98/MAY/26   きゃー、おめでとう−若之花


 

第66代横綱昇進!なんてビッグなニュースなんだろう。

今場所も頑張ってるなあ、って思っていたけど、いつの間にか優勝していた。で、2場所連続優勝となり、横綱昇進の条件を満たした。

でも、大関なら勝ち越ししていれば、基本的にとやかく言われることはないだろうけれど、横綱だとどうなんだろう?最低でも2桁は必要なのかしら?あの身体で、2桁の勝利を続けることって可能?引退時期が早まるのでは?と心配は尽きない。

でも、若乃花の横綱昇進というのは、頑張ることの意味を再確認させるできごとだろう。身体だけの勝負の世界でも、小さい身体の持ち主が頂点に立てる。その事実は確かだ。確かに親譲りの運動神経など、その他の要因があったとしても、絶対的に不利である現実を跳ね返したのだ。

そのための努力と根性、強い意志。どんな状況でも己を信じ続けること、他人と比較してくさらないこと。彼が成し遂げた事実から振り返れば、そんなところが要点かもしれない。

我が身を振り返ると、反省、それ以外にない。もっとも、彼と私を比べること自体無意味なのかも知れないが。

これからも、どうか若乃花らしい相撲を続けて下さい、勝つときも負けるときも。

 

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