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作 : あやきち (谷口 文)



「あやきちの一言」のバックナンバー


 「綺麗になるには自分を知るべし!」 (1) ( 2000年 5月 23日 )   


 初夏の日差しも強くなり、各化粧品メーカーの紫外線カット商品や美白商品が気になる季節になりました。 今年は何を使おうかと迷ってしまいますね。ところで、みなさんは美容についてどう考えてます?  きっとこのサイトを御覧になっていること自体、とっても熱心なのでしょうね。今回は一緒に美容論について 考えられたら嬉しいです。                                          

 あやきちは自称美容フリークです。 それには訳があります。私立の女子中に入った 時、病気の治療で3ヶ月で13キロも太ってしまったの。その時初めて自分を「醜い」と 思いました。死のうと思ったことさえあるんです。 健康も失い、醜くなったあやきちは 絶望感と共に生きていました。それも、大学を出るまで。これを克服するには時間が かかりました。                                          

 まず、学校カウンセリングに通って心をケアし、親に内緒でエステに通い、エアロビク ス、ジャズダンス、食事療法(女子栄養大学の食品分析表はいつも手に持っていまし た)・・・。色々なことを試しました。やり過ぎて道で倒れて人に助けられたり、栄養不足 で髪が抜けたり、肌がカサカサになったり、生理不順になったり。痩せたら歯並びの悪 さが目立ったので歯の矯正をしたりと、私の10〜20代は美容への執着の旅でした。 そして、自分を知る旅でもあったと思います。自分に合った美容と心身の健康維持に ついて考えられたのは大収穫でした。だから、岡部さんのおっしゃる「心の及ぼす美容 への影響は大きいものがあります。」について、私も同感!! また、美容が及ぼす心 への影響も大だと思うの。「美容についての悩み」には元ダイエット経験者として、心理 学を専攻した者として、真摯に考えて行こうと思っているのです。

 某大手化粧品会社の研究所では「化粧心理学」なる本を出すほどです。 心と美容に ついては語り尽くせぬものがありますが、あやきちが思うに、美しくなるためにはまず 自分を心身共に知っているかが鍵になるのではないでしょうか。溢れる情報に惑わさ れずに、宇宙に1人しかいないあなたをあなた自身が知ること。そこからあなたが輝く 道が開けるのだと思っています。                                

 

「綺麗になるには自分を知るべし!」 (2) ( 2000年 6月 26日 )  


 原稿を書こうとして、しまった!と思ったの。岡部さんのエイジングの話とかぶってしま うかも! 岡部さんの「美容の話し」と一緒に見て貰えるといいかも知れません。   

 子供の頃、20歳以上まで生きているのはやめよう、なんて思ってました。それは子供 の頃の日記に書いてあるの。ネガティブなコドモよね。日本では「若さ」こそが女の魅 力という風潮があったし、子供の目から見ると、20歳以上の女性はオバサンとして映 っていました。昔はだいたいの女性は20代半ばには結婚して主婦になって、母になっ て、だんだんと輝きを失っていくように見えたの。今の女性は違うけどね。時代の違い ですかね。                                            

 大学勤務の頃、20代の男子学生5人に聞いてみた。「オンナと感じる年齢って幾つ?」 って。答えは5人中4人が「18歳!」だって・・・。 あやきちはつい、「果物だって買って すぐより日を置いた方が甘くて美味しいでしょ。女だって同じよ。」なんて言ってしまい ました。この発言自体がオバサン・・・だよね。ははは・・・。 学生達は「ナットク!」と 言ってたけど。 どう思う? 男性諸君!                          

