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「エレガントな人生を歩みたい。そう決意した記憶がよみがえります」

弾けるような笑顔がまぶしい。オールホワイトのコーディネートに少し焼けた肌、そこにカルティエの『パンテール ドゥ カルティエ』をのぞかせる。ゴールドのブレスレットウォッチをここまでヘルシーにつけこなす人は、ほかにいないだろう。

「腕時計、好きなんです。19歳でプロデビューして以来、大金星を挙げたり、名だたる大会で優勝したり、世界ランキングを上げたり…現役生活の節目節目で少しずつ手に入れてきました。20代のことですから、最初はもちろんドキドキ。でも『頑張ったもん! いいよね、エイヤッ』と。

2021年 カルティエ新作 パシャ ドゥ カルティエ WJPA0012

パシャ ドゥ カルティエ
Ref:WJPA0012
ケース径:35.00mm
ケース厚:9.37mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
ストラップ:クイックスイッチ インターチェンジャブル、ネイビーブルー アリゲーターレザーストラップ及びオベルジーヌ アリゲーターレザーストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.1847 MC(マニュファクチュール)、約40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、23石
仕様:時・分・秒表示、リューズにサファイアカボション、ベゼルにブリリアントカット ダイヤモンド48個(1.15cts)

全身全霊を傾けてエネルギーを注いだその記憶を、時計に刻むといえばいいのでしょうか。ある時代の音楽を聴くと、甘酸っぱい記憶が思い出されること、ありますよね。そんなイメージで、時計を見ると、努力して、泣いて笑って、戦い尽くした記憶が鮮やかによみがえってくる。歴史を刻むように、自分と時計を重ね合わせて、ひとつひとつ大切に迎え入れてきました」

1990年代、テニス選手のジュエリー使いは華やかだった。ダイヤモンドのピアスにネックレス、テニスブレスレット。伊達さんはそこに頑丈なロレックスを重ねることもあった。そして1996年、マディソンスクエアガーデンの試合を最後に、現役を退くことを決意する。

「試合を終え、ニューヨークのカルティエブティックを訪れたとき、目に飛び込んできたのが、『パンテール ドゥ カルティエ』でした。ずっと憧れていた、でもまだ早いと遠くから眺めていた、その時計が今目の前にある。華奢なシルエット、ゴージャスなオーラ、エレガントな存在感、今までもっていた時計とは真逆のキャラクターに強烈に惹かれました。

私はアスリートを卒業する。強くあれと律して生きてきたけど、明日からは少し柔らかな人生を歩みたい…その決意と共に、清々しい気持ちで手に入れた、メモリアルな逸品なのです」


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