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シュノーケリング器材について


シュノーケリング用器材のことを、三点セットとも呼びます。
これは、マスク(水中メガネ)、シュノーケル、フィンのことです。
ブーツも入れて四点セットと呼ぶこともあります。

大人用の三点セットは、モルジブのほとんど(少なくとも日本の旅行会社が扱っている島ではたぶん100%)の島でレンタルが可能です(三点まとめてでなくても、フィンだけ、とかいう借り方もできます)が、

ここでは、ご自分用に買って持って行きたい方のために、選び方などを書いてみます。
いずれもダイビングショップなどで購入できます。
下の方で、ライフジャケットについても少々触れてあります。

シュノーケリング時の服装については、「みんなのモルジブ情報」のバックナンバーに多くの方々のアイディアをいただいていますので、ご参考になさってください。

小さい子供用のものは、たぶんほとんどの島で、レンタルは無いかも知れません。持参した方が良いのではないかと思います。
使い勝手は本格的なものの方が良いのは言うまでもありませんが、すぐにサイズが合わなくなりますし、子供用には、下に書くほど本格的なものでなくて、おもちゃ屋さんで売っているようなのでも構わないんじゃないでしょうか。この辺は考え方次第だと思いますが。


マスク

(選び方)
シュノーケリングやダイビングに使われるマスクは、水泳用のゴーグルとは違って、目だけでなく鼻も覆う造りになっています。
1眼タイプ(レンズ部分が両目分つながっているもの)と2眼タイプ (レンズ部分が片目ずつに分かれているもの)とありますが、目の良い人は、どちらを選んでもかまいません。
度入りレンズあるのは2眼タイプだけなので、目が悪くて度入りのレンズを入れる人は、2眼タイプを選んでレンズを度入りのものに入れ替えてもらいましょう。大きなダイビングショップなら度入りレンズの在庫がありますので、行ったその日のうちに持ち帰ることができます。

マスクの選び方ですが、よく「ストラップをしないで顔につけて、軽く息を吸って顔に吸い付けばOK」という言い方をしますが、実は息を吸えば、よほど顔の形に合わないもの以外はたいてい吸い付きます。
色々なメーカーや型のものをそうやって試してみると、中でも1番ピッタリ来るものがあると思います。マスクは、微妙な形の違いが使い心地にとても影響するので、できればあれこれ試して、1番ピッタリ来るものを選んだ方が良いです。
ごくたまにでもひたいのあたりから水がポタッポタッと落ちて来るのと、全然落ちてこないのとでは、ストレスが全然違います。
なので、マスクは、なるべく品揃えの豊富なお店で、実際に試着して選んだ方が良いです。
・・・が、使い心地よりもデザイン優先の方は、お好きなようにどうぞ。

東京都内だと、池袋のMAUI(TEL 03−3984−4214)や新宿のSRC(TEL 03−5285−8500)あたりが、値段が安くて、かつシュノーケリング用器材の品揃えが豊富なお店だと思います。地図はダイビング雑誌の広告をご覧ください。
その他の地区にお住まいの方は、ダイビング雑誌の後ろの方に、広告がたくさん載ってますので(特に「Marine Diving」誌は広告が豊富です)、ご覧になると、もしかするとお近くの店が載っているかも知れません。
Diving Shop検索 by DNN もご参考に。

ロングヘアの方は、マスクと一緒に、マスクバンドカバーというのも買っておくと良いかもしれません。髪がマスクのストラップにからまって痛い思いをするのを防ぐためのものです。あるとないとで大違いです。

(使い方)
マスクを買って来たらまず、マスクの内側を、中性洗剤と柔らかいスポンジでよ〜く洗います。
出荷時のマスクには、目には見えませんがシリコンが付着していて、それがレンズが曇る大きな原因となりますので、このシリコンを洗い落としましょう。

マスクをつける時には、前髪やもみあげや眉などを、マスクと顔の間にはさまないように気を付けましょう。髪などがはさまっていると、そこから水が漏れて来ます。

曇り止めは、ダイビングショップでも売っていますが(Sea Gold製品がおすすめ)、わざわざ買わなくても、レンズにつばをペッペと吹き付けてもそれなりに効果があります。曇り止めにしろつばにしろ、つけた後でざっと水で流した方が良いです。
悲しいことに、顔に日焼止めクリームやファンデーションを塗っていると、レンズが曇りやすくなるようです。これは仕方がありません。

(目が悪い人について)
コンタクトレンズをしている人は、普段コンタクトがずれたりしないのであれば、水面近くをシュノーケリングしている分には、わざわざ度入りマスクを買わずに、コンタクトをしたまま度の入らないマスクをしても、まあ構わないでしょう。
普段からコンタクトがずれやすい人は、視界が失われてパニックになるといけませんので、度入りマスクにしたほうが良いのではないかと思いますが、ご本人の判断におまかせします。