 ところで、今のところ分かっている老化の原因はね、遺伝子、ホルモン、免疫系の機 能低下といった生き物の生体の内部に老化の要因があるとする内部的要因説と、生 き物を取り巻く環境や食事、病原菌といった外部に要因があるとする外部要因説に分 けられるんだって。それを止められればいつまでも若々しくいられるということよね。 でもね、若いのが美徳というのではないと思う。若いのと若々しいのとは意味が全く違 うでしょ。  若いというのは絶対的な若さで、若々しいというのは「同年代と比較して」 若いっていう前提がある。つまり活き活きしてるってこと。その基準として、何が挙げら れるかな。それは、視覚の影響を多く受けている人間にとっては「見た目」と「声」の要 素は当然当てはまるし、生き方、考え方からも伝わってくるよね。見た目としては表情 や肌、髪、爪の色艶。 声はトーンの高さと質。生き方、考え方はポジティブであること など。そういうことから伝わって「この人は活きてる!」と感じさせるんだと思う。

 あなたは、どんな風に若々しく、活き活きとする努力をしていますか? ちなみに岡部 美代治さんは不思議なほど若々しいです! 彼のエイジング哲学を聞きたいあやきち なのです。                                            




「エイジングの基本って肌かも?」 (3) ( 2000年 8月 7日 )    


 暑い日が続きますが、夏ばてしていませんか? 暑いけど、夏痩せする人が減ってるん ですって。エアコンで汗をかかなくなったことが原因だそうです。新陳代謝をしにくい環境 になってるんですね。                                        

 体の代謝が悪くなったように、肌の新陳代謝も不規則になった現代人。食事、睡眠の 乱れ、様々なストレス。これで肌のターンオーバーは乱れがちな人が多いんですね。 それに、日本人って洗顔しすぎで肌の常在菌が奪われすぎて過敏な肌の人が増殖中な んですって。美容の業界では物凄い勢いで洗顔の情報が増えて、アイテムも増えました よね。でもやり過ぎる人も多いの。角質除去のために洗顔やピーリングに勤しんでいま せんか?やり過ぎもいけないんですよ。ビフィズス菌がおなかを守ってくれているように、 肌の上の常在菌も大事な友達なの。菌との共生もバクテリアを増やさない大事な方法な のよ。                                                 

 毎年発表されるモードメークですが、今はキラキラ、ラメラメメークが主流。これだって、 肌が綺麗でなかったら映えません。色艶の良い透明感のある肌ならどんなメークもきま ります。男女ともに肌の色艶で魅力的かどうか判断されていると思います。顔色や肌や 髪の艶、目の輝き、表情など、その人本来の健康度が魅力を左右するのね。 人は視覚で大部分の情報を取り入れているから。                      

 ところであやきちはこの10年ほど、美しくエイジングする方法を考えてきました。基本的 には心理学を軸にしてきましたが、エイジングには学問の垣根は無いと思います。エイ ジングの方法はパーソナルなもので、自分自身が自分を知って試行錯誤しながら獲得 していくものじゃない?そして、私たちが手軽に生活に取り入れられる方法な何かな? とあやきちは考え続けました。                                  

 そして「肌」について究めてみようと思い、恵比寿のBelle Feuilleという「洗顔サロン」で 個々人の肌を健康に保つお手伝いをしています。 毎日の食事のように、肌に関われる ことを願って施術も化粧品も3,000〜5,000円に抑えました。品質は口コミで20年続いて いるので信頼性があります。もし、洗顔こそが、肌の健康こそが美の真髄だと思う方。 一度あやきちのお店にいらしてくださいませ。きっとあなた自身の発見と変革があるでし ょう。お待ちしています。(注:女性のみです。)                        

問い合わせ:Belle Feuille 03−5467−4649
   (あやきちの担当日は水曜日と第4・5土曜日)



「タッチセラピーの効果」 (4) ( 2000年 9月11日 )   


 ようやく涼しい日が多くなってきました。 今年の夏は暑かったね! やれやれ。今はまだ 気温差が激しいので、健康管理、気をつけてくださいね。                   

 ところで、皆さんはスキンシップしてますか?なんて急に聞かれるとびっくりしちゃうかな。 「医療の始まりはタッチ(触れること)である。タッチコミュニケーションなくしてコミュニケー ションは成り立たない。」とアメリカ・マイアミ大学医学部「タッチリサーチ研究所」のティファ ニー・フィールド博士は語っています。                               

