愛知万博誘致予定地(海上の森)見学/4
赤池に向かって歩いてゆくと途中で小さな池に案内されます。この後に見るどの池は、どちらかというと沼に近いですし大型の魚は住んでなさそうです。シオカラが池の表面をスイスイ飛んでいて自然を満喫できます。(って地元の人には当たり前の光景なんだろうが)
| 赤池の手前の池、ここに淡水エビがいる。手網で表面をすくっただけで、捕まる位に大量発生しているのだが、この近所の池には見られない。理由は不明。 |
| 赤池、対岸まで15m位の小さな沼に近い。ここも水辺はコンクリになってまして、田んぼの用水用のため池でしょう。池の表面を覆っているのはヒシ。 |
| サギソウです。「滅び行く日本の植物」(築地書館)から引用すると、日本で一番に個体数の多いラン科の植物で、群生する性質を持ち、本州・四国・九州の各地で見られたが、乱獲と自生地の消滅で絶滅寸前と言われている。未使用低地の湿地が生息域の為に、近年の開発とマニアなどの乱獲により消滅と絶滅の状態。実際に見た感じは非常に弱々しく可憐な花です。花弁をつばさを広げた白いサギにみたてた名前はきれいで美しい響きもありますが、想像より小さくて注意しなければ踏みつけてしまいそうです。 |
| モウセンゴケです。WWFのパンフレットによるとトウカイコモウセンゴケと名前が載ってますが、これが該当のものかどうかは不明。桃色の小さな花が伸びてくるのですが今回はあんまし見られなかった。根元の赤い色の部分が食虫する部分で、ベトベトした粘液を出して虫が引かかるのを待っているわけです。これも小さい、手のひら乗せてもまだ余る位な感じで、一株の直径が5cmも無いでしょう。山道の横側に自生してたりしていても、指摘されないとまったく気がつかない。 |
池を後にするといきなり急な勾配と高低差の激しい山道、道も細い場所もあり案内してくれる上杉さんは平気で歩き回ってますが、日ごろの運動不足か、写真を撮る暇も話をする合間も無くただ回りの草木の説明を聞いいるだけになる、
やっとこ開けた場所に出るとそこは湿地でした。