1通目


Subject:2/1のことですが。
Date:Sun, 26 Jan 1997 16:14:41 +0900
From:Shimizu Rinzo
Organization:poet
To:"Shirouyasu(yasuyuki) Suzuki"
References:1

さきほど岡田幸文さんから電話がありました。
基本的にはぶっつけ本番でいいですが、鈴木さんがあまりパソコンやネットワークについて難しい話をすると聞いている人がわからないと思われるし、それが心配だ、というようなことをおっしゃっていたとのこと。
僕としてはいつも鈴木さんのサイトを見ていて、特に曲腰徒歩新聞のような、日常性とかかわりのあるようなところから話したらどうかと思いました。
僕はデジタルカメラを持っていくつもりでしたが、映像出力はどうも舞台ではできないようです。ビデオを持っていけば、それは機械の部屋のほうでできるようですけど。
資料として、鈴木さんと僕の粉川さんの本の書評をコピーして配るのはどうでしょうか。
あと僕は息子がパソコンとキーボードで作った音楽を流してもらおうかなと思っています。
資料はページメーカーを使って、新聞ふうにしてもいいかな、とも思います。
ということで、2/1よろしくお願いします。
あるいは、このmailやりとりをそのまま印字して見せても面白いかなとも思いました。
ではでは。
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E-mail////shimirin@kt.rim.or.jp
pcs35778@asciinet.or.jp
清水鱗造(Rinzo Shimizu)
http://www.kt.rim.or.jp/~shimirin/

Subject:Re: 2/1のことですが。
Date:Mon, 27 Jan 1997 01:26:17 +0900
From:srys@m1.catnet.or.jp (Yasuyuki Suzuki)
To:Shimizu Rinzo


清水鱗造様
前略 Mailboxを見る前に、電話してしまいましたが、先ほど電話でお話ししたことは、清水さんがMailに書いていられることと、わたしのインターネットに対する考え方や、そこから問題にしたい点だったと思います。清水さんが書かれている
僕としてはいつも鈴木さんのサイトを見ていて、特に曲腰徒歩新聞の>ような、日常性とかかわりのあるようなところから話したらどうかと思いました。

という即時性のこと話題にするのは賛成です。ただ、その前にインターネットを全然やったことのない人には、「曲腰徒歩新聞」がどういうものか、言葉で説明しただけでは分からないのではないかと思うのです。そこで、wwwのブラウザーを起動する場面や、ホームページからホームページへリンクを辿っていく画面をビデオで見せたらどうかと思うのです。その画面をビデオに取れたら持っていきましょう。

 わたしの現在のインターネットについて関心事は、「詩の電子図書室」というサイトを作ってそこに「清水哲男の書棚」として『スーピチ・バルーン』のイラスト付で全編や、その他に「書棚」として辻征夫さんの『ボートを漕ぐおばさんの肖像』、八木忠栄さんの『にぎやかな街へ』をいずれも全編掲載したりしているので、著者の承諾は得てあるのですが、インターネット上の著作権など問題、またそれらの詩集を横書きで掲載しているので、情報メディアであるインターネット上での表現としての言葉の意味の発現の仕方と紙の上での意味の発現の仕方との違いなどということです。
 鱗造さんは、現在インターネットのブラウザーでは、現在横書きが主流だが、やがて縦書きが出来るようになるといわれましたが、わたしはインターネットが普及すると本も横書きになるのではないかと思うのです。それは、日本語の書き言葉に影響を与えることになるのではないかと思うのです。インターネットの普及はそういう意味を持っているのではないかと。情報メディアであるインターネット上では、詩は情報密度高い言葉の集合体ということですよね。詩にたいする意識の仕方も変わってくるのは避けられないと。先走りかも知れませんが。
資料はページメーカーを使って、新聞ふうにしてもいいかな、とも思います。
ということで、2/1よろしくお願いします。
あるいは、このmailやりとりをそのまま印字して見せても面白いかなとも思いました。

結構です。よろしくお願いします。

ではまた、草々 1997年1月27日 1時28分

 ◆///// 鈴木志郎康 [Name]Sirouyasu(Yasuyuki) Suzuki
◆◆◆ [Adress]***** Tokyo, Japan
◆◆◆ [Telephone]:*****
[Internet]srys@m1.catnet.or.jp & http://www.catnet.or.jp/srys/
[Profession]Writing & Filmmaking


鈴木志郎康―清水鱗造 往復書簡('97.2.1「なまもの」のための) 目次前頁(はじめに)次頁(2通目)
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