 タッチセラピーは、赤ちゃんや子供にメリットがあると報告されてから世界中で注目される ようになりました。精神的に不安定な母親から生まれた生後一ヶ月から三ヶ月の赤ちゃん にマッサージしたところ、赤ちゃんが活発に動く時間が長くなり、あまりぐずらなくなってイラ イラが減少したという結果が出ました。 また、未熟児に毎日マッサージをしたら受けてい ない未熟児に比較して体重の増加が約47%も大きかったそうです。 その秘密は、マッサ ージすることで不安のレベルを低下させて、ストレスホルモンを減らして気分を良くし、心身 の状態を良い状況に向かわせているからなんですって。                    

 さらに、お母さんがマッサージすると、子供との情緒的な絆が深まって愛情豊かな子供に 成長するという効果も報告されています。これらの効果は1983年の10月にフロリダ州で 行われた小児科会議で発表されてから注目され続け、効果と可能性が小児科だけでなく ヘルスケア関係者を含め各専門家から注目されているのです。私たちって五感を持った 動物なんだもの。やっぱり触覚の刺激は大事。                         

 あやきちも洗顔サロンBelle Feuilleでマッサージを行ってますが、やっぱりマッサージは 気の交流があって、リラックス効果、血流改善、筋緊張の緩和、鎮静、不安減少という 効果大だと感じます。それだけでお肌の問題が解決することさえあるんですよ。経済的で 手軽なセラピー。是非お試しください。                              



「みかけって何だろう!」 (5) ( 2000年 10月10日 )    


 みかけって気にしてる?「人をみかけで判断してはいけません」って言われたことない? ホントにそう? あやきちはちょっと考えちゃうよ。だってみかけで判断されることって多く ない?                                                

 みかけって大昔から人類が気にしてたことです。友達が最新モードを身につけてたら気 になるように、私たち人類は「みかけ」を追い求めてる動物なんですよね。 それを文化 人類学や社会心理学で説明されると妙にナットク!してしまうんだけど、刺痕文身(刺青) 割礼、中国の纏足から始まり、現代のピアス、歯列矯正、植毛、美容外科まで、私たちは 身体変工にこだわってる。美容外科の技術って、まずユダヤ人の鷲鼻を治すために随分 と開発されたそうなんです。それには歴史的な問題も多々あったんだけどね。鷲鼻を治す =みんなと一緒になって共生しやすくなる、というレベルで始まったものが、実は差別を大 きく意識させたという事実まであって、みかけを意識するあまりに功罪がありました。   

 私たちは視覚でほとんどの情報を得ているので、どうしても「みかけ」を意識します。 でもね、あやきちが「みかけ」で一番問題に感じていることがあるの。それは表情なん です。                                                 

 ある美しい女社長と出会いました。彼女には講演の依頼をしようと思ってたの。そつの 無い人で、いつ会っても完璧! でもね、あやきちは気になることがありました。 彼女の 表情。 文句のつけようも無いほど綺麗な女性なのに、 何度会っても表情(声も顔も)が 硬いんです。30代後半の女性の余裕が全く感じられない。 とても悩みましたが、最後は その表情のためにお断りしないといけないことになりました。                 

 「笑う角には福が来る」と昔の人は言いました。実はそれこそが「みかけ」の真髄なので はないかとさえ思うのです。その人の余裕、豊かさというものは、完璧に作られた外見だ けでは足りないの。 人が心を開けるような表情こそが、人に心を開かせ、豊かな未来を 運ぶのだと思うの。あなたはどう思う?                              




     「心の健康を保って美しくなる!」 (6)  ( 2000年 11月14日 ) 


 よく分かっているようで分からない自分の心。目に見えないのですぐには理解できない ですよね。そこでチェック。心の健康を保つのが美しくなる秘訣です!           
                                                    
 今回は心を健康に保つために必要な条件を挙げました。自分に欠けているものをチェ ックしてください。 それが、心の健康を回復し、心を強化するための鍵になります。 そして、美しさを保つ元にも!                                  


