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テトラマリン奄美について


テトラマリンは奄美大島北部にあるプチホテル&ダイビングサービスで、空港からは車で約15分です。
奄美大島の東シナ海側の湾の中にある岬の先っぽに建っていて、玄関に向かって右側には、隕石の落下で出来たと言われる「奄美クレーター」というまあるい入り江が、左側には倉崎ビーチがあります。
テトラマリンの周囲には、180度位のパノラマに海が広がっていて、とても眺めの良い立地条件です。

◆宿泊

部屋数は多くなくて、ツインが7室とロフト付きの部屋が7室あるだけです。
全室オーシャンフロントで、窓から海が見えます。
バス、トイレ、エアコン、TV、電話、バルコニー付きです。私たちはツインの部屋に泊まりましたが、部屋はゆったりとしているし、お風呂場にはシャワーが2つ付いていて、2人同時にシャワーを浴びることが出来て便利でした。

食事はおいしくて、ボリュームたっぷりで文句なし!!
朝食と夕食は、和食と洋食が1日おきに出ました。ナイトをする時は、夕食時にアルコール類が飲めないのが悔しくて。(←規則がある訳ではないけど、やっぱりねぇ)
バディは黒糖焼酎の「里の曙」を飲んで、おいしかったそうです。
私のおすすめは「パッション・サワー」ただし甘いので女性向けかも。(98/7 メニューから消えてました(;_;))
レストランの窓からも、海が見えます。

食事の時間は決っていますが、早朝ダイブやナイトダイブの時などは、事前に言っておけば気軽に融通をきかせてくれます。

ダイビング・スタッフはチーフの橋本さんと他に2〜3人います。

◆ビーチダイブ◆

テトラマリンの脇の坂道を降りて行ったところ(徒歩2分位)に倉崎ビーチがあって、そこでビーチダイブが出来ます。テトラマリンの滞在客の他にも、車で乗り付けてファンダイブや講習をしているショップがありました。海水浴の人もいました。

ここはガイド付きでも潜れますが、

テトラマリンの宿泊者は、経験50本以上で、ダイブコンピュータを持っていて、バディがいれば、ガイド無しでの本数無制限ダイブが出来ます。(ただしナイトダイブはアドバンスかナイト・スペシャリティ保持者のみ)
他に、無制限ダイブをするには、保険(旅行傷害保険、ダイビング保険等)に加入している必要があります。DAN JapanでもOKです。旅行傷害保険には現地でも加入できます。(保険料千円位〜)

無制限の料金は、何日潜るかではなくて、テトラマリンに何泊するかで決まります。2泊3日の場合は1万3千円、3泊4日は1万8千円で滞在中ビーチを潜り放題です。(ボートは別料金)
ただし飛行機搭乗の24時間前以降は潜らないように言われます。

タンク1本ずつの料金設定もあるので、無制限ダイブを選択しなくても、ボートダイブの後、1本だけビーチに潜るようなことも出来ます(タンク1本2500円)。ただし、無制限ダイブと同様の資格が必要です。

エントリー時間は、私が行った時には朝7時〜夜8時(最終エントリー)でした。
前日に、ダイビングの計画表(用紙がある)を作って提出すると、それに合わせてタンク(スチール10リットル)をエントリー場所近くに用意しておいてくれます。予備タンクまで用意しておいてくれます。
器材も、スタッフの人の都合がつく限り、車で運んでくれたので、結構楽ができました。1日6本位潜る人もいるそうです。

倉崎ビーチは、地形的には、大瀬崎の湾内をちょっと浅くしたような感じです。
東シナ海側の湾の中の、更に湾になったところにあり、流れはほとんどありません。
ナビの難易度は、さすがにモルジブのハウスリーフよりは高いですが、砂浜がずーっと続いているので、必ずしもエントリー場所に戻って来なくてもエグジットできますから、ガイド無しが初めての人でも気が楽だと思います。
水深10m位以深は水底の傾斜がはっきりしているので、岸の方向を見失う心配はありませんし、浅いところは傾斜が緩やかなので、コンパスは使えた方が良いと思いますが、直線ナビができれば十分でしょう。浅場でもし迷ったら、いったん浮上すれば良いと思います。
パウチっ子した水中地図が200円だか300円だかで売っているので、利用すると心強いでしょう。

