座・高円寺で、夏の親子向けプログラム 『世界をみよう!』 の後半C, Dプログラム2作品を観てきました [A, Bプログラムの鑑賞メモ]。
モザンビーク出身でフランス拠点に活動するミュージシャン兼ジャグラー兼ダンサーによるソロです。 ヴォーカル・パーカッションや足踏みを交えつつ、踊るような身のこなしで、 身近なものをジャグリング風味にマニピュレーションしつつの叩いてリズムを刻んでいきます。 ジャグリングでは技を見せる程ではなく、踊るようにパーカッショニングする流れに組み込まれていました。 観客の参加はあまりありませんでしたが、最後は観客席に降りて盛り上げました。 タイトルは彼のルーツであるモザンビークから南アフリカにかけて住む民族シャンガーン (Changan, Shangaan) の言葉で「時」という意味で、 そのルーツに立ち戻ったプログラムだったようです。 シャンガンというと南アフリカ側ですが2010年代前半に流行った音楽 Shangaan Electro を思い出しますが、 むしろ電化される前のより伝統的なものを参照していたようでした。 木製の椅子を歩くように動かすことで脚でリズムを刻んだり、 頭の少し上くらいに放り上げで座面を叩いたりという、 椅子を操作しながらリズムを刻む展開が好みでした。
フランス南西部アキテーヌ地方のボルドーのカンパニーによる、 2名のパフォーマーによるボディ&ボーカル・パーカションのショーです。 2人の間でコミカルなやりとりをしながら、また、観客に拍手やヴォーカル・パーカッションを促しつつ、展開していきます。 声や足踏みでリズムを刻むのはもちろん、顔や手足はもちろん身体のあちこちを叩いて音を出していきます。 ヒップホップ的なリズムが基調にあったと思いますが、 口に水を含んで歌う曲はクラシックの Ravel の Boléro やオペラの歌でしたし、 Queen の We Will Rock You で拍手したりエアギターしたりとロックのネタもあったりと、 ネタにもバラエティを感じました。