短歌会 フランシーヌの会
HAPPY TANKA BALLOON
品評会 4月17日 1997年
品評会を神田の”みますや”にて開催しました。
会員4人、全員集まり、たまった短歌の量に圧倒され、短歌を歌う喜び
を伝えあいました。麗しいことです。
とりあえず西蔵氏の提案により、
会名を”フランシーヌの会”とすることに正式に決定しました。
その後、2月からたまった200首以上の短歌の品評を始めました。
週単位で作品をほぼ20首づつ見ながら、各自2首程度とりあげ、
絞っていくこととしました。
それをほぼ、12回繰り返し、その結果、2人以上選択したものから、
最後に絞る句を1人5首づつ選択しました。その結果、以下の9首が残りました。
<4票>
宮●君知るか 影なき鳥の 声響き ビルの谷間に 小雨そぼ降る
西●寒さ残る君の唇薄きゆえ花びら置いてぬくもり伝えぬ
<3票>
西●うすものの目につき染めしゆふぐれに木蓮の香に響く音(ね)探す
ひ●右の手を 軽く差し入れ 覗き見る 暖簾はさみて 主と私
<2票>
中●ゆったりと ひかりの中を 花粉舞う 数え尽くせぬ いのちの根となり
<1票>
中●夢のまま 大きな穴を のぞき込む いつ果てるのか わが建築
宮●風もなき 闇夜に浮かぶ 月うさぎ わが心の鼓(シン) 杵うつ音に
中●ひとりづつ 三途の川の 道程に 遠吠え聞くか 歌男ども
ひ●農夫さり 返されし土 つかのまの 緑いだきて 雹をまつなり
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