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本当のことを言おう。ムーンウォッチは、月はおろか宇宙での使用も想定して設計されたものではなかった。

たまたまそのタイミングで、他の時計を凌駕する性能を持っていただけなのだ。幸運なこともあるものだ。誤解を恐れずに言えば、この時計は素晴らしい時計だが、それは目的を達成するために設計されたものではなく、達成するために役立ったものなのだ。

Ref.105.003、105.12、145.012が宇宙で成功を収めたのち、オメガは宇宙での使用に特化したデザイン変更を繰り返し、これらの時計はアラスカプロジェクトシリーズの一部となった。プロトタイプのひとつには、埋め込み式プッシャーと内蔵型のラグを採用した新しいケースデザインが採用されていた。なぜか? それは、何かに引っかかったり、宇宙服に穴を開けたりする可能性のある突起物を排除するためだ。ケースには鋭利な部分や角がなく、カット面も非常に少ない。タキメータースケールはインナーベゼルに配されており、一体感のある視認性を確保している。非常に特殊な用途のために設計された樽型ケースは、この種のものとしては初めてであった。

2021新作 オメガスーパーコピー スピードマスター 38mm 324.63.38.50.02.004

サイズ | カラー | 素材

オメガ スピードマスター

Ref:324.63.38.50.02.004

ケース径:38.0mm

ケース厚:14.7mm

ケース素材:18Kイエローゴールド(ポリッシュ&ブラッシュ仕上げ)

防水性:100m(330ft)

ストラップ:グリーンアリゲーター

ムーブメント:自動巻き、Cal.3330、52時間パワーリザーブ、毎時2万8800振動、31石

仕様:時・分表示、クロノグラフ秒針、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計と日付窓、9時位置にスモールセコンド、デュアルデザインのベゼル、無反射コーティングを施したボックス型のサファイアクリスタル製風防ガラス、ケースバックに“シーホース”が施されたメダリオン、COSC認定クロノメーター、

一説によると、オメガは多額の研究開発費を投じたあと、これらの試作品をNASAに送ってテストしてもらっていたという。ただ問題は、NASAには既に運用上問題がない時計があったことだ。それも試行錯誤を重ねて残った時計だ。問題がないのなら、変える必要がないではないか。NASAはスタンダードなスピードマスターにあくまでこだわり、オメガは多額の研究開発費の回収に行き詰ってしまった。そこでオメガは、アラスカプロジェクトの技術とデザインを取り入れた、一般向けのスピードマスターの2号機を開発し、MK IIと名付けたと言われている。

なぜ私がそれを選んだか? それは、純粋に宇宙開発のために設計された製品だったからだ。スタンダードなスピードマスターは、スポーツウォッチの新たな方向性を示すものだったが、MK IIは新たなデザイン言語を確立し、特に70年代に多くの時計メーカーに多大な影響を与えたと私は見ている。