定タイムピースの2本。審美眼を持つ女性にふさわしい品格とメゾンのこだわりが凝縮され、まとうだけで「時計を知っている」女性だと、ひと目でわかるほど別格の輝きを放っています。それは、創業者が残した偉業の重みであると同時に、今も歩みを止めないマニファクチュールの真摯な姿勢が表れているからです。

フランス革命以前の1775年、パリのセーヌ河滸、シテ島で時計師の第一歩をスタートしたアブラアン-ルイ・ブレゲ。彼が手がける時計の評判は、当時のフランス王国のルイ16世、王妃マリー・アントワネットの耳まで届きます。

王妃は多くの時計をオーダーしますが、なかでもブレゲの最高傑作といわれ、「マリー・アントワネット」という呼ばれる時計は、最高水準の複雑機構をすべて備え、納入期限、費用は無制限という途方もないものでした。彼女はその時計を目にすることはありませんでしたが、密接な関係は王妃が処刑される直前まで続きます。処刑前の留置所にいる彼女の元に創業者は時計を届けたくらいですから。

ナポレオンの時代になっても、ブレゲは重用されます。ナポレオン一世、ジョゼフィーヌ皇后、そしてナポレオンの妹であるカロリーヌ・ミュラなど、ナポレオン一族は大の時計好き。逸品の時計を入手できることが当時、ステイタスの象徴だったのです。のちにナポリ王妃となった、ミュラ王妃がオーダーした「ブレスレットのように腕に装着する」時計は、腕時計の起源とされています。

時計が進化するためには女性の存在は不可欠です。複雑機構のハードルを一気に高めたのも女性、懐中時計が主流だった時代に現在と同じスタイルの腕時計へとつなげたのも女性。そして、それを実現していったのはブレゲです。同時に、フランス革命を挟み、敵味方、両方の最高峰のセレブリティから愛され、そして現在まで続くウォッチメゾンは、ブレゲしかありません。

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