1. 十分な睡眠をとっていますか?                                 
2. 十分な休養をとっていますか?                                
3. 身体は健康ですか?                                      
4. ストレスを発散する方法をもっていますか?                         
5. 自分だけのための時間を持っていますか?                         
6. 家庭、職場、学校、近所付き合いなどで、良い人間関係が維持できていますか?  
7. 信頼できる人が一人でもいますか?                             
8. 困った時、帰っていける場所がありますか?                        
9. 仕事と遊びなどのバランスがとれていますか?                      
10. 自分自身の幸福(成長)だけでなく、社会全体の幸福(成熟)も追求していますか?
11. 心にゆとりがありますか?                                  
12. 希望(夢、生きがい、目標)がありますか?                        
13. 心に柔軟性がありますか?                                 
14. 心に復元性(自分を見失わない)がありますか?                     
15. プラス思考ができますか?                                  
16. 心のバランス(思考と感情など)がとれていますか?                  
17. 内なる敵(怒りや怠惰など)と対決していますか?                    
18. 自尊心が保たれていますか?                                
19. 信頼感が保たれていますか?                                
20. 愛がありますか?                                       


この20項目が全部○だったら完璧!でも欠けてるものがあっても大丈夫。      
日々心がけることで心の余裕が出来ていつもニコニコでいられるでしょう。      
笑う門には福来る!美人にもなる!                             



「美容法が21世紀に目指すもの」 (7)  ( 2001年 1月22日 )  


 21世紀になりました!みなさんはお元気ですか?あやきちは新年早々、「洗顔サロン ベルフォイユ」後継者に なりました。大忙しで新しい原稿が書けなかったの。お久しぶりです。

 ところで、あともう少しで3人に1人が65歳以上という時代が来るという発表がありました。このページを読んで いる方の年齢は様々でしょうけれど、皆さん、エイジング(加齢)についてどのように考えていますか?これからは 「病気」になってから「治す」ことよりも、人間が幸福に感動をもって生涯をまっとうするための手段を前もって 開発し、あらかじめ対策を練っておくことが大切になります。高齢化社会において上手エイジングしていくためには、 化粧品の役割は極めて大きなものがあるらしいよ。

 薬事法では「人の身体を清潔にしたり美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚もしくは毛髪を健やかに保つ目的で 身体に塗擦・散布その他、これに類する方法で使用されるもので、人体に対する作用が緩和なもの」とありますが、 これからの化粧品、化粧法はもはやこの定義におさまらないでしょうし、またおさまるべきものではないかもしれ ません。エイジングを支える「健康維持剤であり健康維持法」、「予防医薬品であり予防法」、「若さ維持剤であり 若さ維持法」という大事な役割を演じ、そして大切な地位を占めるでしょう。

 すでに研究されていますが、「心と体のつながり」を「良循環」に保つには全ての感覚に快適な刺激を与える ことであると言われて久しくなりました。これに化粧品、化粧法が加われば生涯にわたって「感動」をもって美しく エイジングしていけるのです。これはもう、生活の一部にしない手はありませんよね。年を重ねることなんて怖くない !みんなで元気に美しく年を重ねましょう!




「自己愛主義でいいのだ」 (8) ( 2001年 3月19日 )   


 最近あまりみかけなくなった○姉妹。いいですよね。肉体的で。人工的で。どこまでが本物でどこからが嘘なんでしょ。 あやきちもあくせく働かないであんな風に毎日綺麗にしてパーティーでニコニコしてたぁ〜い!(*パパ急募です。 その前に体作っておかないと・・・。)

 さて、彼女達を見るにつけ、「自己愛」という言葉が頭をよぎります。きっとどこかのパパに夢と希望を与えて ギブ・アンド・テイクしてるのかも知れませんが、ほとんどのところ、彼女達の自己愛を満たす為の露出なのではないか?? と思うのです。2000年は自己愛を満たされたことでしょう。

  自己愛。Narcissism。どちらも日本語で言うと印象の良い方向には行きませんが(なんとなくワガママで イジワルっぽいというか)、実はみんな持ってるし生きる上で大事なこと。赤ちゃんの自己愛レベルなんて、 すごいじゃない?これが無いと生き残れないんです。「わたしなんて・・・」と儚げなこと言って、すごく地味に 見えてもちゃんとスイスイと世渡りしてる人がいるでしょ?裏自己愛主義だったりします。生命力の源ですよ。 自己愛は。だから自己愛を育てましょう。

