Ani_002.gif (31587 バイト)

お母さんのための

日経新聞入門講座

Lin_104.jpg (3585 バイト)

VOL015-キャッシュフロー  98/JUL/24 朝刊19面「キャッシュフローが変える企業経営」

24日25日、2日間に渡る記事です。このキャッシュフローという言葉、流行してます。是非、押さえておいていただきたいところです。

勘定合って銭足らず、という言葉をご存じですね。広辞苑によれば、「勘定に間違いはないが、現金が不足する。」だそうです。これを会計的に読み替えるとすると、損益計算書上は利益が出ているけれど、現金が無く、経費等の支払や借入金の返済などに窮すること、となるでしょうか。また、広辞苑はこうも定義しています。「理論と実際とが一致しないこと」、これは記事中にあるノキアというフィンランドのメーカーの財務担当者の言葉、「現金が現実、利益は見解の問題」と合致していますね。

「資金繰り」という言葉はお聞きになったことがあると思いますが、企業は現金無しでは活動ができません。どんなに売上があったとしても、その売上金を現金として回収しないことには、その売上を上げるためにかかった経費などを支払えません。だから、企業はいつでも現金収支には気を配っているはずです。

このキャッシュフロー(=「現金収支」)は、上記のような日々の支払のための資金繰りみたいな意味ではなく、企業が如何にして現金を獲得し、それをどのように配分しているのか、ひいては、それが効率的な配分であるのかどうか、を見極める手段として、注目を集めているのです。

 

日本経済新聞社 http://www.nikkei.co.jp/

 

BACK   NEXT    TOP    HOME