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お母さんのための

日経新聞入門講座

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VOL016-売掛金     番外編2

番外編として、今回は売掛金を取り上げてみたいと思います。

掛け売りは、代金を販売時点で回収するのではなく、一定の期日後に回収するシステムです。いわゆる「つけ」ということですね。企業が別の企業に販売する場合、この掛け売りというのが一般的です。この場合の、未回収の売上代金が、売掛金ということになります。だから、ほとんどの企業の貸借対照表には、売掛金という資産項目が計上されています(もし、お手元に決算公告などがあったら、是非確認して下さい。資産の部の流動資産の中にあります)。

前回、資金繰りということを少しお話しましたが、この売掛金をきちんと回収できないと、「黒字倒産」、つまり、利益がでているのに倒産すること(販売すれば売上高が計上され、利益が計上されます。しかし、売掛金がいくらたくさんあったとしても、売掛金を回収して現金にしなければ、手元の資金は増えないので、仕入代金などを支払うことができません。)にもなりかねませんので、企業にとって売掛金管理は非常に重要なことです。

売掛金の回収期日は、取引の前に予め企業間で取り決めをします。例えば、月末締めの翌月末払とか、20日締めの翌々月末払とか様々です。また、回収の方法も、回収期日に全額を現金で回収する場合や、一部手形を混ぜて支払う場合、全額を手形で支払う場合など、これもまた様々です。

 

日本経済新聞社 http://www.nikkei.co.jp/

 

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