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Review: Vessela Dantcheva: Anna Blume (アニメーション); Johannes Nyholm: Sagan om den lille Dockpojken (The Tale of Little Puppetboy) (アニメーション)
嶋田 丈裕 (Takehiro Shimada; aka TFJ)
2010/05/02

昼過ぎには谷中を経って日暮里から新宿へ。パークタワーホールで 『イメージフォーラム・フェスティバル2010』プログラムP 「特集 手への回帰:ドローイング・アニメーションの力1」 を観てきました。特集の3プログラムのうち、ヨーロッパの最近の作品をメインとしたもの、ということで。

一番の期待は、Dadaist の Kurt Schwitters の詩 An Anna Blume (1919) に基づく ブルガリアの Vessela Dantcheva: Anna Blume (2009) [予告編 @ YouTube]。 もっとナンセンスかと思いきや普通にシュールでした。それでも充分に楽しめましたが。 制作会社 FinFilm の YouTube チャンネルで他の作品もいろいろ見られますが、 あと、差別問題を扱った公共広告のシリーズが良いです: 障害者エイズ (HIV)性的少数者 (LBGT)ジプシー (ロマ)難民。 あと、Ivan Bogdanov と共同監督した Wake Up (2002) が可愛いです。

最も笑えたのは、スウェーデンの Johannes Nyholm [YouTube チャンネル] のクレイアニメーション Sagan om den lille Dockpojken (The Tale of Little Puppetboy) シリーズ (2008-)。 ちょっと下品でくだらないところも良かったり。

(以上、談話室への発言として書かれたものの抜粋です。)