イランでの同性愛者への迫害を逃れて日本で難民申請中の「シェイダさん」の、特別在留許可を求める裁判で証言するために、エグテダーリさんがアメリカから来日します。
日本での難民問題で海外から証人を採用することは、ほとんど前例がありません。
この機会にぜひ傍聴・報告会および講演会にお越しください。
また、カンパやボランティアのご協力もお願いします。
■スケジュール
(社)アムネスティ・インターナショナル、反差別国際運動の二つの
NGOが後援団体となりました。
■エグテダーリ氏プロフィール
1956年、イランに生まれたエグテダーリ氏は、1990年に渡米し、現在はオレゴン州ポートランドに居を定めています。エンジニアの仕事のかたわら、イランにおける死刑の廃止と人権状況の改善のための調査・研究に取り組んでおり、とりわけ、イラン民主化運動に携わる人々も触れたがらなかった同性愛者に対する死刑、および、女性の婚外性交渉に対する死刑の問題に積極的に関わってきました。1997年に発表した論文では、処刑の実態を暴き、国連人権規約に違反するものであるとはっきり主張しています。
また、オレゴン州の地元FM局に「中東の声」というラジオ番組を持ち、中東の人々の立場から欧米の政策に対する問題提起を行っています。

グダーズ・エグテダーリ氏 厚みのある鼻ヒゲがトレードマーク
■裁判について
ゲイであるシェイダさんはイランでの同性愛者への迫害を逃れて日本へやってきました。
難民申請を不認定とされたシェイダさんは、再申請をするとともに、特別在留許可を求めて法務省と法廷で争っています。
裁判の争点のひとつは、「イランでは本当に同性愛者が迫害されているのか、どんな危険があるのか」、ということです。これを立証するため、エグテダーリ氏は証言台に立ちます。イランでは同性愛者が実際に処刑されているため、カムアウトしたゲイであるシェイダさんを強制送還することは、そのまま生命の危機につながります。この問題を長年研究しているエグテダーリ氏に、説得力のある証言が期待できます。
また、この裁判には、在日外国人の人権、セクシャルマイノリティの人権、外国人収容所の問題、難民問題など、この国の人権に関わる多くの要素が含まれています。この裁判の行方がこれら諸問題に一石を投じる結果になるかも知れません。
■ご協力のお願い
「チームS・シェイダさん救援グループ」は、シェイダさんの友人を中心とした集まりです。エグテダーリ氏来日という大きなプロジェクトを実現するにあたり、資金不足、人材不足に直面しています。
<カンパのお願い>
エグテダーリ氏の渡航費、滞在費をはじめ、裁判費用、講演会開催費など、今後の多額の出費に備え、カンパをお願いします。一口2000円にて申し受けします。
なお、これまでどおり、シェイダさん救援資金カンパも随時受けつけております。
振込先はいずれも下記のとおり
○郵便振替口座名義 「シェイダ基金」
○郵便振替口座番号 00100−2−554626
なお、カンパをしていただいた場合には、以下の連絡先にご一報下さい。
<ボランティアの募集>
エグテダーリ氏招へいに関して、以下のボランティアを募集します。少しでも興味・関心を持たれた方は、ぜひとも以下の連絡先までご一報下さい!
○報告集会・講演会の通訳: 報告会(2/18)および講演会(2/19)などで、エグテダーリ氏の発言(英語)を通訳していただける方を募集します。英語→日本語、日本語→英語のいずれも募集いたします。 |
○エグテダーリ氏の案内役: エグテダーリ氏が日本に滞在する2月15日から20日までの間、道案内や観光などをお世話していただける方。英語、ペルシャ語など、コミュニケーションする意志のある方を求めます。 |
○事務局スタッフ: 裁判・講演会の運営などを始めとして、事務局には様々な仕事があります。集会の受付、設営、記録等、何らかの形でボランティアをしたいという意欲のある方、ぜひともご応募ください。
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<問い合わせ・ボランティア応募先>
「チームS・シェイダさん救援グループ」
住所: 164-0011東京都中野区中央4-55-8-206稲場方
電話: 03(3380)2490 (FAX兼)
シェイダさん裁判ホームページ:
http://www.sukotan.com/shayda/shayda_top.html
電子メール: pinktri@kt.rim.or.jp
(稲場) shayda@da3.so-net.ne.jp
(チームS)
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