これからダイビングを始めたい方、体験ダイビングをしたい方には、度入りマスクをおすすめします。水中でマスクをはずす練習などをしますので、上と同様の理由で、少なくとも水中に不慣れなうちは、コンタクトレンズは使用しない方が良いと思います。

度入りマスクのレンタルは、 今わかっている範囲では、クダフラ(97年春にもらったクダフラのパンフレットに記載あり)とマクヌドゥ(「海と島の旅」97年1月号59ページに記載あり)にはあるようですが、詳細は不明です。
その他の島についてはわかりませんが、度入りマスクのレンタルは日本でも少ない位なので、モルジブではあまり期待できないんじゃないかと思います。上の2つの島は、施設が整っているという点ではトップクラスのリゾートです。

度入りマスクを作る時には、メガネを作った時の処方箋がもしあれば、それを 持って行くと簡単です。もしそれがなければ、度入りレンズを目にあてて選ぶことに なりますが、もし迷った時には、やや弱めにしておいて大丈夫です。
これは、水中では、空気中よりも、物体が25%ほど大きくなって見えるからです。

<参考価格(定価)>
マスク          12000円  (Gullブランドのマンティスという製品の例)
度入りレンズ(片目)    8500円  (上記マンティス用)
度入りレンズ(片目)   20000円前後(乱視や強度の近視用。特注品)

※実際には上の方で紹介したようなダイビング器材の量販店で買えば、これよりもだいぶ安いです。以下で紹介するものについてもそうです。


シュノーケル

排水弁のついたものが、シュノーケルクリアが楽なのでおすすめです。
また、マウスピースが自分の口と比べて大き過ぎたり、小さい過ぎたりしないものが楽です。
女性など肺活量の小さい人は、管の径が細いものの方が、シュノーケルクリアが楽だそうです。

余談ですが、シュノーケルはドイツ語、スノーケルは英語だそうです。

<参考価格(定価)>
4300円〜7000円程度 (Gullの場合)


フィン

フィンには、かかとのあたりがバンドで止めるようになっているストラップタイプと、足を入れるところが靴のようになっていて、足をすっぽりはめこむフルフットタイプとがあります。

ストラップタイプは、通常ブーツを履いて、その上から使用します。
フルフットタイプは、ブーツを履いて使用するものと、ブーツを履かずに素足で使用するものとがあります。

どちらが良いかは、使用する場所や好みによって変わってきます。

フルフットタイプでブーツを履かないものは、荷物が少なくて済み、着脱も簡単で手軽なところが良いです。リーフエッジが近い島では、これで不自由はないでしょう。モルジブのレンタル品は、ほとんどこのタイプです。
ブーツを履くタイプだと、岩場などを歩く時などに、足を保護することが出来ます。また、遠浅なところを歩いて行くにも、ブーツの方が、ビーチサンダルなどよりもずっと楽です。

もし今後、ダイビングを始めるつもりなのであれば、ブーツを履くタイプにしておいた方が無難だと思います。ブーツを履かないタイプは、使える場所が限られます。
ただ、ブーツタイプは、ブーツの形に日焼けしますので、気を付けましょう。
ブーツ+フルフットタイプのフィンは、初心者には着脱が困難なことが多いので、避けた方が無難でしょう。

いずれのタイプを選ぶにせよ、初心者は柔らかいフィンを選んだ方が良いです。お店の人に相談しましょう。
また、パッキングのことを考えると、あまり長過ぎないものを選んだ方が楽でしょう。

<参考価格(定価)>
6000円〜13000円程度 (Gullの場合)


おまけ・ライフジャケットについて

ライフジャケットのレンタルですが、私が行った時点での、クルンバ、ビヤドゥ、ボリフシ、バタラ、ヴィラメンドゥのダイビングサービスには、ありませんでした。
オプショナルツアーでシュノーケリング・トリップに参加した時は、頼めば、ボートに積んであるものをその時だけ貸してもらえるかも知れません。

クダフラについては、前述のパンフレットにレンタルありと記載されています。その他の島についてはわかりません。

実のところ、私の5回のモルジブ経験では、ライフジャケットを着てシュノーケリングをしている人は、見たことはありません。
流れのある時などはむしろ、ライフジャケットを着ている方が、水の抵抗が大きくて泳ぐのが大変だと思います。

とはいえ、無いとこわいという人は、ライフジャケットでも浮き輪でも、どんどん使用したら良いと思います。本人が安心して楽しめるのが1番でしょう。
ちなみに、ライフジャケットは、ブランド等にこだわらなければ釣り具屋さんで探すと、安いのが見つかると思います。

ただ、シュノーケルを使えば息継ぎの心配は無いし、フィンを履くと一般的に推進力がとても増すので、何mかでも泳げる人なら、ライフジャケットは無くても案外平気なのではないかと思います。
ある程度水に慣れたら、足のつく浅瀬で、ライフジャケットをつけないシュノーケリングにもチャレンジしてみてください。とても身軽で気持ちが良いですよ。



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