愛知万博誘致予定地(海上の森)見学／３

市役所をそそくさと出ててから、また尾張瀬戸市まで歩きます。真夏の昼間ですから人通りは少ない。たまに近所の人が歩いている位で静かなものです。これから結構厳しい山歩きが待ってる事を予測せずに、案内をしてくれる上杉さんに電話をしたのです。

	自動車でお迎えに来てくれたのは上杉さん。ありがたい事です。地元の植物研究家で山歩きが趣味。自宅に水中食虫植物は保存している庭もあって羨ましいばかり。
	海上の森の入り口、吉田川付近から赤池まで伸びる山道です。ここの左側に吉田川がありまして山中では沢蟹の子供が見られた。入り口付近はまだ平坦で近所には田圃も農家も点在しています。
	矢田川です。画面中央の下に見えるのは子供で、川遊びをしている最中。左側の岸辺は既に護岸でコンクリになって芝生が植えてあります。別に護岸しなくてもいいような気もするんですが、とにかく川で遊べる風景が残っている。万博が決まればこれも無くなるのでしょうか？
	吉田川の滝、私の背丈ほどしかありませんが、この沢に蟹も住んでます。入山してから数十ｍも行って無い、場所にあります。

入山すればそこは薄暗い山道、少なくとも直射日光は防いでくれる枝葉に感謝しながら、見て回る海上の森は、湿気が多くて沢近くには細かい虫が一杯飛んでいました。上杉さんは、あちらこちらを指さしながらモンゴリナラだとか、アベマキだとか、コナラだとか、樹木の名前を教えてくれるのですが、どうも今一つ判別付かないもんで生返事しながら少しずつ傾斜がきつくなる山道を、ゆっくりと歩き続ける事にします。

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