ホームヘルパー2級取得を目指して



スクーリング開始
スクーリング第8日目(第15回・第16回)最終日
平成15年3月6日
内容:「ケア計画の作成と記録、報告の技術」(1)
    「共感的理解と基本的態度の形成」(2)
    ケア計画の作成と記録、報告の技術」(2)
持ち物:テキスト「第3巻 家事援助・相談援助・関連領域」
     (テキスト「第4巻 実技・実習編」は不要)


10:00〜13:00,14:00〜17:00

3日目からと同じ、看護師で、看護・介護教育と共にケアマネージャーもされている先生が講師。今日でスクーリングは最終日なので、先生の講義を聞くのも最後。ちょっと寂しい気分。


ケアマネージメントの流れ
(1)入口(相談・スクーリニング・インテーク)
   ↓
(2)アセスメント(情報収集・分析、複数のニーズ・問題点の抽出)
   ↓
(3)ケース目標の設定(長期・短期目標)
   ↓
(4)ケア計画の立案・実施
   ↓
(5)モニタリング・フォローアップ
   ↓
(6)再アセスメント
   ↓
(7)再プラン
    〜終結するまで続く〜

ホームヘルパーは、(4)(5)にもっとも密接に関わってきます。サービスを提供していく中で、利用者さんの様子の把握を一番身近でできる立場にいるのがホームヘルパーであることから、精神や体調の変化などを的確につかみ、よりよいサービス提供につなげていくことが大切です。

さて、ケア計画を実際に立ててみました。事例研究として出された脳梗塞後退院直前の80歳独居の男性(詳しい内容はここでは省略)のケア計画を2つの班に分かれて立ててみました。親の介護をしている人が偶然3人(私も含む)こちらのグループに固まった為、やはりその3人が中心になっての話合いになってしまいました。要介護4を想定、上限を考えずに計画を立ててみなさいということで計画してみたら…1ヶ月40万強。訪問通所サービス等の1ヶ月の支給限度額は30万6000円。ということは、1割の3万600円プラス、差額分の10万円の支払が生じるという結果に。これは介護サービスの支払だけで、もちろん食費などの生活費は別です。先日週刊朝日に「一人暮しの老人は、実は贅沢」とありましたが、こういう計算をしてみるとなるほどなと感じます。私達が立てたケア計画は、決して無駄なものを入れている訳ではないのに、この通りです。なかなか厳しいです…。

介護保険サービスは、介護保険の認定で要支援・要介護に認定された方々が利用できます(在宅は要支援・要介護、施設は要介護1以上)。在宅の場合、デイサービス・ショートステイなどのサービスの他に、住宅改修(1住宅につき被保険者1人あたり20万円)・福祉用具購入(1年で10万まで/4月〜翌年3月まで)の補助が出ます。住宅改修・福祉用具購入はいずれも全額を支払った後で9割分の払戻しを受ける 「償還払い」 扱いになります。ケアマネージャーさんの仕事「居宅在宅支援」に対しての費用は、10割(全額)支給となります。また、この他に「横出しサービス」として、自治体独自で行っているサービスなどがあります。介護保険だけでなく、横出しサービスやボランティアなどを上手に組みあわせ、要介護者の自立支援を行っていくことが必要なので、自分の住む地域・ホームヘルプをする居宅がある地域のサービス状況をしっかり把握することが大切です。

今日でスクーリングは終了しました。残すは施設・同行訪問実習のみとなりました。

余談ですが、スクーリングが一緒だった方々とは、実習をしていくうちにとても仲良しになりました。スクーリング終了後、近くで打ち上げ会までしてしまいました。現場実習で一緒でない方とはこれで最後となり、かなり寂しい〜。資格が取れたら、また集まりましょうね!と連絡先を聞きあい、解散しました。
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