 そこでです。自己愛を満たすポイントをお話しましょう。それは「良い人間関係を作ること」です。親友でも、 恋人でも、伴侶でも、家族でも、信頼出来る相手に話を聞いてもらうと、気持ちが楽になって心が健康になります。 自己愛が満たされるからなんですね。無視されることほど自己愛が傷つくことはありません。特に一生懸命努力し、 苦しんでいるのに誰も認めてくれなかったらなおのことです。注目し、安心感を与えられ、同調される。 これが自己愛を満たされる最良の時なのです。

では、「良い人間関係」を保つにはどうしたら良いか。それは、自分も相手を注目し、安心感を与え、同調して相手の 自己愛を満たしてあげられる人になることなんです。人の自己愛を簡単に傷つける人は付き合いがうまくいかず、 トラブルを抱え込むことになりますし、自分のことばかり優先する「未熟な自己愛」主義者に愛情を注いでくれる ような人は現れないのです。

○姉妹は大丈夫かな?





「人に迷惑かけないで一生終わるだぴょん」 (9)  ( 2001年 5月 7日 )  


 ようやく爽やかな季節になりました。この季節の変わり目で体調を崩した人 も多いと思います。それに、花粉症。スギ花粉が落ち着く頃なので、ひと安心 な人も多いでしょうね。元気に頑張りましょう!

 ところで、「亭主を早死にさせる十か条」ってご存知ですか?ハーバード大 学のJ.メイヤーという教授が発表したものなのですが、ちょっと考えてみて!

1. 夫をうんと太らせる
2. 酒をうんと飲ます。砂糖、菓子をうんと食べさせる。
3. 特に大切なのは、夫をいつも座らせておく(運動不足にする)。
4. 飽和脂肪酸(牛豚の脂身など)を沢山食べさせる。
5. 塩分の多い食べ物に馴れさせる。
6. コーヒーをがぶ飲みさせる。
7. いつも「タバコ」を勧める。
8. 夜更かしさせる。
9. 休暇旅行に行かせる。
10. 最後の仕上げに、終始文句を言っていじめる。

 ということです。怖いですねー。旦那様方、これに当たってたら身の危険を 感じてくださいね。奥様方、こんな酷いことはやめてくださいませ。お願いだ ぴょん。


 これから本格的に高齢化社会がやってきます。それぞれが自分の身を守るの は当然のこと。離婚も多いので第2、第3の結婚があってもおかしくない時代 ですけどね、その時にちゃんと自分の心身の管理はしていないとアブナイで す。何故アブナイかと言うと、社会の保障がほとんど無いから。

 新内閣発足で騒いでるけど、これからも自分の身は自分で守るしかない。そ れが鉄則なのです。




「10年若く美しく見える方法」 (10)   ( 2001年 6月12日 )  


   ついに梅雨入り。鬱陶しいけど、この時期は水滴と水滴がぶつかりあってマイ ナスイオンを発生させるので、体にはとてもいいのです。台風一過の後、なん だか清々しい気持ちになるでしょ?これもマイナスイオンのおかげ。環境汚染 のために私たちの周りにはプラスイオンがいっぱいです。大気汚染、栄養の少 ないファーストフード、携帯やパソコンや電子レンジの電磁波・・・。免疫力 が低下するばかりです。雨の多いこの時期、束の間の自然の恵みにあやかりま しょう。

 ところで、あやきちが美容に関心を持ったのは4歳ごろ。どうして人はお化粧 するの?香水で良い香りをつけるの?綺麗な洋服を欲しがるの?ヘアスタイル を気にするの?と、疑問に思うことが沢山あった。綺麗になりたい人が多いな ら、将来は美容師になろうと心に誓ったのでした。