水底は砂地で、サンゴが点在していて、所々サンゴのガレ場になっています。
倉崎ビーチの目玉は、ハナヒゲウツボ、ニシキテグリ、ヒレナガネジリンボウ、オドリハゼなどです。
ハナヒゲウツボは成魚も幼魚も数が多いし、びっくりするほど浅いところにいるので、割と簡単に見れると思います。
ニシキテグリは10数匹はいるそうですが、住んでいるガレ場が結構広いので、見つけられるかどうかには、運も関係しそうな感じです。見れるのは夕方だそうです。ただ、ニシキテグリがいる水深20m近辺は、砂泥底になっていて、透視度は悪いです。

魚影が濃いというほどではないけれど(伊豆のビーチのような感じ)、魚の種類は結構多いと思います。ちいちゃくてかわいい魚も一杯いました。写真の被写体には事欠きませんでした。
ただし、回遊魚や大物が期待できるような地形ではないと思います。

ナイトでは、あまり魚は多くなくて、でも腔腸類がきれいでした。
ダツがいるので、エントリーとエグジットの時は水中ライトを消し、水深3m以深でのみライトを使うようにと言われましたが、テトラマリンの殺虫灯(?)の明かりが水面に映っているので、方向を見失うことはないと思います。もし見失ったら、ライトを消したままで浮上しちゃえば良いです。

◆ボートダイブ◆

車でちょっと移動して、近くの船着き場(港??)からボートが出ます。
風向きのせいで、季節によって行く方面が変わり、ゴールデンウィーク頃〜10月末頃までは、主に東シナ海側のポイント(インオアシス、山本スペシャル、大仏サンゴ、立神、ハナゴイなど)、11月〜4月末頃までは主に大平洋側のポイント(カシケンNo.1、No.2など)に行くそうです。ただしその日の風向きによっては、別の方面に行くこともあります。ポイントまでは5分(内湾のポイント)〜20分(外洋のポイント)程度と、ボートに乗る時間が短いので、船に弱い人も楽だと思います。昼食はテトラマリンに戻って食べます。

予約の時、「テトラマリンは自前のボートを持っていないので、ボートダイブは出発前に予約してください」と言われて、ちょっと気になっていたのですが、行ってみたら、結局のところボートは毎日2〜3本出ていて、前日夕方までなら、予め掲示されるポイントを見てからのドタ参加もOKでした。

利用するポイントは、砂地に根があってハナダイが群れているポイントとか、サンゴのきれいなポイントなど、流れが少なく水深も浅く(20m台前半位)穏やかなところが中心で、大物狙いの流れのきついようなポイントへは、普段はあまり行かないようです。
私のお気に入りは、山本スペシャル。マクロ系のポイントです。
喜界島への1Dayトリップは、別料金で催行されます。(6人〜)

ガイディング・スタイルは、根のポイントの場合は、根の回りで各自勝手に遊んでいると、橋本さんが時々オイデオイデをして、小物を見せてくれるといった感じでした。
根の場合も、ドリフトっぽく移動する(自分で泳ぐ)場合も、最後はボートの下でしばらく遊んでからエグジットしました。移動する時もペースはそれほど早くなくて、写真は撮りやすかったです。

また、ボートでの移動中も、カメラはプラスチックの箱にまとめて入れて、ウエットスーツや防水バッグなど手近にあるものを利用して日陰にしてくれて、カメラ派に親切な感じでした。

器材洗い場、干し場も整っていて、カメラ用の洗い桶もちゃんとあります。

ログ付けは、希望者のみ夕食後に、フロント前のダイビングカウンターに行くと、たいていガイドさんがいて相手をしてくれます。

料金は2ボート   1万4千円(無制限ビーチ参加者は1万2千円)
   1ボート   1万円  (同           8千円)
   ガイド付き2ビーチ8千円(同           7千円)

ボートだけ潜るなら、他のサービスの方が値段が安いかも知れません。
ここの醍醐味はやはり、倉崎ビーチにも潜れることだと思います。
本数はたくさん潜らなくても、のんびりマイペースで潜れるのが良いです。



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