 最初にあやきちが専門的に美容の文献で学んだのは、アドリアン・アーペル 著、幸田シャーミン編・訳の「HOW TO LOOK TEN YEARS YONGER(10年若く美し く見える方法)/サンケイ出版(1981年)」という本で、11歳の時でした。 40歳の著者が18歳の娘と並んだ写真で著者の方が若かったのも衝撃なら、才色 兼備のキャスターとして名高かった幸田シャーミンさんがジャン ピエール  フロリモンでメークアップ・アーティストの免許を取っているということにも 感銘を受けたものです。美容は奥が深いに違いない!と感じ、11歳のあやき ちは、学校の勉強よりも熱心に勉強したのです。

 この本には、エイジング(加齢)をどう食い止めるか、エイジングとどう付 き合うかということに対してのノウハウとテクニックが各方面から紹介されて いて、その視点は美容的であり、医学的でもあります。今、日本の雑誌などで 紹介されているものよりもっと詳細で具体的で、今の情報と精神性として同じ ものを感じます。それは、私たちの外面的部分には内面の「美」が含まれてい ると判断されていも仕方がないということ、そこに、外面的な美しさを極める 意味が出てくるということです。

たった一度の人生。だからこそ、健やかに美しくエイジングして生き、去りた いものです。10年後のあなたは、今のあなたよりも健康で美しくありますように。



「あやきちの一言」  ( 2001年 8月21日 )   

「魅力的な人物になる方法」 (11)   


   今回の話題は、どうやったら魅力的な人物になれるか。あやきちは子供の頃か ら、魅力的な人物になりたいと思ってました。でも、あやきちの策は失敗だら けだった。その原因と、実際に魅力的と言われている人の観察、そして心理学 的な考察を含めて答えを出しましたので参考にしてね。

 簡単ですが、人の心を引きつける人物は、「人の願望を具現化している人」で す。綺麗になりたい人は綺麗な人を見ると魅力的だと思うし、マッチョになり たい人はマッチョな人を見ると魅力的に思います。東大生になりたい人は東大 生を魅力的に思うし、歌手になりたい人は歌手を魅力的に思います。 でも、願望というものは個人個人で違うから、ある人からは魅力的に思われて も、ある人からはそう思われないというのが常ですよね。例えば、ジョディ・ フォスターのように夫を持たないで人工授精で子供をもうける人をかっこいい と言う人もいれば、反対に強い嫌悪感を持つ人も大勢いるわけで。あちら立て ればこちら立たず。これが現実ですから、魅力的な人物になるためには「全て の人から魅力的に思われたい」という願望をすっぱりと捨てないといけませ ん。「より多くの人から魅力があると言われたらそれにこしたことはない」。 第一にそう修正しましょう。

 そして第二に、「自分の願望実現に邁進すること」です。魅力があると言われ たくて願望実現するのではなくて、願望実現に邁進するのが楽しくてそうする のです。逆にしたらダメ。

 魅力に乏しい、影の薄い人とは、願望を具現化していない人です。願望を自覚 していないから行動が伴わないし、自制心が大きすぎて行動に移せないという こともあります。今持っている信条で自縛しないことが大きなポイントです (例えば、金持ちになりたいと思うのは品が無い、とか思わないこと)。 私たちは人生を謳歌するために生きてるのだ、という快楽主義の人生哲学。そ れに徹するくらいじゃないと、リードすることなんて出来ないのです。いっそ のこと自分の願望に忠実になって自分を満足させて、自分が自分に魅力を感じ るようにした方が、断然お得な人生なのです。

ところで、あなたの願望は、元気ですか?元気なら、きっと魅力的に思われる でしょう!



「あやきちの一言」  ( 2001年 8月21日 )   

「先入観をなくすと楽しいかも」 (12)   


 あやきちは夏休みが取れないので、時間があれば体力が続く限り遊ぶことにしました。 その一つ、USJにいきなり行くという(無?)計画をついに成し遂げたの。休日の前日から 大阪入りして、1日USJでエンジョイした。楽しかった!でも大変だから良い子はマネしないでね(笑)。

 仕事を終えてほぼ終電で大阪入りしたあやきちは、初めて見るたこ焼き屋さんの屋台を発見。 ラーメン屋さんとかおでん屋さんに匹敵すると思うけど、これだ!直感で飛び入りして、あやきちは とりあえずビールとたこ焼きを注文してほっと一息。その時の話です。

 大阪の流儀なのか? 知らない人にも人なつっこく話しかけてくれる。その会話の中で、何度も言われた のが「お姉ちゃん、顔、キッツイなあ。性格もキッツイのやろな。」です。この年で「オバサン」と言われ なかったことに胸をなで下ろしながらも、ちょっとマジに考えちゃった話題でした。

 この日、仕事で疲れてたあやきちは、遊びモードになりきれてなかった。きっと、キツイ顔をしてたので しょうね。脳が緊張していると、どうしても顔の筋肉が緊張しちゃう。そういうこと分かってても、 なかなかコントロール出来ないのが人間なのです。でも、顔がキツイのと性格がキツイのとは、違うじゃない? 人は、約80%以上を視覚で判断してますから、見た目で決めるもの仕方がないのですが。緊張モードを 引きずってたことと、「東京から来た」と言ったためにその場の数人が「東京の女はキツイ」と先入観を 持ってたことから、あやきちのことはどんどん「キツイ女」と評されて行ったのでした。更に、阪神ファン ではないことも発覚したために、ますます孤立しちゃいました。とほほ。

 人には、偏見や思い込みがあるのが普通です。それが、よりどころになるのですから。核心になってると 言ってもいいかも知れない。個性に近いものとして愛すべきものかも知れない。ただ、それが度を越すと、 ある時には人生を狭くしてしまうこともあるんじゃない?

 先入観を無くして豊かに生きたが勝ち、そう思うのがあやきちの先入観で、偏見で、思い込みです。



「あやきちの一言」  ( 2001年 9月18日 )   

「『笑う』美容と健康」 (13)   


 秋ですね。暑い暑い夏はコリゴリ!と思いながら、秋の風にセンチメンタル になっちゃう。

 いや、センチメンタルになってる場合じゃない!悲しげなお顔はいけない わ。笑いましょう!だって、笑うことってとっても大事なんだもの。

 「笑う門には福来る」って言うでしょ?これ、本当に大事なことなのね。 「笑い」は今や治療法にまで発展しているのです。ここ20年ほどなんだけど ね。「笑い」を発生させる「ユーモア(humor)」の語源「umore」の意味は液体 で、中世ではエネルギーが体液や感情の状態を左右して、健康や性質までをも 決定すると思われていたのです。それに、快活な性質(humor)は血液に関連し てて、怒りっぽければ胆汁、無気力なら粘液にそれぞれ関連すると言われてた んですって。

 「笑い」を初めて治療法に採用したのは医学者のノーマン・カズンズ氏だと 言われています。1964年に出版した「Anatomy of an illness」の中で、極度 の痛みを伴う炎症性疾患「強直性脊椎炎」に罹ったカズンズ氏は、「笑い」治 療を自らに施して、15分間爆笑した後は2時間安らかに眠れるし、血液検査で も炎症の度合いが低下することを発見しました。素晴らしい発見です。

 その後「笑い」は研究され、ストレスホルモンの数値を正常に戻す、免疫力 強化、血行促進、首や肩の筋肉のリラックス、リラックスする、コレステロー ルや中性脂肪値を落ち着かせる、痛みが和らぐなどの効果が分かりました。そ して、相手にも楽しい感情を与えるのでコミュニケーション効果が高まり、好 印象を得られたりと、人間関係上の社会的効果も大変大きいのです。赤ちゃん の無意識のあどけない笑顔だって自分にとって良いことを沢山得る為の本能の 1つ。幸せを得たかったら、大人だって可愛く笑わなきゃ、損しちゃうか も・・・?

 健康で美しく生きるには「笑い」の絶えない楽観主義とポジティブシンキン グが良さそう。何しろ、タダで出来るというのも素晴らしいではないですか。



「あやきちの一言」  ( 2001年10月16日 )   

「美容整形の前に・・・」 (14)   


 最近流行りのプチ整形。きっとトライした人も多いでしょう。今は時代が変わってそれほど悪い印象ではなくなりました よね。メディアでも、一般の方が変身して堂々と実名で出ていて、驚かされます。

 あやきちが大学に入る時、同じ高校だった子が2人、出来る限りの整形をしたのを思い出します。大学の入学式では 声以外別人になっていて、なんだか寂しかった。しかも、本人達のコンプレックスは跡形もなくなってて、自信に満ち溢れて まさに生まれ変わったという印象でした。手術前の彼女達は個性的なルックスで、それがコンプレックスだったなんて思いも 寄らなかったけど、無くなって人生が好転するならば、精神的にポジティティブになるならば、やる価値があるのではないかと 思いました。

 ただ、ちょっと考えて欲しいことがあります。女性なら誰でも(男性もそうですが)美しくなりたいという願望を持っています。 自分自身がグレードアップした気分になれるからかも知れません。でも、一度美容整形を受けて次々と手術を受ける人がいて、 切りが無い人もいます。飽くなき美の探究をしても一向に満足出来ない人。こういう人は、「自己不全感」に陥っていると考えて 良いでしょう。

 意識しているか、していないかは別として、常に人と自分を比較して、「何か自分には足りない」、「欠けている」、「自分は不完全だ」、 「どこかが劣っている」という焦燥感に陥っている場合、何度美容整形しても自己不全感は解消しません。もっと本質的な問題は、 その自己不全感を払拭することです。

 人は、みんな不完全な存在です。どんなに頑張っても、何度人生をやっても完全は得られないもの。完全を求めて自分を駆り立てる のではなく、ほとんどの人は「まあ自分はこんなものだろう」と折り合いをつけながら生きているのよね。具体的なコンプレックスは 解消しながらね。

 自分の「形」を変える前に、今の自分を「不完全だけど、かけがえのない存在なのだ」と肯定してあげてね。カウンセラーの力を 借りても良いと思う。そうすれば、迷える美の探究者になることはないと思います。



「あやきちの一言」  ( 2001年12月25日 )   

「みんなお疲れさん」 (15)   


 寒くなりましたね。早い夕暮れ、なんだか切なくなりますよね。年末が近い のをひしひしと感じます。みなさんはお元気でお過ごしですか?

 さて、気持ちが落ち込む、ふさぐ、何の希望も無い、といった気分、ありま せんか?と同時に、根気が無くなる、集中力が無くなる、頭の回転が鈍くな る、何をしようとしてもおっくうになるといった「思考や行動の抑制」、だる い、疲れやすい、後頭部、首から方のまわりにかけて重苦しくなったり痛みが あったり、動悸、下痢、便秘、月経不順などの「身体症状」、その他、睡眠障 害や食欲不振などはありませんか・・・?なんて言ったら、沢山の人がYes! と答えそうで怖いのですが。

 こういう症状のある人で、自分自身に劣等感を持って、自信が持てなかった り、たまに自殺を考えてしまったりしたら要注意です。しっかり治したいよ ね。

 ただし、同じような症状が起こるうつ病とは、多少の違いがあるのね。たと えば、うつ病と比べて思考や行動の抑制が軽く、取り返しのつかないことをし てしまったとか、不治の病にかかってしまったというような妄想を抱くことが 無ければ大丈夫。かえって周囲の人や環境のせいにして周りを攻撃しているく らいなら、まだ大丈夫。周囲の人は大変な思いをしているでしょうけれど!  ただね、依頼心が強く、自分に自信が無く、ちょっとしたことでくよくよし て悩んだり、調子の良い時しか頑張れないという性格が問題になることはある みたい。学校や職場では人間関係がこじれやすくて、本人にとっても大きな悩 みになってしまうし。最近、こういう性格の人は多いようですよ。周囲も、本 人も疲れちゃうよね。

 こういった性格の人を、学問的には抑うつ神経症と言うようで、治療の現場 では抗うつ剤の投与とか、精神療法が行われたりします。治療にあたっては、 医師だけでなくて家族や周囲の人間の協力が不可欠です。長い目でみないとい けないのね。

 綺麗にもなりたいけど、心に余裕が無いと輝けないものよ。人は1人ではな いのだから、なんだか変だな、と思ったら、治療者をちゃんと頼ってね。現代 人は色々あるのだから、心配しないで。大丈夫!



                             To be continued




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